「楊貴妃の双六」(世にも奇妙な物語 第3話)あらすじ・ネタバレ

スポンサーリンク

会社員の山田和之(野村宏伸)は、恋人の唐沢楊子(中村あずさ)から振られてしまう。楊子は、金持ちの男に乗り換え、和之は落胆する。

飲み屋で友人に「カネが欲しい」などと愚痴っていると、そこに奇妙な老人が現れる。そして、「楊貴妃の双六(すごろく)」なるものの存在を教える。

「楊貴妃の双六」は、楊貴妃が言い寄る男たちに遊ばせていたという双六であり、マス目に書かれたことが本当に起こるのだという。そして、ゴールすれば皇帝と並ぶほどの巨万の富を得るのだという。

和之は、半信半疑ながら友人たちとともに、その双六をプレイすることにする。だが、そのマス目どおり、「交際相手が妊娠する」「内臓がねじれる」「逮捕される」といったことが友人たちに起こり、ついに和之たちは双六の力が本物であると信じるのだった。

ついにプレイヤーは、和之ともう1人の2人だけになり、ゴールから2マス手前に位置していた。ゴール直前には、「死ぬ」というマスになっており、和之は「やめよう」と言うが、友人は「確率は1/6だろ?俺は5/6に賭ける」と言い、サイコロを振る。

だが、友人の出したサイコロの目は「1」であり、「死ぬ」というマスだった。そこで、友人は和之のコマをそのマス目に置こうとする。そこで和之は「何をするんだ!」と起こり、友人を突き飛ばす。そして、自分で再びサイコロを振ると、「2」の目が出て”あがり”となる。

だが、突き飛ばされた友人は頭を壁に強打し、死亡してしまっていた。逮捕され、刑事に事情聴取を受けていた和之は、「部屋の天井裏から、トランクいっぱいに入った札束を見つけた」と知らされる。

「カネをめぐって、争いになって殺したんだろう」と言われるが、和之は「双六をしていたんだ…」と力なくつぶやくだけだった。

1990年4月19日放送 脚本:土屋斗紀雄、林誠人

タイトルとURLをコピーしました