黒魔術(世にも奇妙な物語 1991年2月14日放送)あらすじ[ネタバレあり・結末まで]

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「黒魔術」前半部分(ネタバレなし)

長谷川洋(高嶋政伸)は、純粋で人を疑わない奈々(増田未亜)と結婚した。奈々は、セールスマンの押しに負けてインチキ健康食品を購入させられたり、生命保険に次々と加入させられてしまうが、そんな妻のことを愛していた。

週末、洋は課長の自宅でのバーベキューに招かれるが、そこで奈々は課長の妻からイヤミを言われ続けてしまう。そんなことがあった翌週も、課長から「妻が奈々さんに料理の手ほどきをしたいと言っているんだが、どうかね?」と言われて洋は困惑する。

洋は、奈々のために書店で料理の本を買い込む。そこにあった「黒魔術」の本を彼は手に取り、一緒に購入する。奈々は課長夫人に料理を習うが、その途中、奈々は包丁を取り上げられて指に怪我を負う。

さらに課長から「スキーに行かないか?」と言われ、奈々の身を案じる洋。だが、奈々はそんなことをつゆ知らず、捨て犬を拾ってきて「飼い主が現れるまで飼っていい?」と言う。

洋は、黒魔術の本に書いてあった「意地悪な相手から身を守る方法」を試す。苦手なカエルをペットショップで購入し、生贄に捧げる。その翌日、課長夫人は交通事故に遭ったため、洋は黒魔術の効果があったのではと恐ろしくなる。

黒魔術を実行に移し、実際に課長夫人が事故に遭って死亡してしまいます。そんな彼にどのような展開が待ち受けているのでしょうか。

「黒魔術」後半部分(ネタバレあり、結末まで)

洋が家に帰ると、奈々は団地の隣人たちから「一人で募金活動をしてちょうだい」と無理難題を押し付けられていた。洋が課長夫人のことを伝えると、奈々は「お気の毒ね」と意地悪されたにも関わらず心配そうな表情を浮かべていた。奈々は犬がいなくなった後、今度は猫を飼い始めていた。

洋は、団地の隣人たちを呪い、カエルを生贄に捧げる。すると、彼女たちは課長夫人と同様に交通事故に遭っていた。

洋は、すっかり黒魔術の虜になっていた。そんな彼は、会議に必要な資料を家に忘れてしまっていた。洋が家に帰ると、奈々が黒魔術の儀式を行っていた。洋に気づかない奈々は、ウサギを殺して生贄に捧げ、「生命保険が入って、贅沢な暮らしができますように」と奈々はつぶやく。

そこで洋は、奈々が拾ってきた犬や猫が儀式の生贄として使われ、「黒魔術の主は僕ではなく奈々だった…」と気づく。

飼っていた犬が急にいなくなっていることが伏線となっており、「あれ?」と気づかれた方も多いのではないでしょうか。洋の生命保険に次々と加入していたのも伏線ですね。奈々のキャラの振り幅があり、ゾクッときます。

「黒魔術」制作情報

・脚本:棟居仁

・監督:一瀬隆重

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