相棒 season17 第1話「ボディ」 あらすじ・ネタバレ・結末

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6月7日、大学教授で国家公安委員のメンバーである三上冨貴江は、定例会議の最中に義父・鬼束鐵太郎の着信を受ける。だが、電話をかけてきていたのは、その息子で冨貴江の夫である鋼太郎だった。

家に帰ると、鐵太郎は頭部を鈍器で殴られて死亡しており、鋼太郎は「君のために殺した」と明かす。鐵太郎は冨貴江の不貞を探偵に探らせており、家から追い出そうと考えていたのだという。

冨貴江は、自らの地位を守るべく、鐵太郎の遺体を見つからないようにし、失踪したかのように見せかけるよう画策を始める。8日、9日と風邪で臥せっていると偽装した後、10日に失踪したということにし、鐵太郎の若い妻・祥に警察へ失踪届けを出させるのだった。

警察は国家公安委員である冨貴江に配慮し、自宅まで刑事を派遣するのだが、冨貴江はそれを固辞する。その上で、離れの新築に便乗し、殺人現場であるリビングの大幅なリフォームを行うのだった。

失踪から2ヶ月が経ち、甲斐峯秋は、杉下右京・冠城亘の両名に「話し相手になってもらってはどうか」と提案し、冨貴江はその提案を受けるしかなかった。すでに週刊誌『フォトス』では失踪に若い妻・祥が関与していると匂わす記事が掲載されており、右京は家族の関与を疑っていた。

右京は、冨貴江に挨拶し、調査を開始する。結果、鐵太郎が風邪で寝込んでいたと証言しているのは冨貴江や祥たちだけであり、鐵太郎が理事長を務める学校へはメールで連絡がなされているだけであることが判明する。さらには、離れに便乗してリフォームが急遽とりおこなわれることとなったと明らかになるのだった。また、定例会議の終了直後、冨貴江は電話に出たのだが、鐵太郎からの電話に出ているはずにも関わらず、「あなたなの?」と言っていることも目撃されていた。

右京は、冨貴江らが共謀して殺人および死体遺棄を行っていると考え、離れの取り壊し、基礎部分の破壊を申し入れる。難色を示されるが、冠城に「右京さんがクビをかけると言っています」とその場の思いつきで発言し、結果、礼状をとりつけることに成功する。

ついに離れは破壊されるが、縄文式土器が飾られていたその建物、そして床下を破壊しても遺体は発見されなかった。右京は念書もかかされており、退職の危機を迎えていた。

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一

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