柴田ミチコ(深田恭子)は、最上大地(三浦翔平)と付き合うことになり、同僚から嫉妬されてしまう。生まれて初めてのことで、ミチコは喜んでしまうが、門真由希(佐野ひなこ)は、「気をつけてください」と忠告する。
大地との帰り道、ミチコは江ノ島に行こうと誘われる。さらに、「良かったら、ウチに来ませんか?コーヒーくらいしか出せないけど」と誘われる。「ガッツイてると思われたくない」と思ったミチコは、「また今度」と言うが、大地はガッカリした様子だった。
「やっぱり、コーヒー飲みたい」とミチコは言うが、運悪く大地にメールが届き、大地は、「カフェで飲みましょう」と言う。ミチコは、思った以上に彼氏のいる状況に慣れず、「恋愛って大変ですなぁ」と黒沢歩(DEAN FUJIOKA)に愚痴る。
ミチコは、歩に亡くなった兄のことを聞く。歩は、「花咲かじいさんみたいに、枯れた花も元通りにしてしまうんだ」と言う。
ミチコは、生嶋晶(野波麻帆)に相談すると、「そのまま”試合”しちゃって、ヴァージン卒業しちゃえばよかったのに」と言われ、「ですよね」と頷く。晶は、「部屋に入ったら、照明の位置をチェック。常に臨戦態勢でいることが大事」などとアドバイスをする。
大地は、ミチコのことを何かと気にかける。だが、そんな様子を同僚が嫉妬混じりに見てくる。そんな中、大地はミチコに遠出をしましょう、と誘ってくる。
昼休みにランチへ行くと、歩の想い人・春子(ミムラ)に遭遇する。花の配達にきていた春子は、ミチコをランチに誘う。ミチコ行きつけの食堂に行き、ミチコは春子と意気投合する。そこで、春子は「あんなに優しい子なのに、歩君、なんで結婚しないのかなぁ」などと自分への好意に対し無自覚に言い、ミチコは歩に同情する。
ミチコは帰宅すると、歩を「焼き肉連れてってください。前に行ったところ、美味しかったんで、また行きましょう。私が奢るんで」と誘う。「何をたくらんでるんだ」と歩は疑うが、「女は黙って奢られておけ」と、一緒に食事へ行くことになる。
ミチコは、大地の惚気話をして歩は呆れる。そこで、春子とランチして色々聞き出したことなどを明かし、歩は動揺する。歩はミチコの挑発に乗るようにして酒を飲み、酔った歩は眠ってしまいそうになる。
ミチコの質問に答えてしまった歩は、「兄貴に優しくされると、どうしていいか分からなくって苦しかった」と気持ちを明かす。さらにミチコは、「春子さんのこと、好きなんですか?」と言うと、歩は否定しつつも好きだという気持ちは明らかだった。
『花咲かじいさん』に例えて、ミチコは歩がなぜグレてしまったのかという理由を指摘する。「春子さんのことを好きでも、自分には振り向いてくれなかったことから、グレるしかその気持ちの持って行き方がなかったんじゃないですか?」とミチコは話す。さらに、「私は、意地悪じいさんの味方です」とミチコは言い、歩は「ありがとう」とつぶやく。
翌朝、歩が目覚めると「私はいじわるじいさんの味方です」という置き手紙を残してミチコは出社する。オフィスでは、中島美咲(内藤理沙)がバレンタインデーの準備をしており、何を大地にプレゼントするか考え始めていた。
ミチコは、大地に「手料理を振舞おう」と考える。そこで、ミチコは歩にオムライスの作り方を習う。閉店後、ミチコは食材の切り方から教わる。「細かいところまで、相手のことが思えるかどうかが重要」と歩はミチコに話す。歩は、春子に言われた「細かいところまで、相手のことをよく見てる。だから料理、上手なんだね」と言う。
ミチコは、「週末に最上君の家で、手料理を作ってもいいかな?」と提案する。大地は、喜んで日曜の約束をする。
ミチコは買い出しを行い、勝負下着をつけて”出陣”する。晶のアドバイス通り、照明の位置などを確認する。
ミチコは歩直伝の「元気が出るオムライス」を作るが、無残な仕上がりになってしまう。だが、大地は「美味しい!」と食べてくれる。「もしかして、あのマスターさんと付き合ってたりしました?」と大地に訊かれ、ミチコは否定するが、「居候してるの。会社が倒産して無職の時、主任がお金貸してくれて、アルバイトさせてくれて。住むところがないならってことで、住まわせてもらってるの…保護者で恩人」と明かす。
「信じてもらえないよね…一生の思い出になりました」と、ミチコは言って帰ろうとするが、大地は「なんて正直な人なんだ…色々大変だったんですね。これからもお願いします」と言う。
手を取り、「柴田さんが良いんです…大好きです」という大地に、ミチコはキスされる。チョコを渡し、ライトを消そうとするミチコ。「ついに”試合”開始…」と思いきや、大地のメールが2度届く。
「メールを確認しなくていいの?」と促された大地は、メールを見て「今日は、これ以上遅くなると保護者が心配しますね。次は、外泊許可もらってきてください」と言う。
“試合延期”となったことを晶に報告し、理由を訊かれと、ミチコは「メールが届いて。仕事かな。仕事熱心な若者なんで」と言う。さらに、「主任の恋の応援してもいいですか?主任には、幸せになってほしくて」と許可をとり、晶は「いいよ」と応じる。
歩は、春子から「ミチコちゃんに、クリスマスローズの咲かせ方を教えてって言われて。その後、どう?」と言われる。庭にあるクリスマスローズが、枯れそうになるも、元気を取り戻したのは、ミチコのおかげであったと歩は分かる。
歩が春子にチョコレートをもらっているのを見て、ミチコは「やだ…嫉妬?」と思い、モヤモヤとした気持ちになる。ミチコは、「拾ってもらった恩もあるからな…私が主任にモヤモヤしてるように、最上君はもっとモヤモヤしてるんだろうな。ちゃんとしなきゃ」と思い、部屋を借りることを考える。
喫茶店・ひまわりに、大地が1人でやってくる。オムライスを注文し、大地は食事を行う。大地は「美味しかったです。彼女の味に似て」と歩に言って帰るが、「何やってるんだろう…」と、嫉妬からしてしまったことを後悔する。
ミチコは歩に、「私、この家、出ようと思います」と言う。だが、「私がこの家を出たら、朝食が自動で出てくることもない。疲れて帰ってきて肉が出ることもない。見送ってくれる人もいない…」と思う。
「この御恩は、必ず返します…」とミチコは言うが、歩は「いや、恩返しなんか期待してねぇよ。今度は、お前が困ったヤツを助けてやれ」と言う。
ミチコは、大地に「私、引っ越すことにしたの。今まで嫌な思いをさせてごめんね」と言う。すると大地は、「よかったら、ウチにきませんか?」と同棲することを提案し、ミチコは驚く。
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