映画「ブリムストーン」あらすじ・ネタバレ・結末

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簡単なあらすじ

1) 夫・エリと2人の子供と暮らす助産師のリズは、言葉を話すことができず、手話で会話していた。そんなある日、村の教会に牧師がやってきた。その牧師というのは、実の父親だった。だが、その父親はリズにとって脅威でしかなかった。

2) リズは故郷で、父親によって母親を自殺に追い込まれ、さらには恋人を殺害された上に父親に犯された。そのこともあり、父の元から逃げ出したのだった。そんなリズはさまよい、ビスマスの鉱山の町にたどり着いた。

3) ビスマスの町に、父である牧師が現れる。そこで、リズの友人であるエリザベスを牧師によって殺害されてしまう。リズは、エリザベスになりすまし、エリザベスが結婚相談所で紹介された相手のもとへと向かう。その際、エリザベスは舌が切断されていたため、リズは自ら舌を切り落とした。

4) 子供や夫との平穏な生活を送る中、やはり現れた牧師にいって夫が殺害されてしまう。逃げ延びた先でリズは牧師を倒し、再び自由を取り戻した。ところが、エリザベスはリズを守るため、フランクという男を殺害していたため、その罪でリズは逮捕されてしまう。絞首刑に処せられるため、船に乗って護送されている際、リズは娘・サムを残して湖へと身を投げる。

5) サムは成長し、子供を産んでいた。そんな彼女は、亡くなった母・リズの存在を近くに感じていた。サムが帰宅しようとすると、近くの木から母がにこやかに微笑んでいるかのよう思い、笑顔を返すのだった。

詳細なあらすじ

夫・エリと2人の子供(夫と前妻の息子であるマシュー、そして自分の娘であるサム)と暮らす助産師のリズは、言葉を発することができず、手話でコミュニケーションをとっていた。ある日、村の教会に牧師がやってきた。リズは、牧師のことを危険だと感じていた。

そんな中、リズの身に奇妙なことが起こり始める。その原因を、リズの夫は新生児が死んだことを逆恨みするネイサンのせいであると考えていた。一方、リズには犯人が分かっており、牧師を殺害しようと、一晩中息を殺して潜んでいた。だが、牧師のベッドに行くと、娘の人形がベッドにあった。そこで、リズは家族に危険が及んでいると気付くのだった。

リズが慌てて帰宅すると、牧師が夫を殺害していた。夫は、「子供たちを父の住む山に連れていってくれ」と死の間際にリズへ頼む。リズは、子供を連れて牧師から逃げるようにして山へと向かう。

こうした出来事の以前、ジョアンナという若い女性が砂漠でさまよい、中国の家族に保護される。ビスマスの鉱山の町で、彼女はフランクが所有する商店で手伝うようになり、サリーという売春婦が彼女を世話するようになった。

ジョアンナには、エリザベスという売春婦の友人がいた。エリザベスは客の舌に噛みつき、フランクは罰としてエリザベスの舌を切る。喋れなくなったエリザベスは、ジョアンナに手話を習うのだった。

エリザベスは、結婚仲介業者を通じて結婚し、ビスマスから逃げ出そうとしていた。ジョアンナは、エリザベスが逃げるのを手伝おうとしていた。そんな中、牧師が現れ、彼はジョアンナを鞭打つのだった。ジョアンナはエリザベスを救出しようとするのだが、牧師によってエリザベスは殺害されてしまう。ジョアンナはナイフで牧師の喉を切りつける。

ジョアンナは、そこからエリザベスになりすます。エリザベスの服を着て、舌を切り落とした。そして、結婚仲介業者を通じて紹介された相手のもとに向かい、結婚したのだった。ジョアンナこそリズであり、彼女はこうして夫・エリと結婚したのだった。

一方、砂漠では盗まれた金を巡ったいさかいで重傷を負った、2人の男、サミュエルとウォルフが横たわっていた。時を同じくして、子供の頃のジョアンナは、母・アンナ、そして牧師である父親と暮らしていた。

サミュエルとウォルフは、ジョアンナたちの住む町にやってきた。ジョアンナは、両親に隠れて彼らを世話するのだった。そんな中、サミュエルは隙をついてウォルフを殺害し、ジョアンナはその様子を見てしまう。サミュエルは、「殺さなければ、殺されていた」と言う。

アンナは、娘を性的な目で見る夫を非難するのだが、逆に殴られてしまい、辱しめられた。結果、アンナは教会の前で首を吊って自殺した。母が亡くなった晩、ジョアンナはサミュエルに抱かれようとするのだが、サミュエルは途中でやめる。

翌朝、牧師はジョアンナを吊れ、そこで娘との結婚式を始めようとした。そこにサミュエルはやってきて救おうとするのだが、牧師がサミュエルを殺害した。サミュエルを愛しているというジョアンナに牧師は怒り、ジョアンナを鞭打った後に強姦する。翌朝、ジョアンナは眠っている父親から逃げ出したのだった。

話は子供を連れて逃げるリズに戻る。リズは、娘のサムと息子のマシューを連れて雪の降る山の中を進んでいた。凍った湖を渡る中、マシューは牧師によって射殺されてしまう。リズは、サムとともにエリの父親の家へと到着した。

だが、エリの父親も牧師によって殺害されていた。リズは、サムとともに再び逃げ出そうとするのだが、牧師につかまってしまう。牧師は再びリズを乱暴しようとするのだが、隙をついて牧師に火をつける。そして、ライフルで彼を射殺するのだった。

その後、保安官の代理に選ばれたネイサンは、リズを逮捕する。「舌のない女 エリザベス」がフランク殺害の罪で手配書に載っていたのだった。エリザベスは、「本物のエリザベス」が、ジョアンナ/リズを救うため、フランクを殺害していたのだった。

ネイサンは、首吊りで処刑される予定のリズを、護送することになった。リズは、自分なしでも生きていけるように成長した息子サムを見ていた。誰かの意のままにされるのを望まないリズは、湖へと自らの身を投げるのだった。

サムは成長して自分の子供を持った。彼女は、母・リズの存在を近くに感じていた。サムが帰宅しようとすると、近くの木から母がにこやかに微笑んでいるかのよう思い、笑顔を返した。そんな彼女は、自分の娘と家へと戻るのだった。

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