「結婚式の前日に 第8話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 芹沢ひとみ(香里奈)は、義母・響子の許しも得て、婚約者の園田悠一(鈴木亮平)と幸せな同棲生活を始める。だが、父・健介(遠藤憲一)は、ひとみの脳腫瘍に対する放射線治療があまり効果がみられず、脳浮腫を起こしていると寺本真理子(戸田菜穂)医師に知らされる。

2) 健介は、ひとみに寺本医師から告知された内容を伝える。ひとみは、「もう長くないんだ」と思い、悲嘆に暮れ、無気力となってしまう。

3) 可奈子は、ひとみを実父の墓前に連れて行く。実父は末期癌と宣告されたが、「再会した時、余命わずかだった。でも、そこで『今日は海の絵を描こう』『空の絵を描こう』って、1日1日を大事に生きたの」と、どのような最期を迎えていたかひとみに伝える。

4) ひとみは、「私、諦めないから」と、生きる希望は決して捨てないことを母に伝える。だが、ひとみは同じ病気の徹(柳下大)が、意識消失・心停止状態に陥り、寺本医師の心肺蘇生を受けている様子を見てしまう。

起:同棲スタート

芹沢ひとみ(香里奈)は、義母・響子の許しも得て、婚約者の園田悠一(鈴木亮平)と幸せな同棲生活を始める。父・健介(遠藤憲一)、母・可奈子(原田美枝子)、叔母・早紀(美保純)は、そんなひとみの幸せそうな様子を見つつも、内心は複雑だった。

健介たちは、主治医・寺本真理子(戸田菜穂)医師から、「ひとみさんは放射線治療を行った後、脳浮腫が悪化しています。薬で抑えてはいますが、これ以上は手の施しようがありません」と伝えられてしまっていた。そのことを、ひとみには告げられなかった。

家を出て行く娘を見送る際、健介は娘を乗せたクルマを追って「頑張れよ!」とエールを送る。ひとみは、悠一との生活が「このまま終わらなければ良いのに」と思う。

承:期待と現実

可奈子は、「根治療法ではなく、延命治療となります」と言う寺本医師の言葉を思い返し、「私には何ができるだろう…」と悩んでいた。だが、旧友の北野聡美(藤田弓子)に「あなたの好きなようにすれば良いんじゃないの?」と言われ、ひとみのために出来うる限りのことをしようと決める。

響子が2人の関係を認めたこともあり、悠一との結婚を望む真菜(真野恵里奈)は、現実を受け止められずにいた。

ひとみは、病院で知り合った、同じく手術不能な脳腫瘍患者である徹(柳下大)が、「エンディングノートを作っている」と知る。さらに、「ひとみさんには家族がいるから。だから、余計に死ぬのが怖いのかもしれないね」と徹は「エンディングノート」という言葉に戸惑ったひとみに言う。

ひとみは、自宅で料理中に頭痛とふらつきを感じ、皿を割ってしまう。そんな時、真菜が自宅を訪れてきた。真菜は、「私には、悠一さんしかいないの」と頭を下げる。部屋に飾ってあった悠一の幸せそうな笑顔の写真を見て、嫉妬の炎を燃やす。

転:告知

健介は、ひとみに全てを話そうと決め、悠一とともに実家へ呼び出す。
「この間、寺本先生に話を聞いてきた。腫瘍を小さくするために放射線治療しただろ?それがあまり効果がなくて。しかも副作用で、脳が腫れちゃったらしいんだ。今、新しい薬を始めたけど、それがあまり効いてないらしいんだ。それで脳の腫れが引かないと、難しいことになるらしいんだ。最悪、寝たきりになって、手術をするしかないらしいんだ」と健介は告げる。

ひとみは、「私…あとどれくらい生きられる?」と、楽観的ではいられない状況にあることを理解し、「そんなに長くないってことだよね…お父さんに、こんな辛いことを言わせてごめんね」と泣き出す。自宅に戻っても、ひとみと悠一の間には、重苦しい空気が流れていた。

早紀は、ひとみが告知を受ける際、可奈子に「表情を見ていれなかった」という。母親代わりで幸せな時間を過ごせたことを、可奈子に「ひとみを産んでくれてありがとう」と礼を言う。

結:母の愛情

ひとみは、徹に「『なんで私が…』って恨めしく思う。元気な人を見ると、うらやましくて」と正直な気持ちを言う。すると徹は、「病気になったからこそ、全てに感謝できるようになった」というのだった。

可奈子は、悲嘆に暮れているであろうひとみのことを思い、行動を起こそうと決める。可奈子はひとみを連れ、実の父親の墓のもとへと向かう。

墓前で可奈子は、「再会した時、余命わずかだった。でも、そこで『今日は海の絵を描こう』『空の絵を描こう』って、1日1日を大事に生きたの」と伝える。

そして、「朝起きて、晴れてるってだけで、凄く嬉しそうだった。雨の日は、かたつむりを見つけて笑ってた。英雄はね、病気になってからの方が充実してた。『最高だよ』って。『可奈子、今日は何をしようか?』って、そうやって毎日を過ごしてた」と父親の最期の様子を伝える。

そこに真菜が訪れる。ひとみに真菜は掴みかかる。揉み合いになった2人が、階段から転げ落ちるのを身を挺して防ぎ、可奈子は階段から転げ落ちる。怪我をした可奈子は、病院に救急搬送される。幸い、可奈子は打撲だけで済んだ。

反省した様子の真菜を、前原翔太(山本裕典)は送っていく。実家のお好み焼き屋に連れて行き、そこで翔太はひとみに好意があったが、「アイツが幸せならば良い。隣にいるのが俺じゃなくても」と、同じ気持ちであろう真菜に伝える。

ひとみは、可奈子を自宅へと見送る。ひとみは、父親直伝の味噌おにぎりを作る。その味噌おにぎりは、可奈子がひとみを置いて家を出た日の朝食だった。そこから、可奈子はどれほどひとみに会いたくて、ひとみのことを想っていたのか語る。

「どんなに健介に罵倒されても、あなたの手を離すんじゃなかった…ひとみ、ごめんね」と、ひとみを置いて出て行ったことを謝罪する。ひとみは、「今度出て行ったら、二度と許さないから」と言う。そして、「私、諦めないから」と、生きる希望は決して捨てないことを母に伝える。

ひとみは、徹に「私もノートをつけることにしたの。明日何をするか書くの」と、エンディングノートではなく、『明日ノート』を書くのだと伝える。だが、まもなくして徹は意識を失う。寺本医師が、心室細動を起こした徹に心肺蘇生を施す様子をひとみは呆然と見ていた。

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