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「モンタージュ 三億円事件奇譚 前編」あらすじ・ネタバレ

      2016/06/26

簡単なあらすじ

1) 鳴海大和(福士蒼汰)は、通学途中に腹部から血を流す東海林明(香川照之)と出会う。彼は、「お前の父親は、3億円事件の犯人だ。いいか、誰も信用するな。周りの人間は信じるな」と告げた後、絶命する。

2) それからまもなく、顔が潰れた遺体で父親が発見される。大和は、父の遺品である剣道の防具から、血液の付着した五百円札を発見する。その札は、3億円事件で盗まれた札とナンバーが一致していた。

3) 未来の両親が失踪し、大和と小田切未来(芳根京子)を探し始める。未来の父親が持っていた本に挟まれていたメモを頼りに、大和たちは軍艦島を訪れ、そこで旧紙幣で3億円を見つけ出す。船で本島に戻ると、そこには関口二郎(遠藤憲一)刑事がいた。関口に命を狙われ、さらには殺人の罪を着せられて指名手配されてしまう。

4) 指名手配されながらも、大和は死亡した東海林の過去を探り始める。そんな中、頼っていた塾講師・鈴木泰成(劇団ひとり)に裏切られ、3億円事件の証拠となる五百円札を奪われてしまう。一方、生きていた大和の父は、かつて働いていたジャズバー・HERBIEを訪れていた。

起:「3億円事件」との出会い

鳴海大和(福士蒼汰)は、小田切未来(芳根京子)とともに、長崎県最南端の軍艦島に小型船で向かっていた。そのきっかけとなったのは、2009年の出来事だった。大和は未来との通学途中で、おびただしい量の血痕を見つける。その先には、腹部から血を流す東海林明(香川照之)がいた。

虫の息の東海林は、大和を父・鉄也(唐沢寿明)の息子であると確認した後、「お前の父親は、3億円事件の犯人だ。いいか、誰も信用するな。周りの人間は信じるな」と言い残して死んでしまう。

関口二郎(遠藤憲一)刑事は、大和たちに事情聴取をする。そこで、東海林は府中警察署の元刑事であることが判明する。その3日後、父親が東京で死亡したのだと知る。遺体確認に出向くが、その遺体は顔を酷く損傷しており、所持品から鉄也であると断定された。大和は、東海林の最期の言葉を思い出していた。

大和は、父親の葬儀で、父の若い頃の写真が一枚もないことに疑問を抱く。「母と出会う前の親父は、どんなことをしていたんだろう…」とつぶやく。未来の父・武雄(デビット伊東)は、「君のお父さんに剣道を教えてもらい、父親のように慕っていた。だから、君のことも家族のように思っている。良かったら、一緒に暮らさないか?」と提案する。大和は、その日から小田切家に居候するようになる。

承:小田切夫婦の失踪

大和は高校卒業後、フリーターとして働くようになった。その一方、3億円事件について調べるようになる。大和は、3億円事件を実行した犯人が自分であったら…という妄想を抱くようになる。

無為に過ごす大和に対し、未来は「大和は大和の人生を生きればいいんだよ」と、やりたいことをすべきであると言う。

大和は、父・鉄也の形見の剣道着を、未来の父・武雄に渡す。だが、「鳴海」という刺繍された垂ネームは鉄也に返される。大和は、その中に血の染みこんだ旧・五百円札が入れられていたのを発見する。

紙幣のナンバーを調べると、3億円事件で該当したナンバーが記されていた。そんな大和の元へ、武雄がやってくる。彼は、甲手の中に入っていたメモを見て、垂ネームを調べにやってきたのだった。だが、紙幣は既に大和が取り出していた。

武雄は、妻に「鉄也さんが軍艦島にいたって話、知ってるか?」と話をしていた。その話を、盗聴する人物がいた。その日から、武雄たち夫婦は行方不明となってしまう。未来のことを心配し、予備校講師・鈴木泰成(劇団ひとり)がやってくる。3人は、手がかりがないか、自宅を探す。

そんな中、書斎で大和は軍艦島に関する書籍を見つける。その書籍には、メモが挟まっており、「地獄段」と、軍艦島の場所が記されていた。一方、未来は自宅の電話履歴を調べる。それは、軍艦島近くの釣り船屋の電話番号だった。大和と未来は、小型船を操縦して軍艦島へと向かう。

転:軍艦島

軍艦島に辿り着いた大和と未来は、メモに書かれていた「地獄段 2号棟の最終階段 側面 石垣 星印」を参考に、その場所を調べる。石をどけると、その先には袋が置かれていた。その中には、やはり血にまみれた旧・一万円札の束が詰まっていた。

大和と未来は、紙幣の入った袋を持って軍艦島からボートで戻る。すると、ヤクザと関口刑事がやってきて、紙幣を奪おうとする。だが、そこで鈴木がやってきて2人を逃がす。

関口は、大和の残していったリュックサックからバールを取り出し、それで目撃者であるボート屋の店主を殺害する。

鈴木は、行方不明となった武雄のことを心配してやってきたのだという。鈴木の助けで、大和は札束を入れるスーツケースを購入して予備校に泊まらせてもらう。大和と未来は、札束をスーツケースに移し替える。その作業中、血の染みこんだ札束を見て、未来は「これのせいで、大和のお父さんが…私のお父さんやお母さんも…」と泣き出してしまう。

翌朝、大和と未来が貸しボート屋の店主殺害の罪で指名手配されていたことを知る。武雄夫婦の行方を調べるためにも、大和は「あの刑事がいない警察署に出頭して、事情を話すしかない」と言う。

大和は、スーツケースをロッカーに預け、鍵を鈴木に渡す。大和は出頭しに向かう途中、コンビニに立ち寄る。

大和は、クルマに残った銃弾を見せるが、担当刑事は「これから君たちを中央署に移送する」と、関口刑事のいる警察署に移送させようとする。車内で、未来はトイレに行かせて欲しいという。コンビニには、あらかじめ大和たちが荷物を置いていた。

未来は、ダイナマイトに模した発煙筒を手にし、大和ともに逃げ出す。逃走経路とは別の場所にライターを落とし、大和たちは逃げおおせる。

関口は、沢田慎之介(西田敏行)代議士に大和たちが逃亡していると報告する。「今度は失敗するなよ」と言われ、9年前、東海林を殺害したことを思い出していた。

大和たちは、博多へと逃亡していた。そこで、警察官・水原大輔(ムロツヨシ)に声をかけられるが、鈴木に言われてきた予備校生・中野夏美(杉咲花)がやってきて難を逃れる。夏美により、スーツケースは大和の元へと戻った。

大和は、夏美に依頼して、マスコミに向けての旧・一万円札と怪文書を投函してもらう。大和は、3億円事件の真相を隠蔽したい人物たちが裏にいると思い、「これで無闇に俺らを逮捕できないはずだ」と考えていた。

夏美は、鈴木に大和たちの行動について話を聞こうとする。だが、鈴木は「これ以上巻き込むわけにはいかない」と言い、護身用にスタンガンを持たせて夏美を帰らせる。夏美は帰り道、関口に拉致される。関口は、大和と未来の行方を訊く。

夏美は、「2人の居場所まで案内します。そこで私を解放してください」と言う。鈴木が夏美に渡していたスタンガンには、GPSがつけられていた。夏美の居場所を、鈴木はPC上で確認していた。

夏美のGPSでの位置が、大和たちのいるビジネスホテルに近づいていることから、鈴木は大和たちに「すぐその場を離れろ」と伝える。

夏美は、関口とともに繁華街を歩いているところ、水原刑事に声をかけられる。夏美は事情を訊かれるために交番に行き、何を逃れる。一方、大和は旧紙幣を川に投げ、目眩ましを行って東京へと向かう。

結:東京へ

1967年、川崎雄大(野村周平)は軍艦島を出て、東京にやってきた。だが、頼りにしていた住み込みでの仕事がなくなり、路頭に迷っていた。川崎は、ポン引きの望月竜(渋谷謙人)がヤクザに絡まれているところを助ける。そこに東海林刑事が現れ、難を逃れる。川崎は、しばらくの間、竜の家に居候することになる。

大和は、3億円事件の現場である府中刑務所前にやってきていた。その後、大和は東海林のことを調べる必要があると考え、1人で調べることにする。不安がる未来に、「1人はしない。必ず戻る」と言う。

大和が外に出ると、そこには夏美と水原刑事がいた。水原刑事は、旧紙幣を見て、大和たちに力を貸すことになる。大和は、水原刑事とともに、土門茂に東海林のことを訊きにやってくるが、土門は既に他界していた。茂は、東海林の亡くなった年にひき逃げ事故で死亡したのだという。

土門は、東海林の遺品を引き取っていた。東海林の遺品を調べると、そこに軍艦島の本があった。その本には、紙幣の入った袋があった「65号室」に印がつけられていた。そして、地獄段には、川崎雄大の写真が挟まれていた。その雄大とは、大和の父親だった。

川崎は、土門の知り合いであるバーで仕事を見つけることができる。そんな中、刑事・沢田慎之介(三浦貴大)に再会する。沢田は、川崎とともに軍艦島出身であった。沢田に川崎は、「自分がここで生きているという意思を持て。それを世間にぶつけてやれ」と言う。

沢田は、後に議員となり、民和党の幹事長となっていた。テレビ番組に出演し、3億円事件についてコメントを求められ、「興味ないですね」と発言していた。だが、沢田は関口に大和を「いいかげん、処刑しろ」と命じる。

水原刑事の祖母の家に身を寄せる未来は、水原の祖母の「無言電話を受けている」という話を聞き、その電話が父親の携帯電話からかけられていると知って驚く。未来は、公衆電話で自宅に電話をかけてしまう。未来は、関口に呼び出され、スーツケースを持って姿を消す。

大和は、鈴木に連絡して一緒にGPSを追跡する。未来は、GPS付きのキーホルダーを持っていた。未来が五百円札を持っていないことを知り、関口は未来を人質に大和をおびき出そうとする。

関口は未来といる中、何者かに撃たれる。意識を取り戻した関口に、大和は黒幕が何者なのかを訊く。だが、関口は口を割らなかった。大和は、「五百円札を渡す。代わりに、未来の両親を解放しろ」と関口に交渉させようとする。

そんな中、大和は鈴木の用意した食事を口にして眠ってしまう。目を覚ますと、五百円札と関口の姿が消えていた。関口は、3億円事件の真相を追っていたのだった。

大和は、「俺の負けだ…切り札を持っていかれたら、もうダメだ」と諦めようとする。だが、そんな大和に未来は「これは勝ち負けなんかじゃない。私の両親、私の命もかかっているの。私のことを守るって言ったでしょ?私を1人にしないでよ」と言い、大和は再び黒幕に戦いを挑もうと考える。

大和は、切り札として父が勤務していたジャズバー・HERBIEを訪れようと考えていた。だが、そこに一足早く現れたのは、杖をついた雄大だった。店主は、雄大が生きていたと知り、驚く。

後編:「モンタージュ 三億円事件奇譚 後編」あらすじ・ネタバレ

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