「お義父さんと呼ばせて 第5話」あらすじ・ネタバレ

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花澤美蘭(蓮佛美沙子)の兄・葉理男(中村倫也)は、女装して夜の街中を歩いていた。そんな葉理男を、大道寺保(遠藤憲一)は「葉理男の彼女」だと思い、思い切って声をかける。

保は、葉理男の女装した姿の写真を「葉理男の彼女」だと思っていたが、間近でその姿を見て、それが葉理男自身であると気づいて驚く。呆然とする保を残し、葉理男は逃げ出す。

後日、保が家に来ると知り、葉理男は不安になる。動揺する葉理男に、保は「大丈夫、誰にも言わないから」と約束し、葉理男はようやく落ち着きを取り戻す。

葉理男は出社し、先輩・三木谷剛史の顔色を窺う。三木谷が「どこかでゆっくり話でもできないか?」とLINEを送ってきて、葉理男はひどく慌てる。

仕事中の紀一郎(渡部篤郎)は、妻・静香(和久井映見)から、「葉理男が突然、会社に辞表を出した」と知り、驚く。保も、美蘭からそのことを知り、「俺が原因だってどういうこと?」と身に覚えがないことに驚き、慌てる。「きっかけはあの人(保)」と聞かされ、保は紀一郎は怒りを覚える。

美蘭に事情を訊かれるが、保は「それはみーちゃんでも言えない」と口を閉ざす。保は、葉理男に辞表を撤回させようと、葉理男を探していた。再び女装姿で街を歩いていた葉理男は逃げ出すが、保は追いかけて引き止める。その様子をスマホで撮影していた人たちがいた。

保は、葉理男に事情を訊く。だが、辞表を提出した理由について葉理男は口をつぐみ、保は困り果てる。葉理男は、大学の学祭で女装したことがきっかけで、女装に目覚めてしまったという。そこから、女装ができる店に通うようになった。彼は女装のみが好きであり、男性が好きであるわけではない、と言う。

「保が理由で辞表を提出した」という言葉の真意は、「大道寺さんがタキシードを着てる写真を見て、俺も自由に生きたいって思って…それを端折って言っちゃって」ということだった。だが、保は「端折って話しないでよ。俺も花澤家に気に入られるかの瀬戸際なんだぜ」と言う。

紀一郎は、葉理男のアルバムを見ていた。そこに、葉理男が帰宅する。「お父さん、なんでお前が会社を辞めようとしているのか分かったよ。なんで今まで気づかなかったのか。愚かな父親だったよ」と言う。

さらに、紀一郎は「俺もひた隠しにしてきた事実を言うよ。お前は、本当にコネ入社だ。俺が専務に話を通した。だから入社できた。周りの実力差に悩むこともあるだろう。でも、その割には頑張っていると専務もおっしゃってる。自信を持て、葉理男」と言うが、的外れな指摘だった。

数日後、保が女装した葉理男を追いかけ回し、激しく揉み合う映像が動画サイトにアップされてしまう。紀一郎は、自宅に「女 います 気をつけて」と言う怪文書FAX(出したのは紀一郎に思いを寄せる中森愛だった)が届き、紀一郎は保が揺さぶりをかけてきたと思う。

美蘭は保の浮気を確信し、保は美蘭に電話で問い詰められる。だが、それが葉理男の女装姿だとは言えなかった。そんな中、動画を見た静香が、保にコンタクトをとってくる。保の自宅にやって来た静香は、「単刀直入にお聞きします。葉理男が辞表を出したのは、保さんが原因だと聞きました。何かお心当たり、ありますか?」と訊くが、「葉理男君と約束したので、言えません」と保は口を閉ざす。

静香は「あなたがどういう人間か分かりました」と言い、別れを告げる。保は「完全な決別宣言」と考えるが、静香は「だから美蘭との仲を応援しますという応援の意味」で言っていたのだった。

保は、美蘭に申し開きをしたいと考えていたが、美蘭は浮気を信じており、動画を見て「保っちゃん、足速いね。知らなかったよ。…手も早いけどね」と言い、話をするつもりはない、と言う。

花澤家は、法事に出かける。1人残った葉理男を、保は訪れる。「君の話が片付かないと、俺の結婚話も破談になりそうで」と言う。葉理男は、「何もかも終わりにしたいんです。俺、同僚に見られて。『会って話そう』とか言われるし。…いつ会社で言われるかと思うと、居ても立ってもいられなくて」と言い、そのために辞表を提出したのだと明かす。

保は「誰かに迷惑をかけてるわけじゃないんだから、良いじゃん。俺も、あんな年下のみーちゃんを好きになって。でも、それでも好きなんだからしょうがないじゃん。みっともない、格好悪いって言われても良いじゃん。ダメな自分、格好悪い自分を、自分くらい認めてあげようよ」と言う。

さらに保は、「あの格好、好きなんだろ?今、ここであの格好してみなよ。自分を解放するんだ」と言い、葉理男は女装をし始める。保は、葉理男に「綺麗、凄く綺麗」と言って褒める。だが、そこに祖父・昭栄(品川徹)が帰ってきてしまう。

昭栄は事情を聞いて、「可愛い…悪くない」と褒める。そんな3人がいる家に、花澤家の面々が帰ってきてしまう。そこで、保は「決心がついたら、葉理男君は来ると思います。そうすれば、話は分かります」と説明する。

「葉理男君は、悩んでるんです。自分と向き合って、自分とさらけ出せるか。それをさらけ出せれば良いんです。…出てこい、葉理男君。俺は受け入れてるぞ。ありのままだ!」と保は呼びかけ、保は女装姿で家族の前に現れる。

「ごめん、お父さん、お母さん。でも、これが俺なんだ。これからは、格好悪い自分と向き合ってみるよ」と言い、保は勇気を出した葉理男を褒める。だが、紀一郎は受け入れられなかった。

葉理男は、辞表の撤回を行う。さらに、同僚・三木谷に「言いたければ言えば良い」と言うが、三木谷は「言うわけないだろう」と言う。三木谷もまた、女装の趣味があり、2人は良き友達となる。

保も美蘭と仲直りするが、「俺もありのままをさらけ出して、勇気を出して言うよ。みーちゃんの弁当、マズイ。もう勘弁してくれないか」と言い、美蘭は怒る。だが、そんな2人も保の浮気疑惑が晴れ、仲直りする。

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