桜庭グループとKJOグループの合併話
甲斐正午(織田裕二)弁護士は、ホテル経営をしている桜庭グループの社長に、KJOグループとの合併話について相談を受ける。桜庭はその合併話に乗り気だったが、KJOグループの顧問弁護士・聖澤は、桜庭の名前を残さないなど、厳しい条件を突きつける。
桜庭は、少々条件が悪くても合併をと考えていたが、甲斐はその条件を突っぱねる。鈴木大輔(中島裕翔)はそんな中、タイにあるKJOグループのホテルで、ストライキが起こったという情報を耳に入れる。
現地の社員に確認すると、アジアの統括マネージャーが横領をしており、そのことをKJOグループは明らかにしていなかった。その情報をもとに、甲斐は聖澤に対して新たな条件を飲ませることとした。
ところが、KJOグループのこうした合併話はフェイクであり、実際はTOB(敵対的買収)を仕掛けようとしていた。そこで甲斐は対抗措置をとるべく、KJOグループに対し、ホテルを売却する予定であると突きつける。聖澤は降参し、合併話に戻すことを約束し、さらに条件も飲むと言うのだった。
真琴と大輔
真琴は、司法試験に合格し、弁護士になることを目指していた。ところが、試験に弱く、失敗してしまっていた。真琴の父親(上記の聖澤弁護士)は、国際的に活躍する弁護士であり、真琴も父親の事務所で弁護士として働くことを目指していた。
真琴は、友人の弁護士・日奈子と話をする中で、日奈子が替え玉受験で合格したことを知る。その替え玉を行ったのが、大輔だった。
大輔は、替え玉を考える真琴に対し、「自分を信じた方がいい」などと説得する。だが、そのことで真琴は大輔が替え玉受験を請け負っていると気づき、大輔の前から急いで立ち去る。
聖澤と幸村・上杉法律事務所
幸村と上杉で経営していた事務所であったが、上杉は現在、「休職」扱いとなっていた。上杉は幸村を追い出そうと画策したものの、幸村がそれを阻止し、上杉は現在、事務所に顔を出すことはなかった。
上杉は、聖澤と親友であり、その上杉がいる事務所であるため、娘の真琴を預けたのだった。ところが、上杉がいなくなったため、「ウチにこないか」と真琴を誘う。
幸村は、甲斐に「私がこの事務所から居なくなっていたら、ここも変わっていたでしょうね」と言う。さらに、「そうだったら、甲斐、どうしていた?」と訊かれ、甲斐は「私も移籍していたでしょうね」と答えるのだった。