映画『バズ・ライトイヤー』で、なぜ2人のバズは異なる人生を歩むことになったのか?

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映画『バズ・ライトイヤー』では、ザーグの正体が「年老いたバズ自身」であると判明します。『トイ・ストーリー2』では、「バズの父親」とされていましたが、映画『バズ・ライトイヤー』では異なっています。

バズがテスト飛行を成功して帰還したところ、イジーに出会います。ですが、年老いたバズは、帰還して上官に「規律違反を犯した」として捕らえられそうになり、逃げ出しています。

では、この違いはどうして起こったのかと言いますと、次のようなことが起きたからであると考えられます。

年老いたバズ自身が変えた未来

ややこしくなってしまうので、年老いたバズについては「ザーグバズ」と次から記載することにします。ザーグバズは、上官に捕らえられそうになって逃げ出し、逃げた先で宇宙船を発見し、その技術を使ってタイムスリップを行って過去を変えようと試みます。

ただ、必要なエネルギーがなくなり、ザーグバズは最後のタイムスリップで、バズが帰還する少し前の時代にやってきます。

それで上官たちのいるエリアに侵入し、エネルギーを手に入れようと試みます。ですがバリアで阻まれ、上官たちはバリア内に籠城します。この結果、バズは上官に捕らえられることはありませんでした。

つまりは、ザーグバズが現れたことこそが「バズが捕らえられない」新たな未来を作り出した原因だったわけです。

バズの選択

ザーグバズは、ミッションを完遂し、過去を変えて仲間たちを故郷の星へと帰還させようと考えます。一方で、バズは「それではイジーたちがいなくなってしまう」と考え、ザーグバズが過去を変えようとすることを阻止しようとします。

これは、明らかにイジーたちと出会ったことでバズは「何がなんでもミッションを完遂させることが正しい」という考えを変えたからであると思います。

つまりは、ザーグバズが現れたことこそが「バズが捕らえられない」新たな未来を作り出した原因だったわけです。

スペースレンジャー

バズは第二の故郷でどうするかと言えば、やはり「スペースレンジャー」であり続けようとします。アリーシャの血を引くイジーと新たなパートナーとなったバズは、再びスペースレンジャーとして活動する道を選ぶわけです。

「なんとしてでも故郷に戻る」ということばかりが念頭にあったバズですが、イジーたちとともに過ごしたことでようやく「ここが故郷」となり、新たなミッションに気持ちを切り替えることができた、という結末になったというわけです。

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