「嫌われる勇気 第7話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 青山年雄(加藤シゲアキ)は、街中で佐藤太郎という男性(板尾創路)に「助けてください。私は、品川の工場爆破事件の犯人を見たんです」と助けを求められる。佐藤は、爆破事件の犯人に脅されており、「言うことを聞かなければ、家族を殺害されると脅されている」と言う。

2) 庵堂蘭子(香里奈)は、犯人から問題を出される。正解できないと同僚や上司を巻き込んで爆破されてしまうのだという。蘭子は、様々な場所を指定され、その場で問題を解く。最後の問題は「私は誰でしょう?」というものだった。

3) 蘭子は、犯人が助けを求めてきた佐藤であると突き止める。佐藤はさらに、どうして犯行に至ったのかを解明しろ、と求める。佐藤は、退職した元警官だった。蘭子は、佐藤が警察を退職し、居場所を失ってしまったのではないか、と指摘する。

4) 佐藤が持ち込んでいた爆弾は、制限時間を迎えても爆破しなかった。佐藤は警察の広報誌に掲載された蘭子に嫉妬心を覚え、蘭子を「従え、思い通りに動かしたい」と願ったのだった。蘭子は、佐藤に「あなたは、警察という共同体だけでなく、社会の中にいることで、もっと大きな共同体の中で貢献していたはずです」と言い、佐藤は迷惑をかけた青山らに謝罪する。

詳細なあらすじ

庵堂蘭子(香里奈)は、いつものようにパン屋・木村堂でアンパンを買う。だが、木村堂は近くにパン屋ができて、客が流れてしまい、閉店するのだという。

青山年雄(加藤シゲアキ)は、大文字哲人(椎名桔平)に「アドラー心理学に納得がいかないところがある」と相談する。大文字は、「嫌われる勇気を持った後、共同体感覚を意識することが重要です。共同体感覚とは、全世界の他者と仲間であるという感覚のことです」と説明する。

青山は、街中で佐藤太郎という男性(板尾創路)に「助けてください。私は、品川の工場爆破事件の犯人を見たんです」と助けを求められる。佐藤は、バッグを渡し、「中身を出して見せてもらえませんか?」と言う。中には、スマホ、タブレット、ぬいぐるみが入っていた。

青山がぬいぐるみを取り上げると、タブレットでぬいぐるみが爆発する映像が流れる。佐藤は、「ぬいぐるみに爆弾が仕掛けられている。置いたら爆発する」と言う。そして、スマホにボイスチェンジャーで声を変えた爆破事件の犯人から着信があり、「庵堂蘭子、君と勝負したい」と言う。

「今から知らせる場所に、手紙が預けてある。その暗号を解いて、このタブレットに答えを打ち込め」と犯人は指示する。制限時間以内に答えがわからないと、全員爆死してしまうのだという。

タブレットに、警備保障会社のクルマの写真が映し出される。蘭子は、その会社へと向かう。だが、手紙は捨てられてしまっていた。蘭子は、ゴミ袋から手紙を探す。「Y,(),D,H,M,S」という問題であり、「年、月、日、時、分、秒」という時間経過の並びとなっており、「月=M(month)」が正解だった。

次の場所は、SNカンパニーであり、蘭子は向かう。だが、手紙はシュレッダーにかけられてしまっていた。問題を復元し、蘭子は数字の羅列から、太陽系の惑星の並び順であると蘭子は考える。結果、「21」が正解であると導き出す。

村上由稀菜(岡崎紗絵)は、美人作詞家殺しの事件で用いられていた盗聴器で、小宮山正明(戸次重幸)や浦部義孝(丸山智己)にどんなことが起きているのか、そして蘭子が今、新宿の保険会社に向かっていると伝える。

蘭子は、大文字から電話がかかってきて、犯人像を割り出してもらうよう依頼する。一方、蘭子は浦部とともに会社へと向かう。「イチローが日米で打った安打数の数は?」という問題であり、浦部は「4308」と答える。だが、不正解であり、残り時間3分となってしまう。イチローの二軍での記録、156安打を減じた数、「4464」が正解であると蘭子は考え、正解する。

次の問題は、「私は誰でしょう?」という問題だった。蘭子は、今までの問題をヒントに、答えを割り出そうと考える。そんな中、手紙が送られた会社の共通点が、警察幹部の天下り先であると三宅は指摘する。

大文字は、「犯人の行動には矛盾があります。劇場型の犯行ながら、情報が外部に漏れぬよう、細心の注意を払っています」と指摘する。さらに、「犯人は、大胆な行動をとっているはずです。犯行現場の近くにいます」と言う。

蘭子は、今までの答えが、「警視庁のデータベース識別番号」になっているとたどり着く。その番号を入力して検索すると、佐藤太郎という遺失物係の元警察官が表示される。つまりは、助けを求めにやってきた男・佐藤太郎が犯人だった。

佐藤は、青山を人質にとり、「最後の問題は、なぜ俺がこんなことをしたのかだ。答えろ」と言う。蘭子は、佐藤の勤務した職場に出向く。佐藤が退任する日、遺失物から重要な事件の証拠が発見され、送別会が中止となったのだった。

蘭子はさらに、佐藤の自宅を調べに向かう。そこでパン屋・木村堂のレシートが何枚も発見される。そして、蘭子の記事がスクラップされていた。

蘭子は、青山たちのもとへと戻る。そこで、「佐藤さん、あなたはこの42年間、無遅刻・無欠勤で警察官を勤め上げました。ですが、退職して、警察以外に自分の居場所がないことに気づいた。警察という共同体以外に、あなたは居場所がなかったんです」と指摘する。

今まで300通だった年賀状が、警察を辞めた途端に7通になってしまった。佐藤は遺失物センターに行ってみたところ、誰も困っていなかった。さらには、警務部長も忘れていた。
佐藤は、警察の広報誌に蘭子が掲載されていたことに嫉妬や苛立ちを覚え、犯行に及んだのだった。答えを求める佐藤に、蘭子は「断ります」と拒否する。カウントダウンは進み、ついに制限時間を迎える。

だが、爆破は起こらなかった。蘭子は、「あなたの独りよがりの犯行も終わりです。その爆弾も偽物。初めから爆破するつもりなんかなかったんですね」と言う。蘭子はさらに、「あなたは、私を従わせたかっただけですね」と言う。

「あなたは、警察という共同体だけでなく、もっと大きな共同体で貢献していました。あなたは、ずっと同じパン屋でコロッケパンを買っていました。その代金を支払うことで、さまざまな人に貢献していたんです…店のおばあちゃんは言っていました。40年以上通ってくれる人もいた。その人たちのお陰でやってこれたって」と蘭子は言う。

佐藤は、青山を呼び出し、「すまなかった。色々、辛い思いをさせて」と謝罪する。蘭子が、青山に信用されていることを「羨ましい」と言う佐藤に、青山は、「あなたにもきっといるはずです。信用できる人が」と言う。

青山は、大文字に「庵堂さん、しっかりと共同体感覚を持っていました。人に嫌われてもいい、大事なのは他者に貢献できること」と報告する。一方、蘭子は、パン屋・木村堂の店主に、花を贈る。

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