映画「ダウンサイズ」あらすじ・ネタバレ・結末

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簡単なあらすじ

1) ノルウェーの研究施設で、生物の体を1/4程度にする技術がヨルゲン博士によって開発される。人口増加により食糧危機が予見される中、この「縮小技術」は解決策になるのではないかと期待されていた。

2) 「少額で豊かな暮らしができる」とのことで、経済的に苦しいポール・サフラネック(マット・デイモン)は、妻オードリー(クリステン・ウィグ)と体を縮小させて暮らそうとしていた。だが、直前になってオードリーは考えを変え、ポールだけその手術を受けてしまった。不可逆的な手術であるため、ポールはオードリーに激怒し、2人は離婚した。

3) ポールは、縮小手術を受けた人々が暮らすコミュニティで1人寂しく暮らしていた。そんな中、彼はベトナムの政治活動家だった女性ノク・ラン・トラン(ホン・チャウ)に出会う。ポールは、ノク・ランの仕事やスラムでの活動を手伝う内に、彼女に惹かれていく。

4) ヨルゲン博士は、「人類は絶滅の危機に瀕している。そこで、人類を守るため、縮小した人々が暮らすシェルターを作っている」と話し、そこで暮らさないかと提案する。ポールは参加したいと言うのだが、ノク・ランは帰国すると言う。ポールは、シェルターの中に入ろうとするが、その直前、ドアを閉める前にノク・ランとともに外に出る。ポールは、ノク・ランとレイシュアランドに戻り、スラム街でのノク・ランの仕事を手伝うのだった。

詳細なあらすじ

ノルウェーの研究施設で、生物の体を1/4程度にする技術がヨルゲン博士によって開発される。人口増加により食糧危機が予見される中、この「縮小技術」は解決策になるのではないかと期待されていた。

世界中の人々がこの大発見を目の当たりにする中、ポール・サフラネック(マット・デイモン)もこのニュースを見ていた。ポールは、オマハで線維筋痛症の母親の介護をしなければならなかった。

10年後、母親はすでに亡くなり、ポールはオードリー(クリステン・ウィグ)と結婚したが、経済状況は苦しかった。そんな中、同窓会で、「5インチ」にまで縮小したデイヴとキャロル・ジョンソンに会う。彼らの話やセミナーで、縮小することにより「環境にも優しく、豊かな生活を送ることができる」のだと知らされる。

ポールとオードリーは、モーゲージ(不動産担保型生活資金)申請が却下されたことから、ダウンサイズすることを考え始める。ポールは縮小したのだが、その直後、オードリーからの電話を受ける。オードリーは「家族や友人を残して縮小することはできない」と言い、ポールは激怒する。

翌朝、ベトナムの政治活動家ノク・ラン・トラン(ホン・チャウ)が拘禁され、意に反して縮小させられていることが明らかになる。ノク・ランら17人の活動家は、テレビボックスに隠れてアメリカに密入国したものの、唯一の生存者であるノク・ランは病院に運ばれ、脚を切断せざるを得なかったという。

1年後、ポールはオードリーと離婚し、レイシュアランドにある新たなアパートに移住し、電話勧誘販売員として働いていた。ポールは、デイヴに「縮小して後悔している」と言う。そして、隣人ドゥシャン・ミルコヴィッチ(クリストフ・ワルツ)の開いたパーティーに参加するのだった。

パーティーを楽しんだ翌朝、清掃員としてやってきた1人がノク・ランであると気付く。ノク・ランは、ポールに「病気の女性を世話して欲しい」と頼み、彼は同行する。

ノク・ランは、レイシュアランドの外にあるスラムに、ポールを連れて行く。夫を縮小過程で亡くし、自らも癌になってしまったグラディス(ローズ・ビアンコ)に会う。ポールは、ノク・ランに「彼女を寝たきりにさせないように、体を動かしてあげた方がいい」などとアドバイスする。さらに、ポールはノク・ランの義足を直そうとして失敗し、壊してしまう。

結果、ポールはノク・ランの仕事を手伝わなければならなくなった。そんな中、ドゥシャンはポールやノク・ランたちに「最初に体を小さくした人々が暮らすコミュニティ」を訪れることを提案する。ポールとノク・ランは親密になり、愛し合うようになる。

縮小技術を開発したヨルゲン博士は、「メタンガスの排出が多いため、人類は滅亡の危機に瀕している」と明かす。ヨルゲン博士は、「人類を守るため、縮小した人々が暮らすためのシェルターを作っている」と明かし、ポールもそのシェルター入りを希望するが、ノク・ランは行きたくないといい、ポールは「彼女と一緒にレイシュアランドに戻ろうか」と悩む。

ポールは、ノク・ラン、デュシャンたちに別れを告げ、シェルターの中に入ろうとするが、その直前、ドアを閉める前にノク・ランとともに外に出る。ポールは、ノク・ランとレイシュアランドに戻り、スラム街でのノク・ランの仕事を手伝うのだった。

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