甲斐正午(織田裕二)弁護士は、シニアパートナーに昇格する。そんな彼は、幸村チカ(鈴木保奈美)により、YURI綜合会計事務所所長の華村百合(石田ひかり)を紹介される。
百合は、同事務所の会計士・大河原忠(西村まさ彦)を「解雇」することを甲斐に依頼する。大河原は、会計士の資格がないにも関わらず、経歴を詐称して勤務し続けていたのだった。
大河原は、ずば抜けた記憶力があり、なおかつ経歴詐称という点から、鈴木大輔(中島裕翔)は同情する。甲斐は退職を迫るが、大輔は「一度、所長と話をしてみては」と促す。大河原は「不当解雇で訴える」と息巻くが、甲斐に「顧客から損害賠償請求をされる」と言われ、ついには退職を受け入れる。
だが、大輔は百合が「10年前、すでに無資格なことを掴んでいた」と気づく。なぜ10年も黙っていて、今のタイミングで解雇されたのか、疑問に思う。さらには、同様にいきなり解雇された香西かな江なる人物がいることが明らかとなる。
大輔は、YURI綜合会計事務所に忍び込み、資料を見て覚える。そこには、百合がペーパーカンパニーを作っては倒産させ、その中で顧客料を水増し請求していたことが明らかとなる。
幸村は、甲斐に「確実な物証を手に入れて」と命じる。大輔は、資料を読んで句読点の位置まで記憶しており、その資料をタイピングして再現する。さらには、大河原に「その資料は本物である」と証言させ、水増し請求の事実を百合に対して明らかにするのだった。
幸村は百合を許さず、「あなたを訴える」と迫る。百合はついに白旗を上げ、経協連の理事の座を下りる。結果、幸村はその理事の座に就くこととなったのだった。