簡単なあらすじ
1) 深瀬和久(藤原竜也)は、越智美穂子(戸田恵梨香)が送った脅迫文以外に、「10年前の事件に関わるな」というメールを受け取っていた。小笠原俊雄(武田鉄矢)は、その犯人が村井隆明(三浦貴大)の父親の秘書・甲野伸之(山崎銀之丞)と突き止め、自分を刺すよう命じたのも、甲野であると指摘する。
2) 美穂子は、神奈川県警に脅迫状を送ったことや、谷原康生(市原隼人)をホームから突き飛ばしたことで出頭するのだが、厳重注意だけにとどまる。そんな美穂子に、深瀬は話をしようとするのだが、拒否される。
3) 谷原や浅見康介(玉森裕太)たちの後押しで、深瀬は再び美穂子と話をすることができた。そこで深瀬は、広沢由樹(小池徹平)が重度の蕎麦アレルギーであることを初めて知るのだった。
4) 深瀬は、行きつけのコーヒーショップで出されたハチミツを口にして、10年前の記憶を思いだす。それは、高原の道の駅で試食し、購入したハチミチと同じだった。そのハチミチは「蕎麦」を原料としたものであり、そのハチミチを使って、深瀬は眠気覚ましのコーヒーを淹れ、広沢に渡したのだった。深瀬は、「広沢を殺したのは自分」であると気づくのだった。
詳細なあらすじ
深瀬和久(藤原竜也)は、浅見康介(玉森裕太)、谷原康生(市原隼人)、村井隆明(三浦貴大)、谷原明日香(門脇麦)に、越智美穂子(戸田恵梨香)が「脅迫文を送った」と明かす。だが、美穂子以外の人物が、メールで「10年前の事件にこれ以上関わるな」と脅してきていた。
その場に小笠原俊雄(武田鉄矢)が現れ、「10年前、君たちが事実を隠さなかったら、事件がうやむやになることはなかった」と言う。その上で、今度こそ真実を明らかにすべきである、と主張するのだった。
村井隆明(三浦貴大)は、脅迫者に心当たりがある、と言う。そこで、「調べがついたら明らかにする。だから、また送られてきたら教えてくれ」と深瀬に頼む。
一方、美穂子は神奈川県警に出頭し、脅迫状を送りつけ、谷原をホームから突き飛ばしたことを自供する。だが、谷原は「自分が勝手に足を滑らせただけ」と言い、脅迫状について深瀬たちは美穂子に「罰して欲しいとは思わない」と言い、美穂子は厳重注意にとどめられた。
深瀬は、美穂子と話をしようとするが、美穂子に「もう連絡してこないで」と言われてしまう。その様子を、浅見が見かけていた。
小笠原は、自分を刺したのがチンピラであり、雇った人物を突き止めていた。その人物とは、県議会議員で村井の父親・明正(村井國夫)の秘書で、甲野伸之(山崎銀之丞)だった。甲野は、「脅せと言っただけで、刺せとは命じていない」と自白する。
深瀬に脅迫メールを送り、なおかつ小笠原を脅すよう命じたのは甲野秘書だった。甲野は逮捕される。村井は、甲野が逮捕されたことで吹っ切れ、妻に「もう、政治家になるのとか、そういうのはいいんだ」と言い、愛情のない夫婦生活を続け、苦しめてはいけないと思い、離婚届を渡す。
浅見は、サッカー部キャプテンの相良了平(鈴木仁)たちが授業をボイコットしていることをなんとかしようとしていた。「俺を嫌いでもいいから、授業は出ろ」と言うのだが、相良は言うことを聞かない。
だが、サッカー部の2年生は飲酒したことを認める。深瀬の「ウソをついても罪は消えず、残り続ける」という言葉で、反省したのだった。だが、相良は「たかがビール一本だけ。伝統の景気づけだったんだ。それで夢を潰されるなんてバカらしい」などと、反省するどころか、浅見のことを逆恨みし続けていた。
村井は、直属上司のパワハラ・嫌がらせで工場勤務を続けていたが、新規企画案を考え、部長に資料を手渡す。直属の上司はその資料を捨てるが、その様子を部長が見ていた。
深瀬と美穂子の間を取り持とうと、浅見と谷原はマンションを引き払う美穂子のもとに、深瀬を連れていく。深瀬はためらうが、美穂子にもう一度会って声をかける。
深瀬は、行きつけのコーヒーショップで再び美穂子と話をする。美穂子はそこで、広沢が「蕎麦アレルギーで、食べるとアナフィラキシーショックを起こして呼吸ができなくなってしまう」と明かす。
出されたハチミツを口にして、深瀬は10年前の記憶を思いだす。それは、高原の道の駅で試食し、購入したハチミチと同じだった。そのハチミチは「蕎麦」を原料としたものであり、そのハチミチを使って、深瀬は眠気覚ましのコーヒーを淹れ、広沢に渡したのだった。
深瀬は、「広沢を殺したのは自分」であると気づくのだった。
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