「ゆとりですがなにか 第1話」あらすじ・ネタバレ

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食品会社「みんみんホールディングス」勤務の坂間正和(岡田将生)は、レンタルおじさんを利用し、麻生厳(吉田鋼太郎)と話をしていた。「ゆとり世代」の自覚はないが、ゆとり世代であると麻生に言われる。

坂間は、入社2年目の後輩・山岸ひろむ(太賀)がまさに「ゆとり」であると考えていたが、自分も「ゆとり」であると暗に仄めかされる。彼は麻生にひとしきり愚痴るが、時間切れとなってしまう。

次の相談者・山路一豊(松坂桃李)が来てしまい、延長もできず、つい坂間は山路の話に参加してしまう。帰り道、坂間はバス停で山路と再会し、「営業成績が悪くて、出向になりました」「送別会、バックれました」などと話す。ゆとり丸出しの話しぶりに、山路は「もしかして、ゆとりですか?」と訊く。坂間は、「ゆとりですが、なにか?」と言う。

坂間は、居酒屋・鳥の民に出向となる。店長待遇だったが、店員の態度は冷ややかだった。さっそくエリアマネージャー・宮下茜(安藤サクラ)からは「在庫は?昨日の売り上げは?…把握してないんですか」などと、初日から厳しく追求されてしまう。

坂間の妹・ゆとりは、就職活動を行っていたが、なかなか内定はもらえない。さらには、「…ゆとりだからね」などと言われてしまう。

一方、山路は教育実習生・佐倉悦子(吉岡里帆)に指導を行っていた。だが、少々熱く教育について語った後、悦子が急に泣き出して驚く。授業が上手くできなかった後、山路に話をされていっぱいいっぱいになってしまい、泣いてしまったのだという。

山路は、同僚とともに佐倉と居酒屋に飲みに行く。そこで、悦子に「私は、山路先生に嫌われてるんです」と言われ、山路はさらに困る。その居酒屋は、坂間の働く店で、割引券を坂間にもらったためにやってきたのだった。

坂間は、仕事でミスを連発し、ヘトヘトになって帰路につく。だが、そこで山路に声をかけられ、一緒に飲みに行く。二軒目に行こうと坂間は言い、そこでキャッチの道上まりぶ(柳楽優弥)につかまる。店を紹介されて行くと、そこはボッタクリバーだった。

ビール1本と野菜スティックで12万円を請求され、カネのない坂間は、仕方なくエリアマネージャー・宮下を頼って電話する。苛つきながら支払いを行ってくれた宮下は、坂間の彼女だった。

だが、宮下は坂間と別れようとしていた。「他の職場だったらな…」と理由を語る。坂間は、「それなら…」と、その場の流れや仕事の疲れからプロポーズするが、当然のことながら宮下は拒否する。

翌日、坂間は後輩の山岸が取引先に顔を見せず、さらには受注ミスを多発させていることを知る。また、坂間の働く居酒屋にも受注ミスを行っており、たまらず坂間は山岸に電話をかける。

「電話で手配しました」と悪びれずに言う山岸に、坂間は「お前が来い!」と一喝する。山岸にダンボールを持たせ、取引先に向かう。山岸は土下座して詫び、自分の責任感のなさを痛感するのだった。

そのことを、坂間は意気揚々と「結局、ハートなんですよ。パワハラが怖くて部下が叱れますか!」と山路に報告する。一方、山路は悦子に告白され、「俺も好きです」と言うのだった。

坂間と山路は気分がよくなり、道上に「お金を返してください」と言いに行く。だが、あっさりと返り討ちにされ、坂間は「サービス券あげますから、ウチの店に来てください。サービス券を使い切ったら、12万チャラにしてあげますから」と言う。

翌朝、坂間は通勤する際、宮下から電話を受ける。「昨日、山岸君とトラブルがあったようで。会社辞めるって、一斉にLINEを送ってるけど」と言われる。さらに、「電車に20代前半の男が電車に飛び込んだ」と知り、坂間は血相を変える。

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