「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 第8話」あらすじ・ネタバレ

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簡単なあらすじ

1) 藤堂比奈子(波瑠)は、犯人を殺害しようとしていたことを東海林泰久(横山裕)に知られてしまい、東海林は比奈子に「辞職しろ」と迫られる。比奈子は、辞職願を用意した上で、中島保(林遣都)に「もうお会いすることはできなくなります」と別れを告げる。

2) 比奈子は、厚田巌夫(渡部篤郎)に辞職願を提出しようとするが、そんな中、連続女性殺人事件の犯人・佐藤都夜(佐々木希)が逃亡したとの知らせを受ける。都夜は、刑務官を殺害していた。

3) さらには、長野、群馬、埼玉、東京に渡って、猟奇的な動物の死体が発見される。カエルの腹部に人間の髪の毛、スズメの腹部に歯、ハムスターの腹部に耳、カラスの腹部に指、猫の腹部に目が挿れられていた。中島は発見された住所と、パーツの数に着目し、その暗号の答えが「とうどうひなこ」であると気づく。

4) 厚田は、都夜のターゲットは比奈子であると考え、比奈子をホテル住まいさせ、警護に東海林をつける。そんな中、殺害された藤川の携帯電話に電波が入ったことで、刑事たちはホテルに急行する。そこで、片岡啓造(高橋努)は、廊下にいた女性にナイフで片岡の喉元を斬りつけられる。唖然とする比奈子に、彼女は「久しぶり」と声をかける。

起:辞職

藤堂比奈子(波瑠)は、犯人を殺害しようとしていたことを東海林泰久(横山裕)に知られてしまい、「刑事として認めない」と言われる。「このまま刑事を続けると言うなら、主任に報告する」と言われる。

「先輩の妹を殺した犯人を、先輩は1人で追って殺害寸前にまで至りました。その行動と私の行動、何が違いますか?家族を殺された復讐なら、許されるんですか?」と比奈子は問いかける。東海林は、「自分の行動を正当化するつもりはない」と言いつつも、「上に報告すれば、どの道、懲戒処分だ。その前に、自分で警察を辞めろ」と迫る。

比奈子は、辞職願を持って中島保(林遣都)の元を訪ねる。彼女は、「警察を辞めれば、中島先生にお会いできることはできないので、お別れを言いに来ました」と言う。話を聞いた中島は、「答えが出たということでしょうか?…答えなんか出ない。凶器を持ったままでは、正しい答えなんか出ない。もう一度考えるべきだ」と説得する。

だが、比奈子は「先生は、私がそちら側に行くことを恐れているんでしょう。でも、それが私らしさなら仕方ありません…さようなら」と言って、部屋を出て行く。

承:都夜の脱走

拘置所近くの病院で、連続女性殺人事件の犯人・佐藤都夜(佐々木希)が入院していた。都夜は、刑務官を殺害し、脱走した。「衝動的な犯行・逃亡なら、もう都内にはいないかもしれません」と言うが、厚田巌夫(渡部篤郎)は「藤堂がターゲットかもしれない。取り調べした時も、『いつか顔の皮を剥ぎにくる』と言っていた。藤堂にはホテル住まいをさせ、警備をつける」と言う。厚田は、東海林を比奈子の警護につける。

一方、小菅で犬の死体が発見される。犬の腹部から、成人男性の右手首が挿れられていたのだという。石上妙子(原田美枝子)は、他県でも同様の事件が起きており、最初の犯行が行われた場所は、比奈子の生まれ故郷である長野県宝元町であった。

長野、群馬、埼玉に渡って、猟奇的な動物の死体が発見される。カエルの腹部に髪の毛、スズメの腹部に歯、ハムスターの腹部に耳、カラスの腹部に指、猫の腹部に目が挿れられていた。それぞれ最大で5人分のパーツが発見されていた。

都夜は、呼び出しを受けた人物に会いに行く。警察は、都夜の行方が未だに掴めず、新聞などで批判を受けていた。

転:中島の依頼

厚田は、動物の死体に人間のパーツが発見された事件について、「中島先生にプロファイリングを依頼してもらえるか?」と言う。だが、比奈子は「中島先生に会うのは、できれば、別の方にお願いしてもらえませんか?暴走してしまいそうなので…」と言う。そして、厚田に退職願を手渡すのだった。

中島への指定面会人は、東海林に変更となった。中島は、「シリアルキラーの成長過程を早回しで見ているようです」と言う。殺害する小動物が、徐々に大型化していくことを中島は指摘するのだった。

そして、「藤堂さんは、東海林さんと同じです。犯罪者に肉薄しながら、踏みとどまっているんです。抱えている闇は、藤堂さんの方が深いと思いますが、東海林さんと近いと思います」と中島は言う。

さらに、「人殺しと、そうではない人間の違いはなんだ?」東海林に訊かれ、中島は「違いはないと思います。…万が一、彼女が人を殺しても、僕は彼女に寄り添ってしまう。だから、東海林さんには、藤堂さんが踏みとどまるように助けてあげてください」と言うのだった。

結:ターゲット

都夜へは、ファンレターが届いていた。比奈子たちは、そのファンレターの差出人の住所をまとめる。

東海林は、ホテルの部屋へと戻ると、中島の言葉を思い出していた。「彼女のナイフを取り上げてください。彼女は、本当は人を殺したいと思っていない。むしろ、本当に殺さないのか試しているんです」と中島は比奈子について語っていたのだった。

比奈子は高校時代、小動物を殺害する犯人に会っていた。「ああいうことをする人が、どんな人なのか知りたかった」と比奈子は犯人に言った。犯人は、「これ、あげる。これで自分らしく人を殺せばいい」とナイフを渡したのだった。

中島は、資料を読んで動物が殺害された匹数、死体が発見された住所に着目する。それは暗号になっており、その暗号の答えは「とうどうひなこ」であった。

東海林に、都夜は「藤堂比奈子のことを殺しにきた」と言う。慌てて部屋を出たところ、東海林は警棒で殴られる。藤川の携帯電話に電波が入ったことから、警察はそれを察知してホテルへ急行する。

都夜の姿を見かけ、片岡啓造(高橋努)は東海林たちの部屋へと向かう。そこで、1人の女性に出会う。彼女は、ナイフで片岡の喉元を斬りつけるのだった。唖然とする比奈子に、彼女は「久しぶり」と声をかける。

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