ミチコ(深田恭子)は、最上大地(三浦翔平)との婚約を破棄し、友人に戻る。そのことを居候させてもらっていた晶(野波麻帆)に伝えると、「私も男を連れ込まなきゃいけないから、すぐに出て行って」と、居候をやめるように言われてしまう。
晶に荷物を勝手に喫茶・ひまわりに運ばれてしまい、ミチコは戸惑う。だが、それはミチコの黒沢歩(DEAN FUJIOKA)に対する恋心を知っていた晶の優しさだった。ミチコは、再び歩との同居生活が始まる。
一方、ミチコはひまわりでのバイト中、母親からの電話を受ける。祖母の法事に帰ることになっていたが、「彼氏を連れてらっしゃい」と言われてしまう。大地との破局を伝えられずにいたミチコは、彼氏役の男性を連れて行かざるを得ない。
バイト仲間のタマ(石黒英雄)を連れて行こうとするが、タマはリハーサルで音を上げ、仕方なくミチコは1人で帰省する。「仕事で来れないんだって」とミチコは言い訳するが、彼氏を連れてこなかったことに、あからさまに家族はガッカリする。だが、そこに歩が現れ、婚約者として登場する。
ミチコも歩の登場に驚くが、歩はミチコに「寺が見たかったからだ」と言う。ミチコは、歩の寺院マニアという趣味に感謝する。家族はさっそく、歩に質問攻めにする。「どこが決め手で好きになったの?」と訊かれ、歩は仕方なく「めげないところや、よく食べるところ…それと、可愛いところ」と言い、ミチコは密かに喜ぶ。
夕方、ミチコは実家周辺を歩に案内する。そこで、母校である中学校を訪れると、3人の中学生が校内で落書きしようと侵入する。それを見たミチコは止めに入ろうとするが、歩は姿を消してしまい、ミチコはピンチに陥る。
そんな中、音楽室からピアノの音色が聞こえ、中学生たちは怯えて逃げる。そのピアノは、歩が弾いていたのだった。向こう見ずで、よく考えずに行動することをミチコは叱られるが、「3人の中に、1人イヤそうな子がいたから。このままイタズラしたら、その子は後悔しそうだったから」と、止めに入った理由を明かす。
その晩、歩はミチコより先に寝てしまう。そんな歩の寝顔を見たミチコは、こっそりキスをする。そこで寝ぼけながら起きた歩は、翌朝、「酔うとキス魔になるんだな」と言い、ミチコは慌てる。
祖母の法事が行われ、会食の席で、父は歩に「ウチを継ぐ気はないか?」「喫茶店経営で、ミチコや子供を養えるのか?」と言いだす。ミチコは、「主任は、そこにいるのが仕事なの。疲れた時や、辛い時、主任に会いに行きたくなる。ひまわりは、そんな店なの」と、歩は自分にとって大切な存在であると言う。
一方、ミチコが猫や犬など、動物を拾ってきてしまうクセがあることについて、歩は「ミチコさんには、困っている人の声が聞こえるんです」と、優しいところがあるのだと言う。こうした2人の会話から、家族はミチコと歩の結婚を祝福する。
だが、場が盛り上がる中、ヘソ踊りをするよう言われた歩を見かねて、ミチコは「婚約者というのはウソなの!」と薄情する。ミチコは両親にこっぴどく叱られる。
その帰り、ミチコは歩への想いを募らせ、「結婚してください!」とプロポーズする。だが、歩は「断る」と一言で拒否するのだった。
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