相棒 season17 第2話「ボディ 二重の罠」 あらすじ・ネタバレ・結末

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鬼束家の離れからは、遺体は発見されなかった。そのため、杉下右京は辞表を書くよう迫られる。杉下は、「残務整理がある」と言い、捜査継続の時間稼ぎをするのだが、そんな中、三上冨貴江は週刊誌『フォトス』の取材を受け、離れを破壊されたことについて語った。

結果、警視庁はマスコミから大バッシングを受けることとなる。杉下は、さらにプレッシャーをかけられるのだが、甲斐峯秋の「三上冨貴江が、鬼束鐵太郎の電話から着信を受けていた」と知らされ、鐵太郎の携帯電話に電話をかける。

つながったものの、慌てて鋼太郎は電源を落とし、携帯電話にもう繋がらなかった。冨貴江は、杉下の意図を汲み、遺体を竹林の土中から掘り返し、離れの基礎工事が再び行われる前に移し、携帯電話も一緒に埋めてしまおうと考える。

だが、それこそ杉下が仕掛けていたワナであり、基礎工事でコンクリートが流し込まれる前に、遺体を発見し、3人を遺体遺棄容疑で事情聴取することとなった。

冨貴江は、鑓鞍議員に連絡をとり、高級ホテルの一室に勾留されることとなった。ところが、鑓鞍は冨貴江に公安委員の辞職を迫るのだった。

そんな中、鋼太郎と祥は、「冨貴江が殺害した」と言い、冨貴江は愕然とする。冨貴江は、床に血痕と割れた土器があったため、「撲殺された」と主張するのだが、鋼太郎と祥は「鎮静剤を飲ませた後、窒息死させていた」と主張する。司法解剖の結果、窒息死と判明し、冨貴江は愕然とする。

屋敷の中で、祥が飼っていたアライグマが見当たらなかったことから、杉下は事件の真相へとたどりつくのだった。冨貴江、鋼太郎、祥の3人の前で、「あなたが殺しましたね」と祥に向かって言う。

祥は、鎮静剤で鐵太郎を眠らせた後、クッションを押し付けて窒息死させた。その様子を見た鋼太郎は止めに入ったのだが、すでに事切れていた。祥は、自由にお金が使えなかったことに不満を抱いていたのだった。

鋼太郎は祥に惚れており、祥を庇うことにした。だが、それでは冨貴江が告発しかねないため、自らが殺害したことにしたのだった。さらに、遺体が発見されても、冨貴江に罪を着せられるように、「撲殺」と偽装工作をすることとした。床に散らばった血痕は、アライグマの血液であった。真相が明らかとなるも、それでも鋼太郎は「自分がやった。祥は関係ない」と主張するのだった。

冨貴江がいる拘置所を訪れた甲斐は、「僕はしくじった人間に寛容になっている。再チャレンジを勧めるね」と言うのだった。

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一

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