映画「死霊館」あらすじ・ネタバレ・解説

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1968年、超常現象研究家として名高いエド&ロレイン・ウォーレン夫妻は、同居しているという、デビーともう1人の女性から相談を受ける。

異変が立て続けに起きたため、2人はほかの霊媒師に相談した。すると、デビーが母親からプレゼントされたという、その人形に「アナベル・ヒギンズ」という少女の幽霊が憑りついており、そのせいで異変が起きているという。そこで、不憫に思った女性たちは、その少女アナベルの幽霊に「一緒にいていい」と許可したのだという。

ところが、そこから事態は悪化し、ウォーレン夫妻に相談したのだった。ウォーレン夫妻は、その霊は実は悪魔であると見抜き、神父に除霊を依頼する。結果、2人は平穏な生活を取り戻したのだった。エドは、そのアナベル人形を譲り受け、コレクションに加える。

1971年、アメリカ・ロードアイランド州ハリスヴィル。一軒家にペロン一家が引っ越してくる。夫婦と5人の娘がおり、7人の大家族だった。

だが、入居翌日から奇妙な現象が次々と起こる。愛犬がすぐに死亡し、時計がなぜか「午前3時7分」で止まっていた。さらには、娘たちにも何かに憑りつかれたかのような奇妙な行動をしていた。末っ子のエイプリルは、何者かに導かれるようにして、池のそばでオルゴールを拾う。

ペロン夫妻はウォーレン夫妻に相談する。ロレイン・ウォーレンは調査を行い、購入した家に凄惨な事件が起きていたと明らかになる。バスシーバという女性がその家で出産するも、生後間もなく彼女は我が子を殺害し、悪魔に捧げようとしていたのだという。

ところが、夫に発見され、バスシーバはその直後、「この土地を奪う者は呪ってやる」との言葉を残し、首吊り自殺をして亡くなっていた。その時刻が「午前3時7分」であったのだという。バスシーバは魔女の血筋であったことも判明する。

その後も1930年代、売却されたその敷地では子供の失踪、母親の自殺、子供の溺死、メイドの自殺などが立て続けに起こり、所有者が変わっても同様のことが起きていたのだった。そうした事実が判明した直後、テープレコーダーが勝手に流れ、悪霊の声が響き渡る。時計はまたもや「午前3時7分」を指していた。

ウォーレン夫妻がさらなる調査を行っていたところ、ロレインはバスシーバ同様、悪霊が「子供を殺して、悪魔に捧げる」ことが目的であると気付く。今回もまた、母キャロリン・ペロンに娘たちを殺害させ、さらにはキャロリンに自殺させようとしているのではないかとロレインは見抜くのだった。

ペロン一家は、家を離れてモーテルに宿泊することとなった。だが、母キャロリンが娘のクリスティーンとエイプリルを連れ、行方をくらませてしまう。ウォーレン夫妻は、キャロリンが娘たちを自宅へ連れて行ったと考え、急行する。

まずはクリスティーンを救出し、その後、キャロリンを教会に連れて行こうとする。だが、家から出した途端に火傷を負ってしまう。連れ出せばキャロリンの身も危ないと考えたエド・ウォーレンは、その場で悪魔祓いを敢行するのだった。

家の周りを鳥が旋回し、ぶつかり始める。魔女の悪霊は最後にあがくのだが、ロレインの説得もあり、除霊が成功する。ようやく平穏が訪れ、末っ子のエイプリルが拾ったオルゴールは、ウォーレン夫妻のコレクションに加えられるのだった。

解説

冒頭のアナベル人形が登場する「アナベル事件」については、その後に起きたペロン一家を襲ったバスシーバの悪霊事件とは直接的な関係はない。

魔女であるバスシーバの悪霊に憑りつかれて、次々に子供の不審死・女性(母親)の自殺が起こる。今回のペロン一家でもキャロリン、そして娘の身に危機が訪れるのだが、超常現象研究家として名高いエド&ロレイン・ウォーレン夫妻によって未然に防がれるのだった。

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