折壁嵩男は、倒れて意識を失っていた60代の女性・花井環を介抱する。相談に乗った折壁は、彼女が多くの薬を処方されており、副作用で倒れてしまった可能性を指摘するのだった。
花井は、ヘルパーが常駐する介護型マンションに住んでいた。そこで最近、彼女に「国武一輝という男から脅迫を受けている」と明かされるのだった。
彼女は、臓器売買や売春目的に売られた子供たちを助け出すボランティア活動を長らく行っていたのだという。ところが、国武は彼女に「ボランティア活動を隠れ蓑に、子供たちを売っていたのはお前だ」と言っているのだという。
マフィアの女ボス「レディー・タイガー」と名指しされるも、花井は身に覚えがないことであるという。恐怖を感じる花井は、「国武という男をどうかしてもらいたい。誰か頼れる人を紹介してもらえないかしら」と折壁に頼むのだった。
折壁は調査を行う中、国武がアプローチしてくる。「彼女がレディー・タイガーだという証拠がある」のだという。折壁は指定された場所に向かうと、そこに国武とその他2人の男たちが現れるのだった。
折壁は、その場にあったドリルドライバーやアルコールスプレーなどを利用し、3人を倒して殺害する。国武が頻回に花井と連絡をとりあっていたことや、彼の子供の頃の写真に花井が映っていたことから、花井の正体が「レディー・タイガー」であると気付くのだった。
折壁は、花井のもとへと向かう。花井は、子供の人身売買を長年行ってきた「レディー・タイガー」であることを認め、折壁の腕試しをするために国武を差し向けたことを認める。「合格」した折壁を、花井はボディガードとして雇いたいと言う。
だが、折壁はそれに応じず、ニコチンのたっぷりとしみ出した水を飲ませ、殺害するのだった。花井はジュースの缶を灰皿がわりにしており、「ジュースと間違って飲んで事故死した」ように見せかけたのだった。
