大予言(世にも奇妙な物語 1991年1月3日放送)あらすじ[ネタバレあり・結末まで]

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「大予言」前半部分(ネタバレなし)

福田良一(吉田栄作)は、恋人の前島由紀(松本伊代)と、有名な予言師ガルーダが出演する生放送番組を観覧していた。

ガルーダは、殺人事件が解決されること、そして航空機事故が起きると予言する。その直後、良一が選ばれ、彼の予言が行われることになる。ガルーダは、良一が「13日の金曜日に死ぬ」と言う。

「13日の金曜日」は3日後だった。良一は、番組を見た人々から好奇の目で見られる。そんな中、ガルーダの予言通りに時効間近の殺人事件が解決される。由紀は心配するが、良一は予言を信じなかった。

良一はマスコミに追い回されるようになり、注目を浴びて内心喜んでいた。だが、サインをねだられた女子高生の「もらえてよかったぁ。もう二度ともらえないもんね」という一言にショックを受ける。

最初、注目を浴びて調子に乗っていましたが、次第に予言が当たるのかと次第に心配になっていく心の移り変わりが描かれていきます。果たして本当に予言は当たるのでしょうか…

「大予言」後半部分(ネタバレあり、結末まで)

航空貨物便の事故が、ガルーダの予言通り起きる。幸い、けが人は出なかったが、空港が閉鎖される大騒動となる。ますますガルーダの予言の信憑性が高まり、良一も気が気でなくなる。

13日の金曜日を迎え、良一もさすがに平静ではいられなくなっていた。良一は会社を早退し、マスコミから逃げるようにして自宅へと戻る。

酒を飲んで気持ちを紛らわせ、23時30分を迎える。あとわずかで1日が終わろうとしていた。人々がカウントダウンする中、ついに「13日の金曜日」が終わる。だが、良一は無事に生きていた。

安堵の表情を浮かべる良一だったが、彼の家の前に集まった人たちは「死ななきゃつまらない」「死んでよ」「死ね、死ね…」などといった言葉を口々に言って良一のもとへと詰め寄っていく。

事件や事故に巻き込まれて命を落とすことが恐ろしいと思っていたところ、一番恐ろしいのは人々の心、群集心理だったというオチでした。ネットの世界では心無い言葉が飛び交うこともあり、このようなことが起きている気がします…

「大予言」制作情報

・脚本:浜田金広

・演出:鈴木雅之

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