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ドラマ「下町ロケット 第10話」(最終回)あらすじ・ネタバレ

   

簡単なあらすじ

1) 佃製作所社長・佃航平(阿部寛)は、元部下であるサヤマ製作所開発部の中里淳(高橋光臣)に、人工心臓・コアハートの耐久性に問題があったのではないか、と伝える。中里は、中里の前任担当者・横田信生(バカリズム)に、サヤマ製作所は、データ偽装を行っていたのではないか、と指摘される。

2) 横田は、フリージャーナリスト・咲間倫子(高島彩)に、コアハートのバルブの実験データを渡す。そのデータにデータ偽装があったのではないかと疑う佃は、帝国重工・財前部長道生(吉川晃司)にコアハートの耐久性実験をして欲しいと依頼する。

3) 咲間が書いた記事が反響を呼び、コアハートのデータ偽装が明らかとなる。結果、サヤマ製作所の椎名直之(小泉孝太郎)社長は失脚。逮捕されることになる。コアハートの開発も頓挫することとなった。

4) 結果、佃製作所はガウディの開発も順調に進み、臨床治験にこぎつける。そして、ロケットエンジンのバルブ供給も依頼されることとなった。ロケット打ち上げを見守っていた佃のもとに、椎名が現れ、自ら開発した新型バルブを見せ、勝負を挑むのだった。

起:疑念

初の国産小児用心臓人工弁「ガウディ」のPMDA(医薬品医療機器総合機構;医療機器・医薬品などの品質や安全性の審査業務を行う公的機関)面談で、ついに前進がみられた。ガウディ開発の有益性が認められ、大型動物での実験を行うよう勧められたのだった。

佃製作所社長・佃航平(阿部寛)は、人工弁開発が順調なことに喜ぶ一方、ガウディの完成を待つ病気の聖人(庵原匠悟)の容態が思わしくないと北陸医科大・一村隼人(今田耕司)教授から、報告を受ける。聖人を救うため、一村は一刻も早くガウディの臨床治験を目指していた。

佃は、元部下であるサヤマ製作所開発部の中里淳(高橋光臣)に会い、「臨床試験が再開されて、また犠牲者が出るかもしれない…お前は今、技術者として胸が張れるか?」と、問いかける。

中里は、コアハートのバルブの耐久性に疑問を持っていた。そこで、中里は既に日本クラインに納品しているバルブの実験記録を再度確認しようとする。データを管理するマネージャーの月島尚人(福田転球)に見せてくれるよう、頼む。

良好な実験データに驚く中里だったが、中里の前任担当者・横田信生(バカリズム)は、その「完璧」な数値に疑いを持ち、データ偽装をしているのではないかと考えていた。

フリージャーナリスト・咲間倫子(高島彩)は、貴船恒広(世良公則)教授に責任を負わされそうになった巻田真介(横田栄司)准教授に、コアハートの動作不良について内部告発を受ける。咲間は、コアハートの実験データを入手。その分析を佃らに頼んでいた。

横田は、実験データを盗み出し、咲間に渡した。中里は、横田を問い詰めるが、横田はアッサリとそれを認める。横田は中里に、「お前が開発したバルブが、90日の耐久期間をクリアしたらこっそりとそのバルブと、現行品をすり替えるんだ。それで、データ偽装をなかったことにする」と言う。データ偽装が本当にあったことなのか、第三者に判断してもらうため、中里はリークしたのだという。

承:サヤマ製作所のデータ偽装

佃製作所の計測機器では、データ偽装を暴くことができなかった。そこで、佃は財前部長道生(吉川晃司)へ連絡を取り帝国重工の高速耐久実験装置を利用し、実験させてもらえないかと願い出る。

財前は、その申し出を了承する。咲間に、実験を了承した理由を問われると、財前は「ウチのロケットエンジンバルブは、サヤマ製作所のものを採用している。もしデータ偽装が確かならば、大変な問題となる。それに、私は彼を信頼している。彼は、一緒にロケットを打ち上げた同士なんです」と言う。

財前は、富山敬治(新井浩文)に実験を依頼するが、富山は拒否する。だが、富山は石坂宗典(石井一孝)が、サヤマ製作所の椎名直之(小泉孝太郎)社長にリベートをもらっているのを目撃してしまい、富山は実験を請け負う。

財前は、「実験の結果、データ偽装がありました」と断定し、佃に伝える。咲間は、データ偽装の話を聞き、記事にすると言う。だが、椎名が本当にデータ偽装に関わっていたのか、その証拠がなければ責任を問えないのだ、と咲間は指摘する。

椎名は、実験が行われているのを察知し、月島に実験データの消去を指示する。だが、月島は全て自分に罪を着せられるのを恐れ、ハードディスクの全消去には踏みきれなかった。そこに中里が現れ、「あなたがデータ偽装をしていたんですか」と指摘する。

咲間の記事は、貴船教授の弁護士を通じた警告書が出版社に届き、掲載を見送られる。「佃製作所も訴えられ、勝てなかったら多大な迷惑をかける」というのが掲載見送りの理由だった。

中里は、佃製作所・技術開発部・山崎光彦(安田顕)の設計図を、サヤマ製作所に持ち込んだことを佃に明かす。「もし、また臨床試験でまた犠牲者が出たら…」と心から悔いていた。

「本当に責任をとらなければならないヤツがいるんだろう。俺がお前の仇をとってやる」と言う。佃は、出版社に乗り込み、編集長と咲間を前に、「思う通り、存分に書いてください。ウチには、優秀な弁護士と大番頭がいます」と言い、ぜひ記事を雑誌掲載して欲しいと言う。尻込みしていた編集長も、記事掲載を認める。

財前は、会議中の藤間秀樹(杉良太郎)社長に、サヤマ製作所のデータ偽装の件を直に伝える。「週刊ポストに、コアハートのデータ偽装に関する記事が翌日に掲載され、サヤマ製作所と共同開発・取引関係があるとなっては、重大なことです」と言い、サヤマ製作所との取引を見直すべきだ、と財前は直訴する。

石坂に食ってかかられるが、財前は石坂がサヤマ製作所に多額のリベートを受け取っていることを明らかにする。財前は、佃製作所との取引を行うべきであると提案し、サヤマ製作所との取引は即刻打ち切るべきだ、と言う。

藤間社長は、サヤマ製作所との取引を一切やめ、佃製作所のバルブシステムを採用すると告げる。石坂は処分されることとなった。

転:椎名の失脚

佃は、椎名に咲間が書いた記事を叩きつける。「あなたを追求した記事だ」と言うが、椎名は「週刊誌の記事など、何の証拠にもならない…こんなものが出たからと言って、私は何の責任にも問われない」と揺らがない。

「10人の内、6人を救える医療機器をどう思いますか?4人が死ぬからと言って、6人の命を救えない状況をどう思いますか?」と椎名は問いかけるが、佃は「技術者は、次こそは10人全員救える医療機器を開発しようと、無力感と戦いながら開発を続けてきたんだ。そんな開発者たちの努力を、データ偽装で一瞬にして壊してしまったんだ」と反論する。

佃は、月島が椎名の指示でデータ偽装を行った告発の録音された音声を再生する。その録音を行ったのは、中里だった。

佃は、椎名に「お前には夢があるか?」と訊く。椎名は、「トップに立つ。そのために、佃製作所に絶対に勝つ。一度地に落ちても、もう一度這い上がってやる」と答える。だが、佃は「勝つべくして勝つなどという勝負はない。本当の勝負は、勝つか負けるか、ギリギリのところにある。もし勝負を挑むなら、小細工などせずにぶつかってこい!」と受けて立つ。

週刊誌が発売され、椎名は逮捕され、アジア医科大にも家宅捜索が入った。コアハートの開発が頓挫することを避けたい日本クラインは、再度、人工心臓のバルブ開発について佃製作所に依頼するが、佃はそれを拒否する。神谷修一(恵俊彰)弁護士は、開発中のコアハートのバルブについては、3年前に佃製作所が特許をとったものであり、その特許については「特許使用許諾を認めない、即刻製造を中止してもらいたい」と言い渡す。

結:さらなる高みへ

ガウディはついに完成し、初の臨床治験が開始される。血栓形成テストでは、飛躍的な改善がみられていた。初の治験患者には、聖人が選ばれた。その後、ガウディの臨床治験は順調に行われた。

3年後、佃製作所のバルブが搭載されたロケットが打ち上げられた。佃の娘・利菜(土屋太鳳)は、帝国重工の社員として、打ち上がったロケットを見守っていた。

椎名は、佃のもとを訪れ、新型バルブを見せる。「実験結果は、こちらのバルブの方が30%上だ。次こそ、こちらのバルブで、勝つ」と言う椎名に、佃は「受けて立つ!」と言い、さらなる高みを目指し、勝負すると言い切る。

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