真田丸 第35話「犬伏」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 徳川家康(内野聖陽)は、上杉討伐のために出陣する。その機に乗じ、石田三成(山本耕史)は家康に反旗を翻す。大谷吉継(片岡愛之助)もまた、三成に味方し、諸大名たちをどう寝返らせるための策を練っていた。

2) 昌幸は、下野国・犬伏で三成からの書状を受け取り、三成が挙兵したと知る。自らも挙兵し、家康の首をとろうとしていたため、三成の挙兵するタイミングが早く、計画が狂ってしまったのだった。

3) 昌幸は、下野国・犬伏で信繁(堺雅人)、信幸(大泉洋)たちと話し合う。昌幸は、「徳川、豊臣のどちらにもつかず、長期消耗戦の後に、領地を取り返す」と提案する。一方、信繁は豊臣か徳川、いずれかにつくべきであると主張する。信幸は、「私が徳川につき、父上と信繁は豊臣につく。勝った方についていた者は、他方の者たちを全力で救う」という案を提示し、3人はその案に決める。

4) 3人は、酒を酌み交わし、再会できることを願うのだった。翌朝、信幸は、昌幸と信繁を上田に向かわせ、徳川側に「昌幸・信繁が離反した」と告げることにしたのだった。

詳細なあらすじ

徳川家康(内野聖陽)は、上杉討伐のために出陣する。その機に乗じ、石田三成(山本耕史)は家康に反旗を翻す。真田昌幸(草刈正雄)は、上杉に味方すると宣言する。

稲(吉田羊)は、父・本多忠勝(藤岡弘)から、真田が徳川を裏切るようであれば、知らせるように書状を寄越してきた、と昌幸に報告する。「私は、真田の家に嫁ぎました。父に真田の情報を伝えることは致しません」と言う。昌幸は、「よう言うた。そなたは、真田の嫁じゃ」と手をとって話す。

信繁(堺雅人)は、戦のために出立する前、大阪城で秀吉のことを思い出していた。一方、上杉景勝(遠藤憲一)は徳川の10万の兵を迎え撃つため、準備を進めていた。

三成は、大谷吉継(片岡愛之助)に「同心願いたい」と依頼される。吉継は、「今日はもう遅い。泊まっていかれよ」と言う。吉継はその晩、「儂は、あの男が来ることを願っていたのかもしれないな」と考えていた。

吉継は、三成は「勝てるかどうか分からぬと言うような男に、命をあずけることはできぬ。挙兵するなら、必ず勝つという気概なくしてどうする」と叱る。そして、「まずは、秀頼公の名のもとに、老衆から外す。そして、家康がいかに殿下の意向に背いてきたか記して弾劾する…儂が、そなたを絶対に勝たせてみせる」と言うのだった。三成は、涙してその言葉を聞いていた。

三成は、弾劾状を家康とともに諸大名に送る。これをもって宣戦布告とし、伏見城を攻めることにしたのだった。

細川の屋敷に火が上がる。きり(長澤まさみ)は、玉(橋本マナミ)の身を案じて屋敷へと向かう。玉は、「人質になるくらいならば、屋敷に火を放って自害せよ」と命じられ、屋敷に火を放ったのだった。そんな中、玉は兵に自らに刃を突き立てさせて死亡する。

きりは捕らえられるが、三成によって解放される。吉継は、「人質が命を失ってしまったとなれば、人心が離れる…」と懸念を示す。

吉継は、兵の采配を三成に任せ、一方、自分は書状を書いて大名たちを寝返らせようとしていた。だが、吉継は筆をとることもできず、三成が代筆する。一晩かけて書状が完成する。一方、宇喜多秀家と小早川秀秋が挙兵し、伏見城攻めを開始する。

昌幸は、下野国・犬伏で三成からの書状を受け取り、三成が挙兵したと知る。「早過ぎるわ!」と、自分が挙兵するタイミングより先に三成が挙兵したことに怒りを感じていた。

昌幸、信繁、信幸(大泉洋)は、3人で話し合いを行う。昌幸は、「これより、我らは上田城に戻り、城に籠る」と言う。「真田は、徳川にも豊臣にもつかん。攻め込んできたものが敵じゃ」と言う。戦が続き、消耗戦となったところで、甲斐などの領地を手に入れる、と計画をしていたのだった。

だが、信繁は短期間で戦が終了すると考えていた。信繁は、「豊臣、徳川どちらかが覇者となります。その時、どちらもついていなければ、真田の居場所はなくなります」と言う。さらに、「徳川か豊臣か、どちらかにかけて生き残るしかありません」と言う。

信繁は、「三成様は大阪城をおさえ、伏見城を手に入れようとしています」と、豊臣につくことを提案する。一方、信幸は「徳川につくものは多い。侮ってはならぬ」と言う。

話が平行線をたどる中、昌幸は「くじ引きで決めよう」と言うが、信幸は「こういうことはやめましょう…私は決めました」と言う。そして、「お前と父上は、豊臣に残れ。私は徳川につく。いずれが勝っても、真田は残る」と言う。

信繁は、「敵、味方に分かれるというのは…」と言うが、信幸は「豊臣が勝てば、どんな手をつかっても私の命を助けよ。徳川が勝てば、私はどんな手をつかっても、信繁と父上を助ける。…どんな時でも、真田は一つ」と提案する。昌幸もまた、「良き策じゃ」と、その案に乗る。

最後の戦いとなることについて、信繁は「その先のことを考えねばなりません。どんな世を作っていくのか」と信幸に言う。信幸は、「いつかまた、3人で飲める日が来ることを祈ろう」と言う。

信幸は、昌幸と信繁を上田に向かわせ、徳川側に「昌幸・信繁が離反した」と告げることにしたのだった。

その晩、3人で飲む。そこで、信幸は「背水の陣という言葉がある。その戦を行った韓信と、父上が重なるのです。川を背にすることで、士気を高めた。そして、それ以外にも、川を背にすることで、背後から攻められないようにした。…私は、父上のことを日ノ本の韓信だと思っています。だから、父上の突拍子もない戦術も、安心して身を委ねることができるのです」と言う。

そんな親子三人は、つかの間の時間を過ごした後、苦渋の決断を実行に移すのだった。

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