簡単なあらすじ
1) 副操縦士の鈴木和博(田辺誠一)は、ホノルル行きの飛行機に乗ることとなっていた。そしてそのフライトは、機長への昇格訓練でもあった。一方、国際線初乗務となる斎藤悦子(綾瀬はるか)も、搭乗予定となっていた。
2) ホノルル行きの飛行機が離陸する直前、愛鳥連盟の妨害により、鳥を追い払うことができなくなってしまった。結果、鳥がエンジンに衝突し、ピトー管が破損し、計器が乱れてしまう。
3) 鈴木は動揺するが、指導教官および機長である原田典嘉(時任三郎)に叱咤され、羽田空港への緊急着陸を試みる。羽田の周辺では暴風雨が発生していた。着陸する際にも緊張が走るのだが、鈴木たちは無事に着陸を成功させる。
4) キャビンアテンダントになることを夢みる女子高生(中村映里子)は、修学旅行に行く機内の中で、悦子の仕事振りを見ていた。それにより、彼女はキャビンアテンダントになることを、より一層強く願うようになる。彼女は、ついにキャビンアテンダントとなり、ベテランとなりつつある悦子と、ロビーを歩いて航空機に向かうのだった。一方、鈴木も機長に昇格していた。
起:ホノルル行きの機内
副操縦士の鈴木和博(田辺誠一)は、ホノルル行きの飛行機に乗ることとなっていた。そしてそのフライトは、機長への昇格訓練でもあった。
「どんな副操縦士でも機長昇格の合格通知を出す」という、優しい指導教官・望月貞男(小日向文世)が同乗する予定であったが、当日に風邪を引いたため、厳しいことで知られる原田典嘉(時任三郎)が指導教官となり、鈴木は緊張していた。
一方、機内では、ホノルル行きの便が国際線初乗務となる斎藤悦子(綾瀬はるか)がいた。厳しいチーフパーサー・山崎麗子(寺島しのぶ)がおり、悦子は戦々恐々としていた。おっちょこちょいな悦子は、さっそく麗子に厳しく指導されてしまう。
承:バードストライク
航空機が鳥と衝突する「バードストライク」を回避するため、馬場光輝(ベンガル)は、空砲で鳥を追い払う役目を担っていた。ところが、その行為で「鳥を殺している」と思い込んでいた愛鳥連盟の今井一志 (森下能幸)らは、雑誌記者と偽って潜入。馬場は、今井に絡まれてしまい、鳥を追い払うことができなくなってしまう。
悦子は、乗り物酔いしやすい丸山重文(笹野高史)、クレーマー気質の清水利郎(菅原大吉)らわがままな乗客に振り回され、大変な目に遭ってしまう。だが、デザートのケーキが解凍されておらず、そこで悦子は機転を利かせ、デザートを機内で用意する。
そんな中、管制塔では、離陸したとき、鳥が機体にぶつかるというバードストライクが起きていたのではないか、という連絡が入る。鳥を追い払うことができず、エンジンにカモメが吸い込まれてしまったのだった。
転:機体の異変
機内では、エアデータ・コンピュータの表示が明らかに乱れ始めていた。出発前から、すでに凍結などのトラブルが指摘されていたピトー管(流体の流れの速さを測定する計測器)に、鳥がぶつかった衝撃で破損してしまっていたことが原因と考えられた。
その情報は、キャビンアテンダントたちにも伝わり、悦子は動揺してしまう。だが、山崎に冷静になるよう言われた悦子は、必要な対処を行っていく。原田や鈴木らは話し合い、結果、「東京に戻る」ことを選択する。
結:着陸成功
緊急着陸をするにも、羽田の周辺では暴風雨が発生しており、鈴木は不安を感じる。だが、原田機長は最後まで鈴木を励まし続ける。着陸する際にも緊張が走るのだが、無事に着陸成功となる。
キャビンアテンダントになることを夢みる女子高生(中村映里子)は、修学旅行に行く機内の中で、悦子の仕事振りを見ていた。それにより、キャビンアテンダントになることを、より一層強く願うようになる。彼女は、ついにキャビンアテンダントとなり、ベテランとなりつつある悦子と、ロビーを歩いて航空機に向かうのだった。一方、鈴木も機長に昇格していた。