「そして、誰もいなくなった 第4話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 藤堂新一(藤原竜也)は、バーの店長・日下瑛治(伊野尾慧)の部屋に身を寄せていた。日下は、新一に何も訊かず、居候させてくれていたのだった。

2) 長崎はるか(ミムラ)が自殺し、想いを寄せていた斉藤博史(今野浩喜)は、新一に怒りを募らせていた。一方、新一はテレビに生出演していた偽物の新一=川野瀬猛(遠藤要)に会い、「誰に雇われている?そのカネの倍を払う。それで人生を取り戻す」と提案する。

3) 川野瀬に教えてもらった店に向かうとそこには、バーの客だった馬場(小市慢太郎)がいた。馬場に案内されてクラブに向かうと、そこには後輩・五木啓太(志尊淳)がいた。態度を豹変させていた五木は、新一の婚約者・倉元早苗(二階堂ふみ)について、「本当に、早苗のこと知ってますか?」と問う。

4) 早苗に会いに行くと、そこに斉藤が待ち伏せしていた。斉藤はナイフを取り出し、新一に襲いかかる。揉み合いとなった2人だったが、斉藤はナイフが胸に刺さり、死亡してしまう。

詳細なあらすじ

藤堂新一(藤原竜也)は、怪しげな雰囲気の中で”オークション”が開かれる場を訪れていた。そこで、新一自身の人生が売りだされていた。1億2千万円で落札されて、「やめてくれ!」と新一は叫ぶ。…そんな悪夢から目をさますと、そこはバーの店長・日下瑛治(伊野尾慧)の部屋だった。

長崎はるか(ミムラ)に彼女の「ウソ」について問いただす。はるかは、新一の「パーソナルナンバー」乗っ取りに関係しているようだった。酔っていたはるかは、新一に抱き続けていた想いを明かすが、拒絶され、「頭を冷やしてくる」と言ったきり、ベランダから飛び降りる。

さらに、テレビではニセモノの新一・川野瀬猛(遠藤要)が冤罪被害を訴え、記者会見を行っていた。自分の人生を乗っ取られ、「居場所がない」と思っていた新一を、日下は見かけ、居候させてくれていたのだった。

一方、新一が姿を消したことで、婚約者の倉元早苗(二階堂ふみ)は、不安な日々を過ごしていた。

新一は、居候して3日、日下が何も聞いてこないことについて疑問を口にする。だがそこで、日下は「店をオープンした時、お客が全然来なくて。その時に、『また来るよじゃなくて、今度は”また来たよ”でお願いしますよ』でお願いしますって言ったんですよ。そしたら、新一さんは本当に来てくれたんです」と、常連客になってくれたことを恩義に感じていることを明かす。

新潟では、小山内保(玉山鉄二)や斉藤博史(今野浩喜)が参列する中、はるかの葬儀が行われていた。はるかに想いを寄せていた斉藤は、苦しみを口にする一方、小山内に八つ当たりをする。

小山内の前に、新一の母・万紀子(黒木瞳)が現れる。万紀子は、はるかのことを「娘のように思っていた」と明かす。万紀子は、小山内に「私、行きたいところがあるんだけど」と言う。新一が下宿していたアパートを小山内、万紀子は訪れる。

そのアパートには、なりすましをしている藤堂新一が住んでいることになっており、万紀子はそのことを知っていた。

万紀子は、小山内に「本当の話をしましょう」と、新一のなりすましについて話を行う。新一が2億円の横領を行ったという噂があったことを、小山内にはるかが伝えた途端、ネットにリークされたことなどから、小山内が本当に新一の味方なのかどうか、万紀子は確認を行う。小山内は、「新一の味方でした。でも、今は正直、分かりません」と言う。

偽の新一=川野瀬猛は、ニュース番組にテレビ出演を行い、冤罪被害について話を行っていた。テレビ局から出たところを、新一は待ち伏せした。新一は、「そいつ(川野瀬)と話をしたい」と言う。

新一は、川野瀬が何者かに雇われている可能性を指摘した上で、「あんたは、藤堂新一の人生に乗り換えた。だったら、アンタから、自分の人生を買い戻したい」と持ちかける。川野瀬は、「400万円は欲しいなぁ。400万円を払うなら、マーケットを紹介する。カネさえあれば、他人の人生を買うこともできる」と言う。「酔の助」という店を紹介され、新一はその店へと向かう。

「酔の助」には、バーの客・馬場(小市慢太郎)がいた。そして、「ガキの使い」と電話で名乗っていた男も、馬場だった。新一は、2軒目に連れて行かれる。その先にいたのは、後輩の五木啓太(志尊淳)だった。

新一は、五木に「お前だったのか?お前が全部仕組んでたのか?」と言う。五木は、態度を豹変して、新一に無礼な態度をとる。新一に、「早苗に、何をした?」と問われ、五木は「昔の女に何をしようと、どうでもいいでしょ」と明かす。

五木はさらに、”新一”が横領のために作った隠し口座が発見されたと明かす。その口座から現金を下ろしている女がいると言い、「それが早苗だったら笑いますね。先輩、早苗のこと、本当にわかっているんですか?」と訊ねる。

新一は、早苗に会いに行く。だが、そこに斉藤が待ち伏せしていた。ナイフを取り出した斉藤と揉み合いになり、斉藤は胸にナイフが刺さり、死亡してしまう。その場に、早苗がやってきて現場を目撃してしまう。

「これは、事故なんだ」と新一は弁明するが、その場に人が集まってしまい、騒ぎになる。新一は、血だらけになりながら逃げ出す。早苗は、公安の鬼塚孝雄(神保悟志)に事情聴取される。

「斉藤さんをナイフで刺して殺したのは誰です?」と訊かれ、早苗は「私に、藤堂新一と名乗っていた人です。…でも、『これは違うんだ。事故だ』って言ってました」と言う。

新一は、日下のアパートに戻り、1人泣いていた。「分からないんだ…俺には、何もかも分からないんだ」とつぶやく。そして、「俺は、人を殺した。親友を殺したんだ」と泣きむせぶ新一に、日下は「バーをやっていると、人を見る目はあります。藤堂さんは、人を殺せるような人じゃない」と断言する。

「早苗すら信用してくれない」と言う新一に、日下は「俺は信じます。藤堂さんを信じます」と言って抱きしめる。そして「俺も、藤堂さんと同じなんです。パーソナルナンバー、持ってないんです。だから、法律的に僕も、世の中には存在しない人間なんです」と明かす。

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