ドラマ「下町ロケット 第6話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 帝国重工の関連企業懇親会で、佃製作所・佃航平(阿部寛)社長は、苦労して供給に漕ぎ着けたロケットエンジンのバルブの採用が、今後はコンペ制になると知らされる。ライバルとなるのは、サヤマ製作所であるという。

2) 佃は、精密機器メーカー最大手の日本クラインから試作品の作成を依頼される。それは、人工心臓のバルブだった。高い品質の試作品を作るも、日本クライン側は、急に設計を変更。安い対価な上、無理な注文ということもあり、佃は受注を拒否。その後、サヤマ製作所が引き受けることとなった。

3) サヤマ製作所・椎名直之(小泉孝太郎)は、バルブの試作品を作っていた佃製作所・中里淳(高橋光臣)を引き抜き、佃製作所のデータを盗ませる。しかも、そこに含まれた改良案は、山崎光彦(安田顕)部長が考えたものだった。

4) 佃は、佃製作所を退職した真野賢作(山崎育三郎)に、「小児用の人工弁開発に参加してもらいたい」と言う。医療機器という未知の分野でもあり、佃製作所内では反対の声が上がる。だが、同じく開発に参加する株式会社サクラダ・桜田章(石倉三郎)社長の熱意、心臓弁膜症で亡くなった娘の贖罪で開発を行っているという理由を聞き、佃は人工弁開発に乗り出す。

起:忍び寄るサヤマ製作所の陰

佃製作所を退職した真野賢作(山崎育三郎)は、佃航平(阿部寛)社長へ手紙を送っていた。そこには、3年前に佃を裏切ったことへの謝罪や、佃がポストを探してくれていたことを知り、感謝の気持ちが綴られていた。真野は、アジア医科大の貴船恒広(世良公則)の下、研究を行っているという。そこで一度、研究に関連し、佃社長に会って話をしたいのだという。

帝国重工の関連企業懇親会で、佃はサヤマ製作所社長の椎名直之(小泉孝太郎)に会う。NASAの研究者出身だという椎名は、父親から受け継いだ会社を急成長させていたという。

その場で、帝国重工・宇宙航空部調達グループ部長・石坂宗典(石井一孝)に、「今後、バルブの受注先は、コンペで決める」と知らされる。そのライバルが、サヤマ製作所なのだという。そのコンペで敗北した場合、佃製作所は投資資金が回収できず、多くの赤字を出してしまう。

承:人工心臓

ロケットエンジンのバルブを帝国重工に供給し、帝国重工はロケット打ち上げに成功。両社の社員一同、歓喜に湧いた。その打ち上げから3年後、佃製作所は名を上げ、順調に業績を伸ばしていった。

精密機器メーカー最大手の日本クラインから、佃製作所に試作品の依頼が舞い込む。「動作保証90日、小さなバタフライバルブ」ということ以外、どのような用途なのか明かされない。さらには、試作品の作成だけでは採算がとれず、後の量産を前提に、佃航平(阿部寛)社長は仕事を引き受ける。

後に、バルブが人工心臓に使われると判明する。医療機器に使われるということもあり、「佃は、ロケットエンジン以上の精度でバルブを作ろう」と部下に試作品制作続行を指示する。

技術開発部の中里淳(高橋光臣)は、試作品の開発が思うようにいかず、思い悩んでいた。「渡された設計図が悪いんじゃないですか」と、日本クラインのせいにする高橋に、佃は「全て可能性を潰したのか?それをせずに相手のせいにするのはおかしんじゃないのか。自分のことを棚に上げるな」と言う。

山崎光彦(安田顕)もまた、中里に対し「お前の薄っぺらいプライドなんか、ここでは何の役にも立たない。裸でぶつかってこい」と言い、中里の作った試作品の問題点を指摘する。

転:人工弁開発

佃製作所のバルブ試作品が完成する。品質は確かなものだったが、日本クラインの藤堂保(瀧川英次)は急に設計変更を命じ、到底、試作不可能な納期での制作を求めた。怒り心頭の佃は、「もう付き合いきれません」と受注を拒否。代わりに、サヤマ製作所が引き受けることになった。

サヤマ製作所の椎名社長は、日本クラインを通じてアジア医科大の貴船教授にも働きかけ、人工心臓のバルブ開発にも食い込もうとしていた。そのこともあり、日本クラインは手のひらを返すようにしてサヤマ製作所に依頼することになった。

そんな中、中里は「この会社で一度でも報われたことはなかった。次の職場が見つかってますので、今月いっぱいとしていただきたい」と言って退職する。そんな中里に、佃は「夢を持て。次の会社では、苦しくても耐え抜け」と言う。

中里は、サヤマ製作所に引き抜かれていた。実は、中里は椎名社長に山崎が考えた二枚の弁のあるバルブを「自ら考案した」と偽って伝えていた。さらに、そのデータを盗んで、サヤマ製作所側へと渡していたのだった。

真野は、北陸医科大の一村隼人(今田耕司)教授、株式会社サクラダ・桜田章(石倉三郎)とともに、佃製作所にやってきた。そこで、真野は「小児用の人工弁開発に参加していただけないでしょうか?」と依頼してきた。

そして、試作品を制作した会社はいくつもあったが、血栓ができて使えなかったことを真野は明かす。当面の開発費が持ち出しになること、開発・販売のために1年以上がかかるということもあり、佃、山崎、経理部長・殿村直弘(立川談春)らは考え込む。

サイズが小さく、なおかつ医療機器という未知の分野ということもあり、営業第二部部長・唐木田篤(谷田歩)は猛反対する。

日本クラインや椎名社長が提示した人工心臓のデータに、貴船教授は満足する。さらに、椎名社長は、一村教授に依頼され、佃製作所が人工弁の開発を検討していると貴船に明かす。「一村教授に、”お力添え”をしてはいかがでしょうか」と言い、手柄を横取りして、日本クライン・サヤマ製作所で人工弁の開発・量産をしてはどうかと提案する。

結:ガウディ計画始動

佃は、真野に「開発に参加することはできない」と断る。だが、真野は「ガウディ計画(小児用の人工弁開発)は私の夢なんです。一度、福井にきて現場を見てみませんか?帝国重工の財前部長も、佃製作所を実際に見て考えを変えました。どうか、一度福井に来てください」と食い下がる。佃は、真野の熱意に押され、福井に足を運ぶことにした。

佃、山崎、唐木田の3人は、親会社・桜田経編や、株式会社サクラダの視察を行う。桜田社長は、連日寝泊まりして研究を続けているのだという。そこまで熱意を持って打ち込む理由を訊く佃に、桜田は「これは、罪滅ぼしです」と語る。

桜田の娘のユイは、重傷の心臓弁膜症だった。人工弁が大きく、体の成長を待つ必要があった。ようやく手術ができた後、血栓ができて人工弁が上手く動かなくなってしまい、17歳という若さで亡くなった。

「娘と同じ病気で苦しむ子供のため、人工弁開発を行いたい。それが、何もしてやれなかった娘へのせめてもの贖罪なんです。だから、あなたがたにぜひ、手を貸していただきたい」と桜田は語る。桜田の熱意に動かされた唐木田は、人工弁の開発に理解を示す。そして、佃も「全力でサポートさせていただく」と開発に参加することを約束する。

「困難な道のりになります」という一村教授に対し、佃は「どんな難問にも、必ず答えがある。その答えをみつけるべく、佃製作所は全力を尽くします」と宣言する。

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