「遺産争族 第6話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 龍太郎(伊東四朗)は、遺産を家族に遺すのではなく寄付する理由を「遺産をやらんと言った途端に、『許せない』などと言う。私が稼いだ顔だ。どのように使おうが自由だ。それを、やらんと言った途端に、親を罪人のように言う」と家族の前で語る。

2) 遺産が手に入らないと知るや、三女・凜子(板谷由夏)は母の形見に手を付けようとしていた。だが、それを未然に防いだ陽子(余貴美子)は、凛子と取っ組み合いのケンカとなる。

3) 25年ぶりに現れた父・肇(光石研)に、育生(向井理)は、カネの無心にやってきたのではないかと疑う。だが、肇は実は、自宅を元妻・華子(岸本加世子)に渡したいと考えていた。既に別れているため、遺産を渡すことができないことから、育生に「自分の死後に家を処分して母に渡して欲しい」と頼むためにやってきたのだった。

4) 父を疑ったことを恥じ、育生は祖父・龍太郎のことを信じ、遺産を受け継ぎ、しかるべきところに寄付することを河村家で宣言する。そこで恒三と陽子は夫婦ゲンカとなり、「離婚よ」という言葉に恒三は「いつでも離婚してあげますよ」と応じる。仲直りしようとする恒三に、陽子は「以前から離婚したかったの」と、離婚の意思は変わらないと言う。

5) 龍太郎の病室を訪れた育生は、龍太郎に「寄付をするというのをやめて、全てを僕に譲ると遺言を書き換えてください」と願い出る。

起:父・肇の登場

カワムラメモリアル・河村龍太郎(伊東四朗)会長が、危急時遺言を作成する直前、育生(向井理)は「誰も争わなくて良い遺言にしてください」と願い出た。その結果、龍太郎は「遺産は海外で医療を行う医師に全額を渡す。ただし、どの時期にどの団体に寄付するかは、育生に一任する」という遺言とした。

結果、河村家は大混乱に陥ってしまう。一方、育生の母・華子(岸本加世子)の前に、元夫で育生の父親・佐藤肇(光石研)が現れる。華子は、「あんたが借金を私に押し付けて、どんな思いで育生を育ててきたのか分かるの?」と肇を非難する。

肇は謝罪し、「一目でも育生に会いたい」と華子に言うが、華子は「育生が河村家の婿に入ったから、金の無心に来たのでは」と疑う。翌日、華子は育生から遺産を管理することを聞き、「お父ちゃんに気をつけなさい。お金に困って近づいてくるかもしれない」と警告する。

承:龍太郎の真意

河村家の全員が遺産の内容を知ってしまい、混乱に陥っていると知った龍太郎は、「家族を呼んでくれ。腹を割って話し合おう。そうすれば分かる」と育生に提案する。

正春(鈴木浩介)は、「探さないでください。会社は退職します」と恒三(岸部一徳)にメールする。だが、母・月子(室井滋)は「今、混乱しているんです。もう少し待ってください」と恒三に懇願する。

龍太郎の病室に集まった長女・陽子(余貴美子)、次女・月子(室井滋)、三女・凜子(板谷由夏)、孫・楓(榮倉奈々)、陽子の夫・恒三(岸部一徳)は、龍太郎の真意について問い質そうとする。

そこで龍太郎は、財産を家族に遺すのではなく、寄付することにした理由を明かす。「遺産をやらんと言った途端に、『許せない』などと言う。私が稼いだ顔だ。どのように使おうが自由だ。それを、やらんと言った途端に、親を罪人のように言う」と、龍太郎は語る。

だが、育生は「家族に与えたくないから寄付する。それは患者を馬鹿にしてませんか?カネで名誉は買えませんよ」と言う。だが、龍太郎は「そんな君だから渡す気になったんだ」と、考えを変えなかった。

陽子は、恒三に「遺産をどうにかしてください。私にはあなたしかいないの」と懇願する。一方、凜子は遺産が手に入らないと知るや、母の形見に手を付けようとしていた。

転:肇との再会

育生は、金沢利子(真飛聖)弁護士に「このままでは、河村家はバラバラになってしまいます。どうしたら良いでしょうか」と相談する。だが、金沢弁護士は、「どんな遺言でも家族はいがみ合うものです」と言う。

育生は、両親がカネが原因で家族がバラバラになったことから、遺産が原因でいがみ合わないようにして欲しいと考えていた。そんな育生に、金沢弁護士は「あなたは『お金はいらない』と言うことによって、お金に復讐しているのです」と言う。

陽子は、凜子の荷物からナフタレンのニオイがしたことから、凛子が母の形見を全て持ち去ろうとしているのを知る。凛子の行動に陽子は怒りを覚える。

肇は、育生に内緒で楓に会いにきて驚く。「勝手なことをしてすまなかった」と言って帰ろうとする肇を楓は引き止め、「これからウチに来て話しませんか?」と言う。

結:骨肉の争い

恒三は、「25年も会わなかった父親が来るなんて、何か理由があるんじゃないか?」と楓に疑問を口にする。肇は、静岡で小さな塾を経営していると語る。

陽子は、凜子にカバンを開けるように言う。凛子が母の形見を盗み出そうとしていたため、2人は取っ組み合いのケンカになる。騒ぎになって驚く肇に、凛子は「ウチは今、最悪なんです。父が育生君に遺産を全て任せるなんて言い出して」と明かす。

肇は、「お金持ちにはお金持ちの悩みがあるんですね。庶民の私達には分からない世界です。…私が東京にやってきたのは金策のためなんです。塾を自宅でやっているのは限界があって」と言い、その言葉に育生は「意地汚い真似やめてください」と言う。

育生は肇と2人で話をする。「遺産を任されたと言っても、管理を任されただけで、自分のものにならないんです」と言って、手持ちの所持金を全て渡す。

だが、肇は金の無心にやってきたのではなかった。肇は、「俺が死んだら、静岡の家を処分して母ちゃんに渡してくれ。俺は離婚してるから、母ちゃんに遺してやることはできない。だから、育生から家を処分して渡してやってくれ」と、育生に会いにきた理由を明かす。

華子に突き返された結婚祝いも、育生に直接渡すことができなかったため、居酒屋の店員にあずけていたことも判明する。父親を疑ったことを恥じ、育生は「遺言の内容をお受けします。おじいちゃんのことを信じて、しかるべくところに寄付を行います」と河村家で宣言する。

陽子は、恒三に「どうにかしてください。このままでは、家をとられちゃうのよ。この家は、私の歴史そのものなの」と縋る。だが、傍観者のままの恒三に陽子は怒り、「離婚してください」と言い、恒三は「いつでも離婚してあげますよ」と応じる。

恒三は陽子と仲直りしようとするが、陽子は「もう遅いわ…ずっと私はあなたと別れたいと思ってたの」と、離婚の意志は変わらないと言う。

2人の会話に激怒した育生は、「あんたら馬鹿だ!」と言い捨てて家を出る。その足で龍太郎の病室を訪れた育生は、龍太郎に「寄付をするというのをやめて、全てを僕に譲ると遺言を書き換えてください」と願い出る。

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