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「臨床犯罪学者 火村英生の推理 第7話 朱色の研究 後編」あらすじ・ネタバレ

      2017/01/14

火村英生(斎藤工)は、「黄昏岬殺人事件」「夜明け前の殺人」などの関係者を集め、「この中にいる犯人に対し、挑戦状を送ろうと思います」と告げる。

火村は、正明の母・真知(高橋ひとみ)に、「あなたは、ゲーム感覚で楽しんでいる」と言われ、貴島朱美(山本美月)は「あなたがこの人を呼んだからこんなことになったのよ」と責められる。朱美は、オレンジ色の夕陽を見て、過去の放火事件のトラウマが蘇って叫び出す。

貴島朱美(山本美月)の叔父・陽平(大高洋夫)がオランジェ橘というマンションの一室で殺害された「夜明け前の殺人」、2年前に朱美が慕っていたピアノ講師・大野夕雨子(上野なつひ)が殺害された「黄昏岬殺人事件」、6年前に朱美が遭遇した未解決の放火事件「真夜中の放火犯」が全て繋がっていると考え、関係者を黄昏岬に集めたのだった。

関係者が集められる前、火村と有栖川有栖(窪田正孝)は、鍋島刑事(生瀬勝久)らと協力し、黄昏岬殺人事件の手がかりを探す。夕雨子は、崖の下で撲殺された後、さらに崖の上から石を投げ落とされていた。「撲殺した時間と、石を投げ落とした時間には、その間が空いていた可能性がありますね」と火村は指摘する。

夕雨子の死亡現場で、火村は「人が殺意を持つことは否定しない。だが、それを行動に移す人間のことは許せない」と言う。

難波洋検事(松澤一之)は、シャングリラ十字軍の指導者・諸星沙奈江(長谷川京子)に家族を誘拐され、脅されていた。諸星が移送される途中、難波は同行することになる。そこで、諸星の脱走の手引を強制されていたのだった。

火村たちは、夕雨子が殺された際、現場近くにいた元京都府警の刑事・吉本(平泉成)に話を聞きに行く。吉本は、インテリア用品店を営んでいた。2年前、吉本は絵を描きに行った際、夕雨子の撲殺に使われた石を発見したのだという。

火村は朱美の悪夢について再び話を聞く。6年前の放火事件以来、見る悪夢には、亡くなった宗像庄太郎(田口主将)に陽平がガソリンを浴びせていた。

彼女は、自分が庄太郎を憎んでいたと火村に打ち明ける。陽平は事業に失敗し、庄太郎の家に身を寄せるようになった。そこで、陽平は、庄太郎に金の無心をするごとに「お前は生きる価値がない」と言われており、その言葉がまるで自分に向けられているかのように感じていたのだという。そこから、庄太郎のことを恨むようになっていたのだった。

火村は、「君が見た光景は、現実だったのではないか?それを夢と思い込もうとしたんじゃないか」と指摘する。

朱美の従兄弟である宗像正明(鈴之助)、正明の母・真知(高橋ひとみ)、正明の後輩・六人部四郎(山本裕典)らが到着する。そんな彼らを火村は、黄昏岬に呼び出していたのだった。彼は「この中に犯人がいる」と断言し、その犯人に向けて挑戦状を突き付ける。

真知は、朱美に「どうしてあんたは、そうやってウチに不幸をもたらすの?」と言う。自分を責めた朱美は、オレンジ色へのトラウマと相まって叫びだす。

火村は、吉本の絵を見て、あることに気づく。だがいつになく歯切れが悪く、「明日までに答えを出す」と言う。

諸星が移送されている中、難波検事の携帯電話にメールで画像が送られる。妻と娘が囚われている画像であり、諸星は「子供はコウノトリが連れてくる」と言う。

火村は、関係者を黄昏岬の別荘に集める。「夜明け前の殺人」「黄昏岬殺人事件」「真夜中の放火犯」が複雑に絡み合っている、と言う。

まず、火村は「黄昏岬殺人事件」を解き明かす。夕雨子が定位置にいたのは、吉本が定位置に置いていたトラックが影を作っていたためだった。だが、太陽の位置は動くため、それに合せて夕雨子は動く必要があった。だが、椅子の位置は変わっていないため、午後2時から3時が正確な犯行時刻であった。

正明と真知は、ダイビングをしていたため、アリバイが成立する。陽平は、釣りをしており、アリバイがあった。さらに、「黄昏岬殺人事件」では、流木で撲殺した犯人と石を投げた犯人が別であると指摘する。

撲殺した犯人は、石を投げるよう別人に依頼していた。だが、撲殺した犯人は衝動的に流木で殺害してしまい、石を投げる犯人に弱みを握られまいとして、椅子に座らせたのだった。

この石を投げた男は、陽平であった。そして、流木で殴ったのは六人部だった。六人部は、「真夜中の放火犯」の事件で、陽平が庄太郎にガソリンで焼死させたのを目撃していた。そのことで陽平を脅し、石を投げさせたのだった。

ところが、陽平は逆に六人部が石を投げる前に殺害していたことを知り、「夜明け前の殺人」で口封じのために六人部は陽平を絞殺したのだった。そして、「真犯人に脅されていた」とウソをつき、それを火村らに信じさせることで、容疑者の圏外に出ようとしていたのだった。

六人部は、真知に好意を寄せながらも、夕雨子に誘惑されて心が動いてしまった。そんな自分が許せず、衝動的に夕雨子を撲殺してしまったのだと自供する。

難波検事は、諸星を移送するクルマの前に、コウノトリが宅配便と書かれたトラックを見つける。その中に家族がいると思い、難波検事はクルマのハンドルを強引に右に切る。事故を起こしたクルマの中から、諸星は悠然と降り立つ。そして、逃亡に成功するのだった。

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