鈴木大貴(中島裕翔)は、鈴木大輔と名を変えて、幸村・上杉法律事務所のアソシエイト弁護士として勤務を開始する。さっそく上司である甲斐正午(織田裕二)弁護士の指示で、鈴木はプロボノ(無料法律相談)を担当する。
その中で、鈴木は看護師の河瀬今日子から相談を受ける。彼女は、東都大学病院に勤務していたのだが、病院長に「愛人になれ」と言われ、断ると解雇されたのだという。再就職も妨害され、河瀬は困っていた。
鈴木は、院長を相手取って訴訟に踏み切ることを提案するが、甲斐はやめるように言う。勝ち目がないと判断していたのだが、相手が東都大の海部院長であると手のひらを返したかのように訴訟するよう指示するのだった。
海部院長は、日本医師会の会長選を控えており、スキャンダルを恐れて示談に応じると踏んでいたのだった。ところが、示談の話を進める中で、海部院長のスキャンダルが公になってしまう。河瀬の弟が情報をリークしてしまったのだった。
海部院長は、示談に応じず、裁判で「名誉を毀損された」と争う姿勢となる。そこで鈴木は、他にもセクハラ被害者がいないかを探し、結果、東都大で看護師をしていた財田里美に接触する。彼女は、海部院長の子供を二回中絶していた。
財田に証言をさせると言った上で、それでも裁判に踏み切ると言う海部院長に、甲斐は「訂正記事を書かせる。相手方の工作であるとにおわせれば、同情票も集まる」提案し、海部院長は検討すると言う。
甲斐は、鈴木に財田の監視を命じ、院長の顧問弁護士である館林が接触した時ように、ICレコーダーを渡すように支持する。だが、鈴木は悪友・谷元遊星(磯村勇斗)に勝手に部屋へと入られ、引っ越しをせざるを得なかったことや、祖母の介護施設入所も重なり、監視できなかった。
鈴木は裁判になっても敗訴すると確信し、甲斐に言われる前に事務所を辞めようとする。だが、甲斐は「この案件は最後までやりきれ。お前が下りたら、彼女はどうなる?」と言い、鈴木は再び動き出す。
結果、館林弁護士は財田に接触し、財田は買収されてしまうのだった。ところが、財田はその時の音声を残しており、ICレコーダー音源をもとに甲斐は交渉を行い、示談へと持ち込むのだった。
密かに甲斐は、財田夫婦の営む工場に、顧問弁護士を務める銀行へ融資するよう依頼していた。その銀行では、谷川部長が横領した上でホステスに貢いでおり、内通者・佐橋に貸しを作っていたのだった。佐橋は融資するよう手を回していた。
甲斐は、佐橋に「どうして融資をするよう依頼したんですか?」と訊かれ、「有望な若手には、投資は惜しまないもので」とつぶやくのだった。