転校生(世にも奇妙な物語 1994年3月30日放送)あらすじ[ネタバレあり・結末まで]

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「転校生」前半部分(ネタバレなし)

姫野栄子(瀬戸朝香)は、美人でクラスメイトからも人気があり、修平(岡田秀樹)という彼氏もいた。ある日、栄子のクラスに「姫野栄子」という同姓同名の転校生(浅野麻衣子)がやってくる。

その転校生は暗い印象で、勉強も運動も苦手でクラスメイトからは「B子」と呼ばれてしまう。栄子は、B子を気遣って声をかけていたが、その優しさが逆に辛いB子は、「じゃあ、あなたがB子になってみる?」と言う。

栄子は「私にできることがあったら言って」と言うと、B子は栄子の彼氏・修平とデートさせて欲しいと言うのだった。栄子は、B子の頼みを聞いて、修平とデートさせる。栄子は「B子を好きになるわけがない」とたかをくくっていた。

一見、「B子を気遣う優しい栄子」と思えますが、やはり栄子の本心は異なっており、B子はそれに気づいていました。修平とのデート以降、二人の関係は大きく変わっていきます。

「転校生」後半部分(ネタバレあり、結末まで)

デートの翌日、B子は表情も明るくなり、髪型も変えていた。B子と修平が仲良さげに話していて、さらにはキスしようとしているのを見て慌てた栄子は、階段から足を踏み外してしまう。

転げ落ちて意識を失った栄子は、入院することになる。お見舞いにやってきたB子に、栄子は激怒する。だが、B子は平然と「修平さんは私のものよ。それだけじゃなく、クラスメイトも私のもの」と言い放つ。

「あなたにそんなことできるわけがない」と本音をぶちまけた栄子に、B子は「親切そうな顔をして、あなたが一番バカにしてたのよ。だからこんな目に遭うのよ」と言う。

栄子は退院し、学校に戻る。だが、席につくとクラスメイトは「あなた誰?そこ、栄子の席よ」と言う。栄子はB子に詰め寄るが、それを止めにきた教師もまた「君は誰だ?」と言う。

栄子はクラスから追い出され、教師の点呼を聞きながら「なぜ…なぜ私が?」と呆然とする。

B子に完全に彼氏やクラスでの居場所を奪われてしまった栄子。クラスで忘れ去られてしまうという展開は、階段から転げ落ちてまだ意識が戻らない栄子が見た夢…とも考えられますね。

「転校生」制作情報

・脚本:沢村一幸(両沢和幸)

・演出:木下高男

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