簡単なあらすじ
1) 芳山未羽(黒島結菜)は、深町翔平(菊池風磨)と朝倉吾郎(竹内涼真)に、「タイムリープできるんだ」と言い、実際にやってみせ、2人は驚く。
2) 未羽たちは、屋上で飛び降りそうな気配の男子生徒・西岡(森永悠希)を発見する。だが、西岡は自殺しようとしていたのではなかった。彼は、心臓移植手術をしたことにより、「20時頃に心臓がドキドキし、苦手だった高いところが好きになった」と言う。
3) 未羽は、タイムリープして西岡のドナーについて知らべる。ミホ(高月彩良)という高校3年生の女子であったミホは、担任教師・矢野(加藤シゲアキ)に人知れず恋していた。彼女はいつも、西岡が乗る20時20分発の電車を見送っていた。
4) 未羽は、ミホが電車を見送る様子を写真におさめる。その表情は、まさしく恋する女性のものであった。未羽は、その写真を矢野の下駄箱に入れておく。矢野は、ミホが自分へ好意を持っていると薄々気づいていたが、「勘違い」と思おうとしていた。だが、写真を見た矢野は、その想いが「勘違い」ではないと知るのだった。一方、未羽は翔平にキスされて驚く。
起：未羽の告白
深町翔平(菊池風磨)は、大学の後輩・ゾーイ(吉本実憂)とともに過去にタイムリープしてきた。彼は、自ら開発した薬で2016年にやってきたのだが、芳山未羽(黒島結菜)が自転車で飛ばしてきたことに驚いて、タイムリープできる薬を落としてしまう。
翔平は、2016年の高校生に紛れ込み、未来へと帰るために薬を開発していた。一方、未羽は理科実験室で翔平の作っていた薬を偶然吸入し、タイムリープできる能力を手にしていた。そしてついに、彼女は翔平、朝倉吾郎(竹内涼真)に「タイムリープできるんだ」と言い、実際にやってみせ、2人は驚く。
承：ドナーの正体
3人で屋上にランチを食べに行くと、そこに飛び降りそうな気配の男子生徒・西岡(森永悠希)を発見する。未羽は、ゆっくりと近づき、彼を止める。だが、西岡は自殺しようとしていたのではなかった。
西岡は、2年前に心臓移植手術を受けた。それ以来、彼は性格が変わってしまったのだという。「高いところが好きになった。それに、20時頃になると心臓がドキドキする」と、変わった点を明かす。
西岡は、ドナーがどんな人物だったのか知りたいと思っているのだという。そのことを聞いた未羽は、タイムリープで、ドナーがどんな人物か過去に戻って見てくる。ドナーは、ミホ(高月彩良)という高校3年生の女子であった。
ミホは、自転車のブレーキが壊れ、坂をそのまま猛スピードで下り、結果、事故に巻き込まれて脳死状態に陥ってしまったのだった。そのことを、未羽は西岡に伝える。そして、なぜ20時頃にドキドキとするのかは、「恋をしていたからなの。彼女は、好きな人が乗る20時20分発の電車を見送って帰っていたから、ドキドキしていたの」と告げる。
そして、高所に立ちたくなるのは、「恋のドキドキを求めていたため、高所に立ってドキドキとするのが心地よかったんじゃないかな」と未羽は推測し、そのこともに西岡に語っていた。
転：秘めた想い
未羽は西岡に全てを話してはいなかった。ミホは、担任教師・矢野(加藤シゲアキ)に人知れず恋していたのだった。そして、大学に合格したら打ち明けようとしていた。
未羽は、矢野に「生徒から恋をされていた、そのことに心当たりはないですか？」と質問する。矢野は動揺した様子で、心当たりはあるようだったが、「恋なんかされていない。勘違いだろう」と言う。
未羽は、「写真ならば、彼女の想いを伝えられるんじゃないか」と思い立つ。そのため、再びタイムリープして、ミホの写真を撮ろうとする。「秘めた想いを、写真に残したい」と言うが、未羽はその想いを写真におさめることはできなかった。
ミホは、いつものように矢野を見送っていた。その表情を見ていた未羽は、彼女の写真を撮る。それはまさしく、恋をしている表情であった。
結：キス
ミホはそれから事故に遭う。事故を回避させるということは、西岡の心臓移植手術のチャンスを失わせることになってしまい、それはできない。残酷な運命が待ち受けていることを知りながらも、未羽は泣きながらミホのことを見送るしかできなかった。
ミホの写真を、未羽は現像して矢野の下駄箱に入れる。矢野は、「誤解ではなかった」ことを知るのだった。
未羽は、プールサイドで写真を並べて見ていた。ちょうどその時、写真が風に煽られてプールに落ちてしまう。吾郎が拾う中、翔平は未羽にキスをし、驚いた未羽はプールに落ちてしまうのだった。
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