「偽装の夫婦 第2話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 嘉門ヒロ(天海祐希)は、今度はシングルマザーの水森しおり(内田有紀)に、「家族になってください」とプロポーズされ、困惑する。ヒロは、しおりのことを避け始めるようになった。

2) 一方、かつての恋人でゲイに目覚めた陽村超治(沢村一樹)の「余命半年の母親のため、偽装の夫婦になって欲しい」と頼まれ、拒否する。そして、超治の母・華苗(富司純子)に「結婚はしません」と言い、超治は「ヒロがマリッジブルーになっている」とウソをつくのだった。

3) 超治のウソを信じた華苗は、ヒロの親代わりの叔母に「結婚をやめることを考え直すように説得して欲しい」と頼み、叔母は「自由にすればいい」と肯定するのだった。

4) 超治が、家族写真を自分のために探してくれたことから、ヒロはウェディングドレス姿の華苗と超治との”家族写真”を撮ることに同意する。また、超治の「相手を傷つけたくないと思って距離をとろうとしても、そんな心の中は伝わって、傷つけている」との言葉を受け、しおりにはプロポーズを断った上、「友達になってください。そして、図書館にまた来てください」と言うのだった。

起:しおりの告白

嘉門ヒロ(天海祐希)は、かつての恋人でゲイに目覚めた陽村超治(沢村一樹)の「偽装の夫婦になって欲しい」との頼みを断る。

だが、今度はシングルマザーの水森しおり(内田有紀)に、「家族になってください」とプロポーズされ、困惑する。しおりの娘・由羽の運動会で優しさを見せたことから、しおりはヒロに恋心を抱くようになったのだった。

しおりは、元夫からDVを受けていた。結果、後遺症で足が不自由になっていたのだった。元夫の離婚後、しおりは「女性しか愛せない」のだという。

承:超治の策略

しおりへの返答に困るヒロ。そこへ、「ヒロが超治と結婚する」と聞き付けた図書館館長の利一(田中要次)が「話があります」とヒロを呼び出す。そこで、利一もまたヒロに「結婚してほしい」と迫る。

超治は、図書館にやってきて、宅配業者の弟子丸保(工藤阿須加)にヒロの本を運びだしてもらっていた。超治は、ヒロの大量の本を、自宅に運び入れることにしたのだった。超治は、利一と自分との二択を迫り、ヒロは「手口が汚ぇな」と思いつつ、超治を選ばざるをえなかった。

ヒロは、新しい入居先が決まるまでと我慢し、超治の家に住む。そんなヒロたちの元へ、超治の母・華苗(富司純子)が訪れてくる。ヒロが妊娠していると言われていた華苗は、安産祈願のお守りを持ってきたのだった。

転:ヒロのマリッジブルー

ヒロは、超治に「結婚しない」と言うように迫る。さもなくばゲイだと暴露すると言うヒロ。そんな彼女に、超治は「勝手にすれば」と言われ、「超治さんとは結婚できません」と告げ、超治の家を出ていく。

華苗は、超治に「ヒロはマリッジブルーなんだ」とのウソを吹きこまれ、信じてしまう。ヒロは、華苗に「あなたの息子はゲイです」と言うことができず、超治を責める。だが、イジメられていた由羽を庇い、園児に”個性”について説く超治の姿に、それ以上、彼を責める気持ちは沸き起こってこなかった。

ヒロと超治が結婚してもらいたいと願い、ヒロの親戚に彼女を説得してもらおうとする。結果、叔母の郷田照乃(キムラ緑子)、いとこの天人(佐藤二朗)、八重子(坂井真紀)と会うはめになってしまう。

「ヒロさんがマリッジブルーになってしまったので、ぜひ説得を」という華苗。だが、八重子は自分の家庭の自慢をするばかりであり、天人は「結婚は上手くいかない」などと反対するようなことを言い出す。

一方、照乃は「ヒロは私たちのことを家族なんて思ってない。どうぞ、ご自由に」と言い、「欲しがっていた家族ができるじゃないか」と、結婚に賛成する。

結:

郷田家で倒れた華苗は、「叔母様のお許しが出たことだし、結婚の記念に写真でも撮らない?」と言う。ヒロは情に流されそうになるが、飽くまで偽装結婚を拒否する。

ヒロは、新しい入居先を決めて、本を引き取りに来る。超治は、諦めずに「親孝行のために偽装結婚して欲しい」と頼み込む。「他の人に頼めば良いんじゃないですか?」というヒロに、超治は「お前じゃなきゃダメなんだ。親友だろ?」と言う。

超治は、ヒロの両親の墓の前で手を合わせ、「親友でいさせて欲しい」と言う。だが、そんな超治の行動をヒロは、「そんなパフォーマンスされても、信用できない」と、友人であることもヒロは拒否する。

超治は、「人を信じられないと言いつつ、人のことを心の中でバカにしてんのよ。…相手を傷つけたくないと思って距離をとろうとしても、そんな心の中は伝わって、傷つけている」と告げ、さらに「仕事の後に母さんを呼び出して、洗いざらいぶちまける…家の本は、母さんと帰る前に運びだしてちょうだい」と言い、逆に縁を切られるようなことを言われてしまう。

弟子丸に本を運んでもらったヒロは、彼に無くしたはずの家族写真を渡される。「超治さんに写真を探すのを手伝って欲しいと言われました。ドロドロになりながら、超治さんは写真を探していました」と明かされる。

お誕生日会で、園児たちが「歌わない由羽ちゃんと踊りたくない」と言い出し、超治は困り果てる。そんなところにヒロが現れ、『家なき子』の話をして、由羽とともに楽しそうに歌って踊る。結果、園児たちはみんな踊り出すのだった。

ヒロはしおりに「あなたと由羽ちゃんの家族にはなれません。でも、友達になってください。そして、しおりが「迷惑ならもうこの図書館に来ません」と言っていたこともあり、「図書館にまた来てください」と言うのだった。

ヒロは、超治に「これは、私の家族の写真ではありません」と言う。別の家族の写真を超治は拾ってしまったのだった。そして、ヒロは「お母様が望んだ、家族写真を撮りましょう。…親友でしょ?私達」と言い、ヒロ、超治、華苗の3人は写真を撮る。大喜びの華苗は、式場のパンフレットや婚姻届を用意してきてしまうのだった。

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