組対4課の源馬課長は、5課、そして特命係にも声をかけ、闇カジノの摘発に乗り出す。だが、たまたま定休日であったというカジノが存在していたため、杉下は源馬課長がネタ元をかばっていることを疑う。
そんな中、杉下は保安課の百田に声をかけられる。百田は、源馬の捜査に疑問を抱き、捜査を行っていたのだった。そこで杉下は、百田とともに源馬課長の内偵を進める。結果、源馬課長は闇カジノコンサルタント・和氣とつながっていることが判明する。
源馬課長が和氣から多額の現金を受け取り、武輝会の壊滅のため、捜査員に配る。その動きを察知した杉下は監察官に伝え、結果、源馬は退職を選ぶのだった。そんな中、和氣にも捜査の手がおよび、和氣は自ら死を選ぼうと、胸を拳銃で撃ち抜く。だが、和氣は一命を取りとめた。
源馬の退職で幕引きとなると思いきや、杉下はまだ納得していなかった。すでに源馬を退職に追い込んだことで、杉下は角田課長の助けも得られない状況であった。だが、その状況を先読みした冠城は、組対4課に掛け合い、さらには和氣の助けを得て、闇カジノを営業する柏木の店を摘発する。
柏木は百田のネタ元であり、百田は「必要悪だ」と主張するが、杉下は「悪は悪」であり、容認できないと言うのだった。
源馬課長は退職日、和氣との関係を明かす。源馬は、元妻が妊娠中に武輝会のチンピラに絡まれ、流産してしまい、結果離婚に至った。その後、源馬は和氣に出会う。和氣は父親を幼いころに武輝会の組員に殺害されていた。
源馬は和氣を息子のように可愛がり、2人で武輝会壊滅を誓ったのだという。そこで杉下は、「親が子を復讐に巻き込んでいいわけがない。それがあなたの一番の罪です」と断罪するのだった。
源馬課長は、和氣に「二度と会わない。お前も罪を償い、まっとうに生きろ」と伝えるのだった。
脚本:真野勝成
監督:橋本一