「結婚式の前日に 第7話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 芹沢ひとみ(香里奈)は、脳腫瘍に対する放射線治療を終え、入院から1週間で退院日を迎えた。一方、婚約者の悠一(鈴木亮平)は、母・響子(江波杏子)にボストンへの留学を勝手に決められたが、「婚約者のそばにいたいんです」と改めて断る。

2) 悠一との結婚を望む真菜(真野恵里奈)は、ひとみの実家を訪れ、「どうか、悠一さんを自由にしてあげてください」と頭を下げて願い出る。さらに、ひとみは病院で同じく脳腫瘍を患っているという桐山トオル(柳下大)に知り合い、彼にも婚約者がいたが、「壁を乗り越えることができなかった」と、破局したことを知らされ、結婚すべきか迷う。

3) ひとみは、響子に呼び出され、「あなたなんて、いなければ良かったのに」と言われてしまう。その言葉を聞いた悠一は、「なんてことを言うんだ」と反発。泣き出したひとみに、悠一は「婚約指輪を渡した時から、1 mmも僕の気持ちは変わってない」と言う。

4) 「悠一に見捨てられる」と思って家を出た響子を、ひとみは探しだして一緒に悠一がボランティアを行っている病院に行く。そこで、悠一が子供たちに語っていた、母親から教わった命の大切さ、病気になった婚約者を大切に思っているといった話を聞く。響子はひとみに謝罪し、「悠一のことを頼みます」と言う。

5) 悠一は、ひとみに同棲しようと提案。ひとみはその提案を受け入れる。一方、ひとみの父・健介(遠藤憲一)たちは、「放射線治療の効果は乏しく、脳浮腫がみられています。浮腫が増悪すれば最悪のこともあります。覚悟してください」と説明を受けていた。

起:ひとみの退院

芹沢ひとみ(香里奈)は、脳腫瘍に対する放射線治療を終え、入院から1週間で退院日を迎えた。やってきた可奈子(原田美枝子)に、ひとみの叔母・早紀(美保純)は「今日、悠一君とかを招いて、家でお祝いするけど、来る?」と誘う。

一方、真菜(真野恵里奈)の父で政治家・広瀬の事務所で、悠一(鈴木亮平)は、母・響子(江波杏子)が勝手に決めてしまったボストンへの留学を断っていた。悠一は「婚約者のそばにいたいんです」と言い、親心で留学させたい響子は愕然とする。

ひとみは、入院している患者・桐山トオル(柳下大)に出会う。彼は、入院中の子供たちに勉強を教えたり遊び相手になるボランティアを行っていた。ひとみの主治医・寺本真理子(戸田菜穂)の勧めもあり、ひとみは病院でボランティアをすることにした。

祝鮨での退院祝いの後、義母・響子のこともあり、結婚をすることに躊躇いのあるひとみへ、悠一は「今大事なのは、僕ら自身のことだ」と、結婚する決意に変わりはないと言う。

承:真菜の訪問

ひとみがボランティアを始めると、可奈子もボランティアに参加していた。桐山とともに、ひとみは子供たちと遊ぶ。その帰り、悠一との結婚を望む真菜が、ひとみの実家である祝鮨を訪れていることを知る。

真菜は、ひとみや父・健介(遠藤憲一)、叔母・早紀(美保純)たちを前に、「ひとみさんや、皆さんにお願いしたいことがあります。悠一さんにボストンへの留学話があり、これはまたとないチャンスなんです。それを、悠一さんは断りました。…どうか、悠一さんを自由にしてあげてください」と頭を下げて願い出る。

真菜の訪問もあり、ひとみは悠一と話をする。「お義母さんが入院していたことや、親子関係が良くないことを話してほしかった。…悠一と、対等に向き合って欲しい。遠慮されると、病気のせいなんだって思ってしまう」とひとみは悠一に言う。

悠一は、「それは、僕を信用してくれてないってことだよね」と、信じてくれていないひとみに反発する。気まずいままその夜は分かれ、帰宅した悠一を、前原翔太(山本裕典)が待っていた。ひとみのことを好きだが、叶わないことを知る翔太は、「俺じゃダメなんだ。だから、アイツのことを守ってやってくれ」と真剣に頼み込む。悠一は、「必ずひとみさんのことを幸せにする」と約束する。

転:

悠一は、健介に真菜の行動を謝罪する。健介は留学のことを知らず、悠一の夢を諦めさせてしまうことに複雑な心境だった。

ひとみは、ボランティアを一緒に行う桐山から「俺も脳腫瘍なんだ」と聞かされる。桐山もまた婚約者がいたが、結局、病気による困難を2人で乗り越えることはできなかったという。

ひとみは、結婚式の招待状を書きながら、桐山の言葉が心の中で反響し続けていた。そんな中、響子からの電話で、園田家に呼び出される。悠一が言うことを聞かない怒りや不満を、響子はひとみにぶつける。

響子は、「本当に私たちに申し訳ないと思っているなら、今すぐ悠一を自由にしてちょうだい…あの子は、この家の、私の希望だったの。その全てをあなたに奪われたの。あなたなんて、いなければ良かったのに」と、ひとみのことを責める。

その言葉にショックを受け、帰ろうとするひとみを悠一は引き止める。「壁なんか乗り越えられない…結婚するべきじゃないのよ」と言って、婚約指輪を外そうとするひとみに、悠一は「この指輪を渡してから、僕の気持ちは1 mmも変わっていない」と言い切る。

帰宅した悠一は、響子に「ひとみは倒れて入院して、放射線治療を受けていた。生きがいだった仕事も辞めて、一つずつ大切なものを失っている。叫び出したい気持ちを抑えて、必死に闘っている。それなのに、なんてことを言うんだ」と言う。

結:親心

悲嘆に暮れるひとみに、可奈子は「親は子供のために、仏にも鬼にもなれる」と、響子も親心から言ってしまったのだと諭す。

「『壁なんか越えられない』と言ったら、悠一さんが初めて怒った」と言うひとみに、可奈子は「人には譲れないものがあるのよ」と、ひとみとの結婚を真に望んでいるのだと可奈子は言う。「私の本当の父親、看取ったんだよね?」と言うひとみに、可奈子は頷く。
ボランティアに向かう前、自宅にいたひとみに、悠一の父から電話がかかってくる。悠一は、病院でボランティアを行っており、電話を切っているようだった。

「妻の姿がなくて、どこにもいない。入院したこともあって、心配で…」と義父から言われ、ひとみは探しに行く。響子は公園で1人佇んでいた。「私はあの家にいられない。あの子は私のことを許さない」と響子はつぶやく。

「あの子の幸せを望んでいるだけなのに。どこで間違ったのかしら」と言う響子に、ひとみは「お義母さんは間違ってません。悠一さんは、お義母さんのことを見捨てたりしません。大切に思ってます…お義母さん、悠一さんに会いに行きましょう」と言う。

悠一はボランティアで、子供たちに自分の生い立ちについて話す。体が弱く、病気がちな悠一に、響子は好きだった虫を飼わせてくれたという。命短く死んでしまった鈴虫について、響子は「命あるものは、この世に何かを残す。鈴虫は、美しい鳴き声で、私達を楽しませてくれた。悲しむより、楽しかった思い出を覚えておきましょう」と言ったのだという。

限りある生命の大切さを知り、悠一は医師を志したのだという。そして、悠一は今、ひとみという大切な命に向き合っているのだと語る。

悠一の話を聞いた響子は、ひとみに「ひとみさん、ごめんなさいね。今まで辛い思いをさせて。たくさん傷つけて。取り返しの付かないことを…ごめんなさいね」と謝罪する。そして、「悠一のこと、お願いしますね」と言われるのだった。

ひとみは可奈子に、「これだけは手放さないってことが見つかった…希望かな」と晴れやかな気持ちで話す。ボランティアを終えた悠一は、ひとみに「一緒に暮らさない?」と言われ、同棲する約束をする。そんな2人を、真菜は密かに見ていた。

寺本医師は、健介、可奈子、早紀にひとみの病状説明を行う。放射線治療の効果は乏しく、脳浮腫がみられていた。「浮腫が増悪すれば最悪のこともあります。覚悟してください」と言われてしまい、健介たちはショックを受ける。

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