「ドクターX 外科医・大門未知子 第11話 最終回」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) フリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)は、局所進行膵癌 stageIVaの状態だった。手術不能と考えられ、ひた隠しにしていたのだが、大門未知子(米倉涼子)は倒れた博美を検査して、病気のことを知る。

2) 未知子は、北野亨(滝藤賢一)の持ち込んだIREナイフを利用し、博美の腫瘍を焼灼しようと試みる。だが、手術中にPVCが頻発し、リドカイン注射を行ったにもかかわらず止まらなかったため、未知子はやむなくインオペ(手術不能)を宣言して手術を中止する。

3) だが、根治手術が行えるほど腫瘍は縮小し、未知子は博美の手術を実施する。北野とともに手術を行い、未知子は博美の手術を無事に成功させる。博美は、娘・舞(藤井杏奈)に「奇跡って、神様じゃなくて人が起こすものなのかもね」と言う。

4) 王超によって医局員の大部分を引き抜かれてしまった蛭間重勝(西田敏行)院長は、責任をとらされて分院へと異動させられる。また、久保東子(泉ピン子)は王超の新たに誕生した病院の院長に就任し、その病院にヘッドハンティングされた北野は表情を曇らせる。

詳細なあらすじ

フリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)は、病気であることをひた隠しにしていたが、ついに倒れてしまう。大門未知子(米倉涼子)は、倒れた博美をすぐに救急搬送し、腹部CTの結果、膵癌と診断する。

未知子は、「私に切らせて」というが、博美は「いくら大門さんでも無理。局所進行膵癌、stageIVa」と言う。膵頭部から発生した癌は、既に総肝動脈などへと浸潤していたのだった。

博美は、娘・舞(藤井杏奈)のために「お金を残したい」と言う。そのため、上海にある中国の財閥王・王超(矢野浩二)の経営する病院に行くことを決めたのだった。博美は、未知子に「病気を隠すのを協力して。私には、それしかないのよ」と言う。

東帝大では、未知子が成功させた母子同時手術により、海外セレブの患者たちが集まりつつあった。一方、久保東子(泉ピン子)副院長は、王に次々と優秀な医師が引き抜かれることに危機感を覚えていた。

王の紹介で、不動産王で次期大統領候補であるレオナルド・スコップ(チャールズ・グラバー)と、妊娠中の妻ダイアナ(ジェニー・スキッドモア)が極秘入院する。レオナルドは、北野が主治医となることを望んでいた。

博美と北野は、親しくなっていた。そんな中、カンファレンスが行われ、レオナルドの症例検討が行われる。彼は局所進行膵癌 stage IVaであった。博美が治る可能性があるかもしれないIREナイフを使用することから、未知子は手術の助手を引き受ける。

レオナルドに対し、北野の執刀で、局所進行膵癌に対する不可逆電気穿孔法が実施される。IREナイフが使用され、腫瘍部分が電気焼灼される。一方、未知子は痛みで苦しそうにしている博美を心配する。

未知子は、IREナイフを盗み出す。そして、博美に「私に切らせて。これさえあれば切れるから」と言う。未知子は、「まだ生きててもらわなきゃ困るの」と言うが、博美は「怖い…どんな危険なオペになるのか、私が一番分かってるから」と言う。

博美は「やっぱり、あの言葉言って…お願いします」と言い、未知子は「大丈夫。私、失敗しないので」と博美を安心させる。

深夜3時、最少人数で博美の手術が行われる。未知子は、IREナイフを腫瘍に刺す。ナビゲーションを使用せず、未知子は腫瘍の位置を把握しており、素早く通電する。そんな中、PVC(心室性期外収縮)が頻発し始めてしまう。未知子は、リドカイン投与で通電を続けようと考えるが、止まらなかった。

なおも通電してしまうと、心臓が耐えられないと判断し、未知子は手を止める。神原晶(岸部一徳)は、「閉じなさい」と言い、未知子はインオペ(手術不能)を宣言して閉腹する。

未知子は、博美に「全部は取り除けなかった」と告げる。博美は、「世界一信頼している大門さんに切ってもらったんだもん、それだけで十分」と言う。

未知子は、IREナイフを盗み出したことや、勝手に手術室を使用したことで、黄川田高之(生瀬勝久)に呼び出される。

未知子は、蛭間重勝(西田敏行)院長に謝罪する。蛭間は、お咎めなしとするが、王の連れてきたVIPたちの手術をタダで行わせる。その条件を飲む未知子は、「城之内先生を特別病室にタダでいさせて」と逆に条件をつける。

未知子は、「私、絶対に諦めないので」と言う。さらに、未知子は王と会い、「上海に行ってもいいですよ。その代わり、現金で払って」と言う。未知子は3本指を立て、王は「3億円」と思い、契約は白紙とする。

東帝大病院では、次々と医局員たちが退職願を出していた。蛭間は、黄川田や西園寺猛司(吉田鋼太郎)に「これを受理するようなことになったら、あなたたちを退職させる」と言う。

北野は退職届を提出し、蛭間は土下座するが「答えはNOです」と言う。「私は、医局員時代、教授にクズ呼ばわりされた。身につけたスキルで、あなたたちを跪かせたかった…でも、あなたたち教授のレベルは低いと分かったので、それも意味はない」と言い、立ち去る。

南幾子(草刈民代)は、久保に「私と一緒に組みませんか?」と提案する。

博美は、「あと3ヶ月くらいかな…」と余命について未知子に話をする。「病気が分かってからさ、自分がいなくなった後のことばっかり心配してたの。お金を舞に残さなきゃって。…でも、違うの。生きていたかった」と言い、やりたくてもできなかったことを口にする。

博美は、「もっと手術をしたかった…手術室は怖かったけど、患者さんのバイタルを見ていたら、生きているって実感できる。そういうオペ、もっと大門さんとしたかったなぁ」とつぶやく。加地秀樹(藤村正信)は、「人知の及ばない領域だ」と言い、遠回しに未知子を慰める。

舞は帰国し、クリスマスパーティーが行われる。博美は舞に、「実はね、ママ…」と言いかけるが、病気であるとは打ち明けられなかった。

焼肉を美味しそうに食べている博美を見て、未知子は「病院に行こう」と言う。IREナイフで腫瘍のダウンサイジング(縮小)が認められ、未知子は「今なら根治手術ができる」と言う。

スコップ夫人の陣痛が起こる。彼女は無痛分娩を望んでいたが、博美の手術で手術室を開けるため、久保が子供を取り上げることとなった。

未知子は、博美の手術を開始する。膵十二指腸動脈の結紮・離断を開始するが、IREナイフによる影響で血管の走行が変わり、出血が起こる。血圧低下が起こる中、北野が現れ、止血を手分けして行う。

門脈の出血部位を発見した未知子は、手早く止血する。胃・空腸吻合が終了し、未知子は閉腹を行う。手術は無事に終了し、「みんなのおかげで良い手術ができました…メリークリスマス」と言う。

上海では、王国際クリニックが開業する。北野は、「医学に国境はない。世界一を目指す」と言う。そこで、久保が院長に就任することが明らかとなり、北野は表情を曇らせる。

一方、東帝大病院では、大幅に医局員が減少していた。その責任をとらされ、蛭間院長は第16分院への異動を命じられる。未知子と博美は、契約終了で東帝大を去る。

博美は順調に快復し、舞に「奇跡って、神様じゃなくて人が起こすものなのかもね」と言う。その親子の様子を、未知子は微笑ましそうに眺め、病院を立ち去った。

配送業者の男性(古坂大魔王)が、「I have a pen.」と言ってペンを差し出そうとしたところ、胸を押さえて倒れ込む。未知子は心筋梗塞と判断し、男性の処置を行う。

前話:「ドクターX 外科医・大門未知子 第10話」あらすじ・ネタバレ

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