柴田ミチコ(深田恭子)は、最上大地(三浦翔平)にプロポーズされ、婚約されたことで浮かれていた。だが、大地は「3ヶ月以内に結婚しましょう」と言い出し、式場選びやドレス選び、招待者の選定などをToDoリストにまとめてミチコに渡す。あまりに早く話が進み、ミチコは戸惑う。
一方、ミチコが婚約したことを黒沢歩(DEAN FUJIOKA)は知らされ、「(結婚)詐欺じゃなかったんだな」などと憎まれ口を叩きながらも、「幸せになれよ」とミチコを祝福する。
ミチコは、黒沢春子(ミムラ)と食事に行く。そこで、ミチコは婚約について報告する。春子に「ミチコちゃんは、歩君と付き合っているもんだと思った」と言われ、同僚との結婚に驚かれる。歩は、春子に想いを寄せており、報われない歩に同情する。
ミチコと大地は、式場選びに向かい、ミチコは出席者用の食事の試食に舌鼓を打つ。だが、食後にドレスの試着を行い、窮屈なドレスと格闘し、「あと、3 Kgお痩せになれば入ります」と言われる。
生嶋晶(野波麻帆)は、歩への想いを断ちきれずにいた。そのことを知り、ミチコは歩と晶の恋のアシストができないか、と考えていた。そんな中、歩は喫茶・ひまわりで仕事中、体調不良で皿を割ってしまう。なおも働こうとする歩を気遣い、ミチコは歩のメガネを奪い、看板を「店主がメガネを紛失したため、臨時休業とします」と書き換えて、歩を休ませる。
ミチコは、歩が風邪を引いてしまったことや、「メガネを返してあげてきてください」と晶に伝える。晶は、歩を見舞いにやってきた。そこで、晶は再び歩への想いを伝えようとするが、歩は「ごめん、幸せにしてやれなくて」と謝る。だが、晶は「付き合っていた間、幸せだったよ」と微笑み、よりを戻すことはできないと悟り、想いを伝えずに帰宅した。
ミチコは、上司から会社の倉庫整理を頼まれる。寒々しい倉庫内で作業を行っていると、そこに大地がやってきた。大地はミチコの上司に話を聞き、手伝いにやってきたのだった。
疲れた様子のミチコに、大地は「少し休みませんか?」と何かを飲みに行こうと提案。近くに店がなかっため、ミチコは自販機で飲み物を購入しに行く。だが、その2人の様子を見て、倉庫の管理人はもう帰ろうとしているのだと思ってしまう。
管理人は、倉庫内を確認せずに倉庫のシャッターを閉めてしまう。声は届かず、ケータイの電波も入らない。2人は閉じ込められてしまったのだった。大地の父親が入院中であり、大地は検査結果について主治医から話を聞くことになっていた。だが、間に合いそうもないことに、大地は焦っていた。
寒さで凍える中、ミチコは「楽しいことを考えよう」と言う。2人で食べに行った結婚式の食事の試食を思い出すと、次第にミチコの脳裏には、歩が作ってくれた料理の数々が浮かんで行く。そして、歩の笑顔を思い出すと、自分は歩のことが好きなのだとハッキリと自覚してしまう。大地の隣でそんなことを思ってしまう自分に対し、ミチコは自己嫌悪に陥る。
だが、なかなか帰社しないミチコを心配した上司が管理人に連絡。管理人が倉庫を開けると、そこにはミチコと大地がいた。大地は、慌てて母親に連絡して父親の容体について訊く。
後日、ミチコは大地に「話がある」と切り出す。「ごめん、結婚はできない」と謝罪しながら、婚約指輪を返す。大地は、そのことで「僕が悪いんです。大事なことなのに、急ぎ過ぎたから。両親に孫の顔が見たいと言われ、それで結婚を焦っていたんです」と、容体の思わしくない父親たちのことがあり、結婚話を早く進めてしまった、と明かす。
だが、ミチコは「最上君が悪いんじゃないの」と言い、大地は、ミチコが歩に想いを抱いているのだと悟る。ミチコは、歩に対して片思い中であることを告げ、大地は「それなら、僕にもまだチャンスはありますね。一度、友達に戻って、一から始めさせてください」と言い、ミチコを抱きしめる。
ミチコは、歩のもとを訪れる。そこで、ミチコは大地と破局したことを報告する。歩は、「そうか…それは辛かったな」とミチコの想いを知らずに慰める。
居候中の晶に家に帰ると、ミチコは晶にも大地と別れたことを話す。晶はミチコを励ます一方、「じゃあ、この家を出ていって」と、居候をやめるように言い出し、ミチコは戸惑う。
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