会社員の古川直美(杉咲花)は、何かと他の社員から仕事を頼まれてしまい、忙しい日々を送っていた。そんな中、ネットショッピングサイトから、「よりよい人生を送りたいと思っているあなたに」というメッセージが届く。
偶発的にそのメッセージを開くと、「転ばぬ先の杖としてあなたの人生をサポートするおすすめプラチナム」というサービスが開始されたと表示される。なぜか鍋蓋をおすすめされ、直美は首をひねる。
そして次に、人気の男子社員・荒井敦(岩永徹也)が好きなキャラクターのハンカチを表示され、直美はつい購入してしまう。そのハンカチを見た荒井は「俺も大好きなんだよ」と話しかけ、直美は嬉しくなり、またプラチナムを開くのだが、次にPC用モバイルバッテリーを表示される。1万円という価格に尻込みし、直美は購入を見送るが、荒井が「バッテリー持ってないかな?」と話しかけてきており、直美は「買っておけば…」と後悔する。
次に、プラチナムは「小型プロジェクター」を表示する。直美は購入し、直美は荒井の窮地を救う。直美は次々に、プラチナムのおすすめする商品を購入し、ついに荒井から飲みに誘われる。
順調に交際が進んでいると思いきや、荒井と同僚の手嶋由佳(石川恋)が仲良さそうに歩いているところを目撃してしまう。そこで、プラチナムはICレコーダーを勧めてくる。直美は、ICレコーダーを荒井のかばんに忍ばせるのだった。
ICレコーダーに録音された内容を聞くと、由佳と荒井は交際しており、由佳はすでに荒井の家に行っていることが明らかとなる。どうすべきか迷う直美に、プラチナムは再び鍋蓋を勧める。
そんな中、荒井は「仕事に集中したい」と言い、「しばらく会うのをやめよう」と言う。すべて由佳のせいで、「由佳さえいなければ」と考える直美に、プラチナムは「レインコート、折りたたみスコップ」を勧める。
直美は、荒井と由佳は婚約をすでにしたと聞いてしまう。さらにそこで、手袋、睡眠薬、包丁を勧められて直美は購入する。そして、由佳を山奥のコテージに誘い出す。由佳を睡眠薬入りのワインを飲ませ、包丁で襲いかかる。
だが、由佳は直美の購入した鍋蓋で身を守る。プラチナムは「ユーザーの人生を豊かにする」をモットーにしており、直美を殺人犯にしないために鍋蓋を購入させていたのだった。投げつけられた鍋蓋で、直美は気を失う。結果、直美は殺人犯にならず、そのことをプラチナムの担当者は誇らしげに「当社のAIが非常に優秀な証拠」とプレゼンする。
アメリカ大統領もプラチナムを利用しており、軍備拡大をする敵国に核兵器とともに、鍋蓋をオススメされるのだった。