長瀬智也 主演ドラマ「フラジャイル 第9話」あらすじ・ネタバレ

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細木まどか(小雪)は、担当患者が亡くなり、死亡診定を行う。家族に病理解剖の説明を行い、同意を得る。岸京一郎(長瀬智也)は、宮崎智尋(武井咲)を助手に病理解剖を行う。

岸は、宮崎に剖検の意味を尋ねる。宮﨑は、「死因の解明と、予期せぬ病変の発見」と答えるが、岸は「医学生レベルだな…医者の採点を行うためだ。診断は正しかったか、治療は妥当だったか…さらに付け加えるなら、未来の患者のためだ」と話す。

技師の森井久志(野村周平)は、壮望会 第一総合病院を退職する。宮﨑は森井を引き止めようとするが、森井は「僕は、医学部を中退したんです。再入学して、医師を目指します」と告げる。

アミノ製薬の火箱直美(松井玲奈)は、自社が開発した抗がん剤の治験協力を得ようと中熊薫(北大路欣也)に話をしていた。「お金で動く人は、お金で裏切ります」と、中熊はカネで動かないからこそ話にやってきた、と火箱は言う。

「がん細胞のみに働く」という抗がん剤 AM105の効能を語る火箱だが、中熊はあっさりと断る。「お金、必要でしたか?」と言う火箱に、中熊は「好きじゃねぇんだよな。カネで意のままにしようとする感覚」と言い、交渉は決裂する。

一方、火箱の上司。間瀬辰人(髙嶋政宏)は、料亭で会社に協力的な医師を接待していた。AM105の治験を頼む間瀬に、医師は協力する、と約束する。

森井は辞めてしまい、新たな技師も来たが、大量な仕事をこなしていた森井には、遠く及ばない。仕事は溜まっていく一方だった。検査結果を早く出すよう、各科からのクレームが相次いでしまう。森井は、新東京医療センターで技師として働いていた。救急対応を行う医師の介助を行い、森井は充実した仕事を行っていた。

宮崎の幼馴染・松田幸司(小出恵介)が、検査入院にやってくる。松田は腰背部痛を訴えていた。

岸と働いていた時とは異なり、残業などをこなさなくても良いため、医学部の再受験を目指す勉強も進められた。その病院を森井に紹介したのは、火箱だった。火箱は、岸にアプローチする方法を探していた。臨床医に影響力のある岸に協力させたいと、火箱は思っていたのだった。

火箱は、新薬・AM105を状態の良い患者に使ってもらい、重篤な状態の患者には他社の薬を使うよう、”協力”関係にある医師に依頼していた。アミノ製薬は、箱のフラップが左右のどちらが上かを目印(右が上なのがAM105、左が上なのが他社の薬)にしており、開けてしまえば証拠がなくなるという方法を用いていた。それは、医師も患者も「薬の中身を知らない」という二重盲検試験の前提を覆してしまう、本来は行ってはならぬことだった。

松田は、入院中も仕事を続けていた。松田は、「俺…大丈夫だよね?やっと人生、上向いてきた時なのに…」と不安を口にする。そんな中、松田の鼠径リンパ節の生検が行われる。松田の標本を見て、宮崎は愕然とする。宮崎は生検標本について、膵癌のリンパ節転移(転移性腺癌)と診断する。手術は不能であり、化学療法が第一選択となり、余命は約半年だった。

宮崎は、松田からの電話着信があり、「検査の結果が気になってさ…」と言われる。だが、結果については主治医から説明するのが決まりだから、とその場で結果については伝えなかった。だが、その話しぶりから、自分が大変な状態にあると気づくのだった。

松田は、主治医から説明を聞いて落ち込んでいた。「効果的な治療もなくて、緩和ケアを勧められた…あと半年だって」と松田は言う。だが、松田は「まだ諦めないよ。この病院では効果的な治療がなくても、他の病院ならあるかもしれない。…俺、絶対に諦めないよ」と、治療への意欲があると宮崎に話す。

宮崎は、松田のことがショックで仕事中に泣き出してしまう。そんな宮崎に、岸は「お前が患者好きなのはよく分かってる。でも、それはお前が医者だからだと思ってた」と声をかける。

宮崎は、松田のことについて、「幼なじみなんです。4つ上のお兄ちゃんみたいな人で。いつも優しくて、明るくて。本当はずっと松田さんの方が大変だったのに。両親が離婚して、母親と2人で暮らしてたんですけど、色々あって、よく私の家にご飯食べてました…15年前のことなのに、不思議とそんな気がしませんでした」と語る。

だが、そんな宮崎に、岸は「それで?すまないが、ここを辞めてもらっていいか?今のお前には100%の診断は無理だ。そんな状態のお前に、顕微鏡を触らせるわけにはいかない。辞めて、存分に治療法を探して、患者の看病をすればいい」と言う。

松田は、抗がん剤 AM105の存在を知り、治験への参加を望む。エルロチニブとの併用で、治療成績が良いことを知った松田は、「なんとかこれで治療できないかな?ちーちゃんだけが頼りなんだ」と宮崎に頼む。

宮崎は、火箱に連絡をとり、AM105について話を聞く。一方、膵癌治療中の患者が、森井の勤務する病院に搬送されてくる。だが、心肺停止状態であり、救命はできなかった。その患者はAM105を使用しており、副作用が考えられた。だが、間瀬は「副作用くらいで、AM105の可能性を終わらせるわけにはいかないんだ!」と激昂する。

宮崎は岸に、火箱から壮望会 第一総合病院で治験を行うため、岸に窓口になって欲しい、と提案されたと言う。火箱の説明を受け、岸は「いいでしょう」とあっさりと引き受ける。第 I 相臨床治験が行われることになり、宮崎は松田にさっそく「治験が行えるよ」と告げる。

だが、岸は治験の報告書を見て何やら気がついた様子だった。

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