ドラマ「掟上今日子の備忘録 第10話」(最終回)あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 1日で記憶がリセットされる”忘却探偵”こと掟上今日子(新垣結衣)が、隠館厄介(岡田将生)の前から姿を消してしまう。

2) 澤野信ニ(要潤)は、今日子を眠らせた上で体に書かれたデータを全て消し、その上で「君の名前は里美」「俺は澤野信ニ。君が記憶を失ってから結婚した。君の夫だ」などと、新たな記憶を”上書き”した。

3) 澤野は、本名を結納坂仲人と言い、今日子に罪を暴かれており、恨みをもっていたのだった。そして、資産家の態条空真の義理の弟・立乃木政十が、”隠し子”である今日子を亡き者にしようとしており、両者の利害が一致し、澤野は掟上今日子を澤野里美として生活させていたのだった。

4) 今日子は、澤野ではなく厄介を信じ、探偵としての自分を取り戻す。結局、隠し子は今日子ではなく、アパルトマンの従業員・幕間まくる(内田理央)だった。厄介は、記憶がリセットされる前に「また、一から口説いてくださいね」と今日子に言われており、前向きな気持ちになっていた。

起:今日子の失踪

1日で記憶がリセットされる”忘却探偵”こと掟上今日子(新垣結衣)が、隠館厄介(岡田将生)の前から姿を消してしまう。厄介は、彼女のことを探し続けていた。

澤野信ニ(要潤)は、今日子を眠らせた上で体に書かれたデータを全て消し、その上で「君の名前は里美」「俺は澤野信ニ。君が記憶を失ってから結婚した。君の夫だ」などと、新たな記憶を”上書き”することにした。

今日子は、澤野の部屋を捜索し、「記憶」に関する書籍に目を留める。そして、覚えのない結婚式の写真を見つける。「肉じゃがを作って欲しい」と澤野に言われ、今日子は惣菜を買いに行く。

その帰り、須永昼兵衛が亡くなったこともあり、『名探偵めい子の事件簿2』がリバイバル上映されることを知った今日子は、映画館の前へと出向く。そこで、厄介に今日子は「今日子さん…掟上今日子さんですよね」と声をかける。だが、今日子は「ナンパならもっと上手くやってください。…主人が待っていますので」と言って立ち去ろうとする。

厄介は、今日子の腕を見るが、そこにあるべきはずの文字はなかった。厄介は、今日子の後をつけるが、撒かれてしまう。今日子は、映画の情報を書いて眠りにつく。翌日、厄介は今日子を見失った公園で、猫と戯れる今日子を見つける。

今日子に駆け寄って声をかけようとする厄介だったが、澤野に阻止される。澤野は、「二度と近づかないでください。結婚して急にいなくなった里美を、何年も探し、ようやく元の生活に戻れたんです」と言い、二度と近付かないで欲しいと厄介に言う。

承:今日子の幸せ

諦めきれない厄介は、「少しだけ話をさせてください」と澤野に願い出て、今日子に話をする。「今、幸せですか?」と訊く厄介に、今日子は「幸せの定義は人それぞれですし、『私は今、幸せだ』と思って生活している人はなかなかいないと思いますが…衣食住がそろっていて、比較的幸せです」と言う。

厄介は、「幸せでいてください。今日の一日を、大切に…さようなら」と言って立ち去る。その後ろ姿を、今日子は見つめ続けていた。

絆井法郎(及川光博)は、「サンドグラス」のスポンサーだった態条空真が死亡し、成川塗(有岡大貴)らに「身の振り方を考えておきな」と言う。「俺の甲斐性じゃ、そう長くは持たない」とその理由を説明し、さらには「今日子さんの部屋も、全部処分かな」と言う。

塗は、「態条空真が死亡した途端に、今日子さんがいなくなり、今日子さんの夫と名乗る男が出てきた。タイミングが良すぎる。調べるべきは、態条貿易の方か」と考え始める。

厄介は、今日子のことを忘れようとしても忘れがたく、「Kの備忘録」として書き溜めていた今日子の物語を記した文章を見つめていた。

転:澤野信ニの正体

澤野は、今日子に毎晩、睡眠薬入りのお茶を飲ませて眠らせていた。そして、体に書き留めていた今日子のメッセージを毎晩、消し去っていた。

遠浅刑事(工藤俊作)が厄介を訪ね、今日子が最後の訪れていた貸事務所で事件が起こっており、その解決に掟上今日子が絡んでいると知らされる。遠浅刑事は、「同じ場所で掟上が姿を消したとなれば、話ができすぎている」と言う。

部下を殺害した事件で逮捕されたのは結納坂仲人であり、写真を見せられた厄介は、結納坂が澤野信ニであると気づく。澤野信ニの招待は、今日子に恨みをもつ結納坂だったのだ。

塗は、態条家を訪れ、そこで態条には隠し子がいたことを聞きつける。その隠し子こそが、今日子だったのだ。態条は、記憶が1日でリセットされる今日子に、仮の名前と職業を守っていたが、態条自身は死亡。その死の間際、「子供に半分の遺産を譲る」と言い遺しており、そのことが義理の弟の耳に入った。

義理の弟の名前は、立乃木政十。立乃木と結納坂には以前からつながりがあり、さらに今日子が邪魔な立乃木、そして復讐したい結納坂の利害が一致。掟上今日子の存在を消し去ろうとしていたのだった。

厄介は、須永ファンならお馴染みである「のたくりの日」に、その日に今日子が外出してくるのではないかと推理する。

同日、今日子は「今日、のたくりの日じゃないですか」と言って、外出する。同行する澤野に、「雛古神社にニセイルカの花を供えるのが、のたくりの日の習わしなんです」と言う。だが、それは全くのデタラメであり、「のたくりの日」は、5月17日、”聖地”の場所は、鳥取だった。

外に出た今日子は、不動産屋を探していた。厄介がつけていたネームプレートが不動産会社のものであり、その会社を探そうとしていたのだった。ついにネームプレートに描かれていたひよこのマークの不動産会社を見つけ、今日子は澤野を振りきって不動産会社に入る。だが、あいにく厄介は欠勤していた。

今日子は、厄介のデスクを漁り、厄介の住所が書かれた書類を探す。今日子は厄介の自宅に侵入し、そこで厄介の携帯電話を探り、電話をかける。自宅からの電話を不審に思いながら厄介は電話に出る。

今日子は、厄介に会った日から、食事やお茶なども吐き出し、眠らずに過ごしていたのだという。「明日のことばかり口にするあの人より、『今日の一日を大事にしてください』というあなたを信じました。教えてください。私は誰なんですか?」と言う。

結:今日子と厄介

澤野が立乃木の手下とともにやってきた。今日子は、「Kの備忘録」を手にして逃げ出す。駆けつけた厄介だったが、すでに今日子は姿を消していた。厄介は、澤野の部下を振りきって今日子を探す。

今日子は、「Kの備忘録」を読む。厄介の、今日子に対する愛情を感じさせる文章に、今日子は涙する。逃げ続ける中、厄介は今日子を見つけ出す。そんな厄介に、今日子は「私は、今日子です。探偵の掟上今日子。あなたが書いてくれた探偵の私を選びます」と言う。

厄介は、法郎が澤野を取り押さえようとする中、今日子を匿う。3日間、眠っていない今日子に、厄介は「眠ってください」と言う。だが、今日子は「眠ったら、厄介さんのことを忘れてしまうんです。忘れたくない…」と言って厄介にキスをする。

だが、厄介は「何度でもあなたの名前を呼びます。忘れても良い、僕が覚えています」と言って今日子を眠りに就かせる。

翌朝、目を覚ました今日子は、やはり記憶がリセットされてしまう。そんな彼女に、厄介は「おはようございます、今日子さん」と微笑みかける。

後日、法郎から今日子は「隠し子ではなかった」と告げられる。今日子は、態条の依頼を解決し、そのことで感謝され、取り壊されそうになっていた今日子の住んでいたアパルトマンを買い取ったのだという。塗の調査報告書を見た立乃木もまた、隠し子だと勘違いしていたのだった。隠し子とは、アパルトマンの従業員・幕間まくる(内田理央)のことだった。

結局、今日子の部屋の天井に書かれた文字は、誰が書いたものなのか不明だった。今日子も、「人生には謎が必要です」とあっけらかんとしていた。そして、厄介のこともすっかり忘れていた。だが、今日子が眠る前、厄介は「また、一から口説いてくださいね」と言われており、前向きな気持ちになっていた。

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