佃製作所の顧問弁護士・神谷修一は、ケーマシナリーの顧問弁護士・中川京一とギアゴーストの顧問弁護士・末長孝明が親しい間柄にあることを見抜く。彼らは結託し、さらには末長弁護士がギアゴーストの機密情報をケーマシナリー側に流していたのだった。
ギアゴーストの伊丹大社長は、一度は「社員を疑うなんて」と、社内にスパイがいることを疑う神谷弁護士に反発するが、中川弁護士と末長弁護士とが対談する法律専門誌を目にすると、神谷弁護士を信じることとなった。
だが、彼らの関係が密接であったとしても、裁判で勝てる見込みはなかった。そこで佃製作所は、総力を上げて特許についての論文を探し始める。ギアゴーストの島津裕は、「問題の副変速機の特許は、特許をとるまでもない、ありふれた技術だと思った」と語っていたため、論文の中に特許についてのヒントがあるのではないか、と佃は考えたのだった。
だが、膨大な論文の中に、なかなかその情報は得られなかった。そこで、島津の母校にある書庫を探し、その中から該当する論文を発見する。その論文は、大学の院生が以前に書いた論文であり、島津もそれを目にしていたのだった。
論文は発見され、伊丹は神谷弁護士に弁護を依頼する。だが、それだけでは証拠として不十分であり、決定打が必要だと神谷弁護士は言う。「負ける裁判はしない」という神谷弁護士は、伊丹社長らにある提案を行うのだった。
一方で、ケーマシナリー側は、伊丹社長をダイダロスの重田社長を引き合わせる。重田社長は、かつて伊丹が帝国重工時代、的場部長の指示で切った下請け会社の社長だった。重田社長は、伊丹社長に「社員の継続雇用は保証しない」という前提で買収を提案する。だが、伊丹社長はそれを受け入れることはできなかった。当然、重田社長は、中川弁護士らの策略については知っていた。
そんな中、佃製作所の殿村経理部長は、父親の米作りに懸ける気持ちに打たれ、ついに佃製作所を辞め、父親の後を継ぐ決意を決める。「心苦しい」と言いながらも、辞意を伝えた殿村に、佃社長は農家となる殿村の背中を押すのだった。
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