「見たら最期(世にも奇妙な物語)」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) テレビディレクターの杉山次郎(筧利夫)は、心霊番組の制作を行っていた。その中で、旧家を訪れ、大原千鶴子という女性に取材をさせてもらう。大原は、室町時代から伝わるという日本人形を見せ、取材に応じる。

2) 杉山は、撮影したVTRを見て、そこに日本人形の霊体が映っていることに気づく。そこから、同行した心霊評論家の吉村、大原、AD、カメラマンら、取材に参加したりVTRを観た人物が次々に死亡する。杉山は、偶然とは片付けられないと考える。

3) 杉山は、進藤プロデューサーに放送中止を申し入れるが、プロデューサーは応じない。杉山は取材テープを奪い、逃げ出す。その直後、追いかけた進藤は階段から転げ落ちて死亡する。

4) 杉山は、女性ディレクターとともにクルマで逃げ出す。走り出したところ、彼女に杉山は「一緒に乗り込んできたのは誰?後部座席にいる・・・」と言われる。杉山は後部座席を見ると、そこには日本人形の霊体が乗っていた。女性ディレクターは、左から出てきたトラックを避けるため、ハンドルを切る。その先のガードレールに直撃し、2人は死亡してしまう。

詳細なあらすじ

テレビディレクターの杉山次郎(筧利夫)は、心霊番組の制作を行っていた。その中で、旧家を訪れ、大原千鶴子という女性に取材をさせてもらう。大原は、古い桐の箱に入った日本人形を取り出し、その人形の由来を話す。

室町時代、母娘が冬の山中で迷い、凍死してしまう。春になり遺体は発見されるが、その発見者は「人形に呼ばれた」と話していたという。その人形は、娘が持っていたものであり、それを所有するようになった大原家に、代々伝わっていた。千鶴子は、「母には、絶対に取り出すなと言われていまして」と言われていたが、テレビ取材に応じて、取り出してしまう。

その様子を、杉山たちはVTRに収める。その場では何事もなく、同行した心霊研究家・吉村は、「あれは、どう見ても明治時代以降のものだ。室町時代から伝えられているというのは、眉唾だろう」と指摘する。

だが、テレビ局に戻った杉山は、VTRを確認して驚く。大原の隣に、日本人形そっくりな霊体が浮かび上がっていた。プロデューサー・進藤も乗り気になり、放送で反響間違いなしだ、と喜ぶ。

そんな中、吉村が原因不明の急死を遂げる。偶然であろうと考えられたが、杉山は薄気味悪さを感じずにはいられなかった。さらに、大原、取材に同行したADやカメラマンも謎の死を遂げ、偶然では片付けられないのではないか、と感じ始める。

杉山は、恐ろしくなって進藤プロデューサーに放送中止を申し入れるが、「俺もお前もあのVTRを観たが、大丈夫だったじゃないか」と言う。プロデューサーが聞き入れないため、杉山は、VTRのテープを持って逃げ出す。杉山を追った進藤は、直後に進藤は階段から落下し、死亡する。その背後には、日本人形の霊体がそこにはあった。

杉山は、VTRを持って、女性ディレクターとともにクルマに乗る。走り出したところ、彼女に杉山は「一緒に乗り込んできたのは誰?後部座席にいる・・・」と言われる。杉山は後部座席を見ると、そこには日本人形の霊体が乗っていた。

女性ディレクターは、左から出てきたトラックを避けるため、ハンドルを切る。その先のガードレールに直撃し、2人は死亡してしまう。

結局、VTRはお蔵入りとなる。テレビ局員に事情を聞くタモリは、「もう、これ以上、このVTRを見た人はいませんか?」と訊くが、テレビ局員は「それが・・・」と言ってタモリに耳打ちをする。タモリは話を聞いて、この番組を観ている視聴者たちが、このVTRを観ていると言いたげであった。

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