映画「ルイスと不思議の時計」(原題 The House with a Clock in Its Walls)あらすじ・ネタバレ・結末

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キャスト

ルイス・バーナヴェルト:オーウェン・ヴァカーロ
ジョナサン・バーナヴェルト:ジャック・ブラック
フローレンス・ツィマーマン:ケイト・ブランシェット
アイザック・イザード:カイル・マクラクラン
セレーナ・イザード:レネイ・エリース・ゴールズベリイ
タービー・コリガン:サニー・サルジック
ミセス・ハンチェット:コリーン・キャンプ
ローズ・リタ・ポッティンガー:ヴァネッサ・アン・ウィリアムズ
ミセス・バーナヴェルト – ロレンツァ・イッツォ

簡単なあらすじ

1) 1955年、10歳のルイス・バーナヴェルトは、両親を交通事故で亡くし、叔父ジョナサン・バーナヴェルトに引き取られる。ジョナサンと隣人のフローレンス・ツィマーマンは魔法使いであり、すでに死亡している悪の魔術師アイザック・イザードの隠した時計を探していた。

2) ルイスもまた魔術師になることを決める。ルイスは、アイザックの妻で魔女のセレーナ・イザードに唆されて、開けることを禁止されたキャビネットを開いてしまい、その本に書かれた呪文により、アイザックを復活させてしまう。

3) アイザックは、時計を作動させる。彼は第二次世界大戦で精神的に深い傷を負い、全ての辛い記憶を忘れたいと考えていた。悪魔アザゼルに出会ったアイザックは、「時間の流れを逆転し、人類の存在しない時間に戻す」時計を作り出す能力を彼に与えたのだった。

4) アイザックは時計を作動するのだが、ルイスは両親からもらったおもちゃ「マジック8ボール」に導かれるかのようにして真の力を発揮し、アイザックとセレーナを倒すのだった。ルイスと叔父のジョナサン、隣人のフローレンスは一緒に暮らし、3人は家族になるのだった。

あらすじ

1955年、10歳のルイス・バーナヴェルト(オーウェン・ヴァカーロ)は、両親を交通事故で亡くしてしまう。ルイスに残されたのは、おもちゃの「マジック8ボール」だけだった。

叔父ジョナサン・バーナヴェルト(ジャック・ブラック)に引き取られたルイスは、ミシガン州ニュー・ゼベディに引っ越す。ルイスは、ジョナサンの隣人で親友のフローレンス・ツィマーマン(ケイト・ブランシェット)と出会う。

その晩、ルイスが目を覚ますと、ジョナサンが音を頼りに何かを探している様子を見かける。ルイスは、夢の中に現れた母親が「ジョナサンが何かを隠している。あなたが聞こえた音は、たしかにしている。本と鍵を探しなさい」と告げるのだった。

起き上がると、ジョナサンが斧で壁を壊しているのを発見する。ルイスは驚いて逃げ出す。ジョナサンはルイスに、「私は魔術師で、フローレンスも魔女だ」と明かす。この家の前の持ち主は、悪の魔術師アイザック・イザード(カイル・マクラクラン)であり、時計を隠したのだという。ジョナサンはそれを探していると明かす。

ルイスは、自分も魔術師となることを希望し、ジョナサンは教え始める。ジョナサンは、「封印したキャビネットを開かない」というたった一つだけのルールを守るよう言う。ジョナサンはその後、家の中で秘密の入り口を発見し、時計の設計図を発見するのだった。

ルイスは、学校でも魔法を練習し続けていた。その様子を、ローズ・リタ・ポッティンガー(ヴァネッサ・アン・ウィリアムズ)という同級生に見られてしまう。

また、タービー・コリガン(サニー・サルジック)はルイスのことをよく気にかけてくれていたのだが、それは学級委員長になる目的のためだけの行為だった。学級委員長になると、タービーはルイスに素っ気ない態度になる。ルイスは、同級生のタービーの気を引こうと、開けてはならないと言われていたキャビネットを開けてしまい、そこに母親が自分のことについて書いている本を発見する。

さらに、その本の魔術でルイスはタービーの気を引くために、母親の幻影に呪文をつかって死者を蘇らせることを提案される。そこでルイスは、「死者を蘇らせよう」と言ってタビーを誘う。墓場でその呪文をつかったところ、ルイスはそれと知らず、アイザックを蘇らせてしまうのだった。

ジョナサンとフローレンスは、自分たちの魔法が使えなくなり、さらにはアイザックが蘇ったと悟る。ルイスは、自分のしたことを打ち明けようとするのだが
、ジョナサンとフローレンスが「アイザックを蘇らせた者に報いを受けさせる」と言っているので、打ち明けることができなかった。

ジョナサンは、ルイスを数日フローレンスに預ける。そこで、アイザックとジョナサンは一緒にマジシャンとしてショーを行っていたのだが、アイザックは第二次世界大戦により徴兵され、戦後にはPTSDに苦しんで悪しき魔術師と契約し、黒魔術の力を手に入れたことが明らかとなる。その後、アイザックは悪しき魔女セレーナ(レネイ・エリース・ゴールズベリイ)と結婚したのだった。

ルイスは時計の設計図を見る。彼にはその設計図を読み取ることができ、時計は「時間を逆転させる」ことができ、世界を破滅へと導くものであると判明するのだった。

3人が家に帰ると、アイザックが家に侵入した形跡をみつける。ジョナサンとフローレンスは、時計の鍵を壊そうと考えるが、それは酸でも溶けなかった。その後、ルイスはタービーの気を引くためにアイザックを復活させてしまい、呪文により両親に会えると思っていたと告白する。ジョナサンは、ルイスの裏切りに、彼をどこか別の場所へと追いやってしまいたいと思うのだが、フローレンスはそんな彼を諫める。

ルイスは、ジョナサンの隣人であるミセス・ハンチェット(コリーン・キャンプ)の家にアイザックがいるのを発見する。ルイスは、ジョナサンを呼ぼうとするのだが、その前にアイザックに見つかってしまう。実は、アイザックの妻セレーナがミセス・ハンチェットに成り代わっていたことを明かすのだった。また、アイザックを蘇らせるべく、母親の幻影を使ってルイスに呪文を使うよう唆したのもセレーナだった。

ルイスは捕らえられ、そこにジョナサンとフローレンスがやってくる。そこでアイザックは、「戦争の記憶や恐怖を忘れたい」と思い、アザゼルという名前の悪魔に会ったのだという。アザゼルは彼に、「人類が存在しない時代の世界に戻す」ことを目的とした力を与えたのだった。

ジョナサンはルイスに謝罪し、一緒にアイザックとセレナを止めようとする。ルイスはマジック8ボールを用いて、時計がボイラー室の下にあることを発見するのだった。

だが、フローレンスは、蛇の姿となったジョナサンに囚われてしまう。アイザックは、時計を作動し、ルイスとジョナサンは立ち向かうのだが、巨大な赤ん坊の姿のアイザックが彼らの前に立ちはだかる。

ルイスはそこで、両親に「さようなら」を言い、彼らを失った悲しみから解き放たれなければ、真の力を発揮することはできないと気付く。ルイスは、時計の歯車にマジック8ボールを落とし、そしてアイザックとセレーナに立ち向かい、彼らを倒すのだった。

ルイスは学校に戻り、タービーはルイスとバスケットボールを一緒にやることを拒否する。そこでタービーは、仕返しにと魔法で彼らにイタズラをするのだった。ルイスはローズ・リタと一緒に出掛ける。

ジョナサンは帰宅するルイスを出迎え、フローレンスの待つ家へと戻る。3人はもう家族のように暮らしているのだった。

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