ドラマ「下町ロケット 第8話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 帝国重工のロケットエンジンのバルブのコンペまで、3週間と迫っている中、帝国重工・富山敬治(新井浩文)から、「燃焼試験の日取りを1週間後に早めてほしい」と急に連絡を受ける。サヤマ製作所の納期の遅れが原因であり、佃は抗議するが、富山は聞き入れなかった。

2) たった1週間という前倒しのスケジュールを、佃製作所の社員たちは不眠不休の努力で間に合わせようとする。燃焼試験は成功し、今までにない結果を残す。サヤマ製作所のバルブに、全ての試験で凌駕していたが、共同開発を行っていたこともあり、サヤマ製作所のバルブが採用されてしまう。

3) 佃航平(阿部寛)は、帝国重工に人工弁の後ろ盾となってPMDAを乗り越えようと目論んでいたが、その計画も潰える。だが、「ガウディ計画は、なんとしてでもやりとげてみせる」と、研究を続けていた。

4) 一方、アジア医科大教授・貴船恒広(世良公則)は、人工心臓・コアハートの臨床試験に漕ぎ着ける。だが、その臨床試験中の患者が心停止となり、研修医の誤った心肺蘇生もあって死亡してしまう。

起:燃焼試験の前倒し

PMDA事前面談で、滝川信ニ(篠井英介)専門員に「製造認可のある大企業が後ろ盾になければ、医療機器というのは作れない」と言われ、佃航平(阿部寛)は「後ろ盾となる大企業を自分たちで探します」と主張し、開発を続けると言い切る。だが、佃にあてはなかった。

佃製作所の小児用人工弁開発チームは、北陸医科大附属病院に入院する子供たちに会い、困難でも諦めずに開発を続ける決意を固める。一方、同じく人工弁開発に参加する株式会社サクラダ・桜田章(石倉三郎)から、資金繰りが行き詰まり、これ以上の開発継続が困難であると聞かされ、佃航平(阿部寛)は、社員を集めてミーティングを行う。そこで、「なんとしても人工弁開発を行う」と断言し、社員を鼓舞する。

一方、帝国重工のロケットエンジンのバルブのコンペまで、3週間と迫っていた。バルブ供給もまた、佃製作所にとって今後の経営を占う非常に重要なビジネスだった。ところが、突然、帝国重工の富山敬治(新井浩文)から、「燃焼試験の日取りを1週間後に早めてほしい」と急に連絡を受ける。

サヤマ製作所が燃焼試験に間に合わないため、佃製作所のスケジュールを前倒しにして欲しいという理由であり、それは「サヤマ製作所の都合でしょ」と抗議するが、富山は聞き入れず、不利な条件でコンペに臨むことになる。

承:共同開発

サヤマ製作所が、帝国重工と共同開発していることで、佃はあることを閃く。試作品を披露するため、佃は財前道生(吉川晃司)を会社に招く。そこで、佃はシュレッダーを搭載することで、異物混入しても正常に作動するバルブを見せる。異物をセンサーで感知し、異物を破砕することができるという、画期的なアイデアだった。

財前は、「バルブを共同開発させて欲しい」と提案する。そこで佃は、共同開発の条件として、「御社の医療機関部門で、我が社の開発案件を支援していただきたい」と、人工弁開発の後ろ盾となって欲しいと申し出る。

医療機器ということもあり、財前は答えを渋るが、「簡単じゃないことは分かっているが、だからこそ財前さんに頼んでいるんだ」と言って、ガウディ計画のために必要な帝国重工との共同開発を得ようとする。

佃は、技術開発部長・山崎光彦(安田顕)に、「目には目を、歯には歯を。共同開発には共同開発を」と、サヤマ製作所の対抗策を打ち出したことを明かす。

財前は、帝国重工の医療分野の担当者に話をするが、「ウチは検査機器が主体で、人体に直接作用する機器はご法度だ」と門前払いされてしまう。だが、「こちらでは関連がないので…」と財前が言うと、「関連がなければ、関連を作っちまえば言い」と言われる。

財前は、「バルブ用のシュレッダー機能を、人工弁にも応用し、血栓を破砕できるように応用すれば良い、そうすれば関連性ができる」と考え、こうした名目で出資・支援できるかもしれない、と佃に伝える。

転:コンペでの敗北

佃製作所の社員による、不眠不休の努力で新型バルブは完成し、燃焼試験に間に合う。そして、今までにない好成績を収めるのだった。一方、人工弁開発チームは深夜まで研究を続けており、他の社員の熱意を与えていた。

燃焼試験の結果について、財前は「佃製作所の結果は、サヤマ製作所の結果を全て上回っています」と説明する。だが、石坂宗典(石井一孝)は「さしたる差はありません。財前部長は、佃製作所に肩入れしているようですが、それは医療機器分野の開発を進めようとしているからではないですか」と指摘。

さらに、石坂は共同開発を進めるべきだと押し切り、宇宙開発部本部長・水原重治(木下ほうか)は、サヤマ製作所のバルブを採用する。その知らせを佃は社員に、「バルブの性能では勝ったんだ。技術力ではうちは負けていない。これで終わったわけではない、また挑戦すれば良いんだ」と伝えるが、明らかに社員は落胆していた。

帝国重工の後ろ盾を得ることができず、佃製作所は、人工弁開発の計画も潰えてしまったこととなった。

結:コアハートの欠陥

佃は、財前に「挫折を経験したことのない人間は、何も挑戦したことのない人間だ」「困難の中にこそ、チャンスがある」と、アインシュタインの言葉を引用し、再びチャレンジして次こそは勝つと誓う。

その数日後、アジア医科大教授・貴船恒広(世良公則)の開発した人工心臓・コアハートの臨床試験が開始する。だが、使用されているバルブの実験で異常がみられ、耐久期間90日間というのも果たしてクリアしているのか、とサヤマ製作所の中里淳(高橋光臣)は疑問視していた。

北陸医科大教授・一村隼人(今田耕司)や、桜田、真野賢作(山崎育三郎)らは、佃製作所の人工弁開発はもう行っていないのではないかと考えていた。だが、開発チームは未だに研究を続けていた。

佃製作所は一丸となって研究を続けるのだという。佃は、「なんとしてでもガウディは完成させてみせる」と力強く言い切る。

山崎は、サヤマ製作所の製作したコアハートのバルブが、山崎自身が考えたものと酷似しており、中里が佃製作所の設計図を持ちだしたのではないかと疑っていた。

コアハートの臨床試験に参加し、移植を受けた患者が心停止となる。巻田英介准教授は学会で不在であり、葛西研修医が胸骨圧迫により心肺蘇生を図ろうとしていた。だが、人工心臓の患者に胸骨圧迫での蘇生は行うべきではなく、不適切な措置が行われ、臨床試験参加中の患者が死亡したことに貴船教授は愕然とする。

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