「悪魔のゲームソフト」(世にも奇妙な物語 第14話)あらすじ・ネタバレ

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「牧村部長が失踪した」ということで、彼の部下たちが家を訪れていた。だが、家に部長がいる様子はなかった。そんな中、部下を連れてきた運転手は、「犬小屋から、犬の鳴き声はするが、犬の姿がない」ことを不思議に思う。

そんな彼らの様子を、二階の自室から牧村テツオ(高山良)が見ていた。牧村家では、テツオの父母の姿はなく、テツオだけが暮らしていた。

テツオの学校では、担任のヨシコ先生が行方不明となり、校長が代わりに登壇していた。さらに、学校へパトカーが止まっており、生徒たちはヨシコ先生の身に何かが起きたのではないか、と騒ぎになる。

そんな中、テツオの友人は、人気ゲームソフトを手に入れたものの、「親にファミコンを壊された」と言い、テツオの家でプレイさせてもらえないか、と頼む。テツオは、そんな友人と一緒に帰宅する。だがその途中、不良3人に絡まれ、ゲームソフトをカツアゲされてしまう。

テツオは取り返そうとするのだが、不良に殴られ、奪い取られてしまう。テツオは、不良が学生証を落としているのを見つけ、それを持ち帰る。

友人は、テツオの家が荒れていることを不思議に思う。テツオは、PCにフロッピーディスクを差し、ゲームを起動させる。そして、不良の学生証の写真をスキャンして、ゲーム画面に登場させるのだった。

友人は興奮して、そのゲームについて質問する。するとテツオは、「雑誌に載っていたプログラムを、自分で改造したんだ」と明かす。ゲーム画面では、モンスターが登場して不良役のキャラが襲われていた。一方、現実世界でも不良は姿を消していた。

テツオの改造したゲームでは、写真をスキャンするとその人間や動物が取り込まれ、キャラクターとしてゲーム内に登場するのだった。そして、モンスターによってダメージを受けてゲームオーバーになると、実際に死亡してしまうのだった。

テツオは、ペットの鳥が暴れて指を傷つけたため、鳥の写真を取り込んでゲーム内でモンスターに襲わせる。そのことで、友人はテツオがゲーム内に取り込み、両親を殺したことを知らされるのだった。さらには、担任のヨシコ先生についても、「成績が下がったことを、わざわざ親に言いに来たからだ。そのせいで、僕は父親に殴られた。だから、ゲームに取り込んだ」と明かす。

友人は恐ろしくなり、110番通報する。その様子を見ていたテツオは、友人の写真を机から取り出し、スキャンしてゲーム内に取り込むのだった。

1990年6月28日放送 脚本:深谷仁一

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