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「思い出を売る男 2015年版」あらすじ・ネタバレ

      2016/06/04

簡単なあらすじ

1) 古川三博(木梨憲武)は、会社に営業職で勤務していたが、早期退職を勧告され、職を失う。その後、再就職がなかなかできず、荒れた生活の中で妻は出て行った。

2) 借金取りに追われる中、古川は「記憶を買う」という研究所があると偶然知る。その研究所で、古川は次々に記憶を売り、初恋や高校時代の記憶を失ってしまう。

3) 娘の日菜(田中千空)が拘束型心筋症で、心臓移植が必要だと知った古川は、娘の記憶すら売り、娘を助けようとする。だが、記憶の大半を失った古川は、廃人となってホームレスと化してしまう。

4) そんな古川を妻・優美子(西田尚美)は見つけ、元気になった娘の日菜とともに、「3人でやり直しましょう」と言うのだった。

詳しいあらすじ

古川三博(木梨憲武)は、会社に営業職で勤務していたが、早期退職を勧告され、職を失った。その後、再就職先を探すも、職を得ることはできず、借金を重ねた。結果、妻や娘は家を出て行き、血液を売って1人暮らしを続けていた。

そんな中、借金取りに追われて家を飛び出した古川は、「あなたの人生、高価にて購入」などと書かれた研究所を見つける。怪しげな研究所に入ると、所長・夢野虎彦(今井朋彦)に「裕福な人々が、他人の記憶を欲しがっています。あなたの記憶を売っていただければ報酬をお渡しします。ですが、あなたの記憶はなくなります」と言われ、カネを得たいと考えた古川は、すぐさま記憶を売ることにする。

初恋の記憶や、高校時代に打ち込んだ野球の記憶を売った古川は、高校の同級生に声をかけられ、初恋のマネージャーに会わせられるも、誰だか分からなかった。借金取りに怯える中、古川は次々と記憶を売っていき、ついに完済する。だが、その頃には記憶の多くを失っており、古川は自分がどのような人間なのか、曖昧になりつつあった。

古川は娘の日菜(田中千空)の記憶だけは「絶対に売るまい」と考えていた。ところが、妻からの電話で、日菜が拘束型心筋症と判明し、入院していることを知らされる。

日菜は心臓移植が必要で、その費用を捻出することに迫られた古川は、ついに娘の記憶を売ることを決意する。古川は夢野に、「残りの全ての記憶を買ってください」と言う。夢野は、「そんなことをすれば、あなたは廃人になってしまう」と言うが、古川は売ると言ってきかない。

根負けした夢野は、古川の記憶を買い取ることを承諾し、古川の妻・優美子(西田尚美)に必ず代金を支払うと約束する。古川は、最後に一度、日菜や優美子と撮った写真を見て、涙しながら機械に身を委ねる。

その後、古川はホームレスと化してさまよっていた。そんな古川を優美子は見つけ、「話は聞いたわ…私達が誰だか分からないでしょうけど、3人でやり直しましょう」と言う。古川は立ち去ろうとするが、元気になった日菜が古川を引き止める。

「パパ、日菜だよ。分かる?」と言い、日菜は古川の両手を頬に当てる。それは、古川が日菜によくやっていたことだった。その柔らかな感触で古川は日菜を思い出した様子で、かすかに微笑むのだった。

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