柴田ミチコ(深田恭子)は、年下の最上大地(三浦翔平)からデートに誘われ、オフィスラブに失敗した際のことを考えて緊張し、思わず窓を開けて祈っていた。そんな彼女を見かけ、黒沢歩(DEAN FUJIOKA)は部屋に干してあった色気のない下着を目撃してしまい、「デカパン」とミチコのことをからかう。
ミチコは、デートを控え、勝負下着を買いに行こうとする。だが、そんな日も中島美咲(内藤理沙)は仕事を押し付け、さっさと帰ってしまう。美咲の仕事をなんとか片付け、ランジェリーショップに行くと、黒沢の元カノ・生嶋晶(野波麻帆)が店長をしており、驚く。そこで、ミチコは面積の少ない紐パンを購入する。
ミチコは、仕事をしない美咲と、それを注意する門真由希(佐野ひなこ)の間で板挟みになってしまう。そんな彼女は、美咲の仕事を肩代わりし、さらには美咲のミスをかぶり、上司から叱責を受けていた。由希は、そんなミチコに呆れる。
金曜日、とうとうミチコは大地とのデートに出かける。勝負下着を身につけ、待ち合わせのレストランを訪れ、大地と食事を行う。店員のミスにも優しく、男に貢いでしまうミチコに、大地は「尽くすタイプなんですね」と言う。
さらに大地からバーで飲むことを提案されるが、ミチコは「キャパオーバー」となってしまい、帰ると言い出す。大地は、ミチコを家まで送り届け、そこで黒沢に出会う。黒沢と親密そうなミチコの様子を見て、大地はやきもきとした気持ちで帰って行った。
相変わらず美咲の仕事を終えるため、残業するミチコに、歩は呆れる。そして、「お前はサボってるだけだ。後輩を指導するのも、仕事の内。お前は自分でやった方が波風立てなくていいからと、その仕事を放棄しているだけだ」と言う。
その言葉に後押しされ、ミチコは美咲に「全力で仕事をした時のミスは、仕方がない。だけど、サボって仕事をしてミスする人には、誰もついて行こうとは思えない。中島さんには付いていきたいとは思えないよ」と注意する。泣き出してしまう美咲だったが、そこからはミチコに仕事を押し付けようとはしなかった。
そんな美咲の変化を喜ばしいと思いつつ見守り、ミチコは社内コンペに出すべく、パンツを干しても周りから見られない、アイデアグッズを提案するため、資料を作成していた。
土曜日、ミチコは大地と再びデートを行うことになった。映画を観た後、2人は食事をしに行く。大地は、黒沢とミチコが付き合っていないことを確認した後、彼女に「結婚を前提に付き合ってください」と言う。
だが、そんな大地は、女性社員と見れば食事に誘い、合コンをたびたび開いており、「女好き」と社内でもっぱらの噂となっていた。
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