柴田ミチコ(深田恭子)は、黒沢歩(DEAN FUJIOKA)との同居にやきもきする最上大地(三浦翔平)のため、新居を探すことにした。そのことを大地に告げると、大地は「良かったら、一緒に住みませんか?」と提案する。別れ際、大地はミチコにキスをする。
ミチコがキスの余韻に浸っていると、黒沢が現れて現実に引き戻される。ミチコが、「同棲することになりました」と黒沢に報告すると、黒沢はミチコの女子力のなさについて指摘する。穴あきのルームウェアについても、「同棲して、それを着るのはやめておけ」とアドバイスする。
困ったミチコは、下着ショップの店長・生嶋晶(野波麻帆)に相談し、晶は「今度、2人で会いに来なよ。2人で下着を選べば良いんだよ」と言う。ミチコは、大地に下着ショップと伏せて連れて行く。大地は、下着ショップの雰囲気に飲まれ、戸惑う。
そんな大地の携帯に、メールが届く。「何度も電話してごめんね。今すぐこれる?ちょっと心配なことが起こって、私ひとりじゃどうしていいかわからないの」とメールには書かれており、そのメールを見て、大地は神妙な顔つきになって連絡をとりに行く。
晶は、「いい子そうだから、同棲してみなよ」と言う。だが、「浮気には気をつけなよ。電話とかメールとか、それなりに把握しときなよ」と釘を刺す。買い物後、明らかに大地は、テンションが下がっていた。下着ショップでのデートが嫌だったのか、とミチコは謝るが、大地はそこで「おかしいのは僕の方で…」と泣き出す。
「しばらくミチコさんと会えなくなります」と言い出し、ミチコはショックを受ける。大地は、「母親が入院してしまい、「週末はしばらく、実家に戻ることになりそうです」と事情を話す。父親も入院しているという。そんな父親の看病疲れで、母親も入院してしまったのだと大地は明かす。そんな大地の告白に、ミチコはかつて、貢いでいた相手のウソを思い出してしまう。
「しばらくは実家のことと仕事で、一緒に暮らすことは難しそうです。僕から誘ったのに、すみません」と大地は謝る。そんな大地に、ミチコは「私にできることがあったら言ってね…治療費とか、大変なの?」と言われ、大地は「なんだかんだで100万円です」と言う。ミチコは、大地のことを疑うなんてとんでもない、と自分に言い聞かせる。
ミチコは上司から、大地が大口契約をとってきたのだと知らされ、驚く。「ああ見えて、口が上手いのかね」という言葉に、ミチコは余計に不安になってしまう。
歩は、ミチコに手渡された消費者金融のポケットティッシュを見て、「やっぱり詐欺師だったか」と言う。だが、ミチコは「詐欺師なんかじゃありません」と否定する。だが、同棲が延期になってホッとしているミチコは、歩の「本当にアイツのこと好きなのか?」という言葉に、自問自答をする。
ミチコは、晶に「最上君が言ってることが、前に騙されていた相手と一緒で…」と相談する。晶は、「ミチコちゃんが好きなのって、最上君じゃないよね。自分のことが好きで、傷つきたくない、騙されたくないって思ってる」と指摘する。さらに、「騙されても良いって、それくらいダメな恋をするのは幸せなんじゃないかな。大人になったら、そんな恋できないのよ」と晶は言う。
引っ越し先に困るミチコは、晶に「とりあえず、ウチに来る?」と提案され、ミチコはその提案をありがたく受け入れようかと考えていた。歩は、ミチコに引っ越しの準備をするように伝える。ミチコは、大地のことを「彼氏だし、信じよう」と思うようになる。
引っ越し準備が進まないミチコを、歩は手伝うことになる。ミチコは、「この際いろいろなものを捨てようと思って」と、断捨離を行う。歩は、まるで保護者のような言葉をかけ、ミチコを送り出す。
週末、ミチコはバイトを行うが、大地のこともあって上の空だった。ビラ配りを行っていたテリー(鈴木貴之)は、喫茶店・ひまわりに大地を連れてきて、ミチコは慌てる。歩は「柴田さんも一緒に休憩なさってください」と言い、ミチコは何を企んでいるのか、と疑う。歩は、ちょくちょく「詐欺師」という言葉を織り交ぜ、ミチコは気を揉む。
ミチコは、歩との会話の中で、「最上君のことが好きなんです」と言い、ようやく自分が大地のことを好きなんだと気づく。
大地は、自社製品を紹介する通販番組『ネットショップミナミ』の収録当日を迎える。番組で製品が取り上げられれば、大ヒット間違いなしであるが、配送トラブルで本番直前になっても商品が届かない。配送会社が日にちを間違ったことが原因だったが、大地は「確認メールを怠った僕のせいです」と自らの責任であると言う。
通販会社の社長・南(山村美智)は、「あなたの熱意を買ったんだけど…残念ね」と、大地に失望する。千葉の配送センターに見本品は全てあり、用意することは不可能かと思われたが、ミチコは「近くの小売を回れば、商品を手に入れられるかもしれません。番組放送終了までに用意すれば、ご紹介いただけますか?」と南社長に直訴する。
タイムリミットまでは1時間。家電ショップを、ミチコたちは手分けして回る。ミチコは、家電ショップで自社商品を買おうとしている人を見かける。だが、その客は中国人であり、ミチコは話ができず困り果てる。そんなとき、ちょうど買い物にやってきた歩に会う。歩は通訳を行い、倍の金額で売ってくれることになる。
商品を手に、ミチコはスタジオに向かう。ミチコは、大地のジャケットを預かる。本番中、ミチコは大地の代わりに、電話に出る。大地の母親からの電話であり、入院していることが判明。ミチコは、大地の話が本当であると分かり、ホッとする。
大地は、歩に助けてもらったのだと分かり、複雑な気持ちになる。その夜、ミチコは、大地から呼び出される。そこで、大地はミチコに婚約指輪を渡す。「僕と結婚してください」とプロポーズされ、ミチコは驚いてしまう。ミチコは、「はい、よろしくお願いします」とそのプロポーズを受ける。
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