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「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 第2話」あらすじ・ネタバレ

      2016/08/02

簡単なあらすじ

1) 盗難された冷凍車を警察は追跡していた。だが、犯人は空き地に冷凍車を放置して逃げる。冷凍車の近くには、冷凍された遺体が放置されていた。その遺体の身元は、霜川栄太・雄太兄弟と判明する。

2) さらに、Nシステムの解析により、霜川商店という冷凍施設のある店で、兄弟の父・幸三、幸三の娘・由美が冷凍遺体で発見される。比奈子は、東海林泰久(横山裕)とともに幸三が愛人に買ったという家を訪れ、犯人・ケンジと対峙する。

3) ケンジは、幸三が実の娘・由美に産ませた子供であった。以来、ケンジは霜川一家で非嫡出子として暮らしていた。ケンジは、幸三に「俺が死んだら、冷凍しろ。俺からは誰も逃れられない。…家族をみんな冷凍するんだ。そうすれば、お前を家族として認めてやる」と言い残して病死した。ケンジは、父・幸三の言葉どおりに兄弟を殺害し、冷凍したのだった。

4) ケンジは、母・由美に「子供として認めて欲しい」と頼んだが、由美は「産みたくて産んだわけじゃない。アイツに無理やり産まされたんだ」と拒絶した。ケンジは、由美を殺害して冷凍した。家族全員を冷凍し、時を止めた家族と暮らし、「家族」のあるべき姿を実現しようとしていたのだった。

5) だが、遺体は既に警察に発見され、「家族」と暮らすことが叶わないと知ると、ケンジは比奈子を冷凍し、新たな「家族」を作ろうと考える。比奈子に向けて液体窒素を噴出しようとするが、東海林に激しく殴打され、ケンジは逮捕された。

起:冷凍された遺体

盗難された冷凍車が、警察官に追跡されていた。犯人は冷凍車を乗り捨てて逃亡する。その現場には、凍った遺体が2体放置されており、発見した警察官は、その異様な遺体に腰を抜かす。

藤堂比奈子(波瑠)は、厚田巌夫(渡部篤郎)から早朝に冷凍遺体の事件で呼び出しを受ける。比奈子は、冷凍された遺体を前に「興味深い」とつぶやく。警察は、遺体の身元を割り出すため、Nシステムなど冷凍車の足取りを追跡する。

監察医・石上妙子(原田美枝子)の解剖の結果、両者は兄弟で、胸部・腹部を刺されて殺害され、冷凍・遺棄されたのだと報告する。

東京拘置所では、一人の死刑囚が変死した。石上は、「その死刑囚は、先日留置所で自ら殺害した被害者と同様の状況で、自殺していた」と明かす。比奈子は、拘置所へ向かう妙子に同行する。

承:家族の象徴

受刑者の面談をしているという中島保(林遣都)と再会し、比奈子は食事をしつつ大友翔の死について話す。中島は、「衝動のスイッチとなるものはあると思いますが、犯罪者の心理は一筋縄で解き明かせるものではありません」と言う。その上で、今回の冷凍遺体の件について「遺体をわざわざ椅子に座らせている。遺体に対する愛情が感じられる」と言うのだった。

Nシステムから、冷凍設備のある霜川商店という店が割り出される。冷凍庫内には、テーブルセットの椅子に座らされた男女の遺体が発見される。まるで「家族のだんらん」がそこに再現されているようだった。そして、冷凍庫内で発見された男性・霜川幸三の子供たちである栄太、雄太が、空き地で発見された兄弟であると判明する。そして、幸三の前に座っていたのは、長女・由美であった。

霜川家は、家族仲良く、商売を切り盛りしていた。だが、幸三が体を壊してしまってから家族関係が変わってしまったのだった。由美は、2週間前に失踪していた。由美の内縁の夫に話を訊くと、由美は「家族を持つのが怖い。ウチの家族はみんな狂ってるから」と言っていたのだという。

比奈子は、犯人が家族にいるのではないか、と考える。だが、家族は全員凍った遺体として発見されている、と東海林は指摘する。そんな中、比奈子は、中島から犯人像のプロファイリングについてのメールを受け取る。

石上の検死結果から、幸三は自然死、由美の遺体はスタンガンで眠らされた後、絞殺されて冷凍されていたことが判明する。さらに、由美、栄太、雄太は幸三に虐待されていたような痕が見つかっていた。石上は、「本当に冷えきった家族だったみたいね」と指摘する。

転:対峙

中島のプロファイリング結果では、「犯人は強く家族を求めています。凍らされた遺体、テーブルセットは、家族の象徴だったと考えられます。空き地に置かれた遺体も、遺棄したのではなく、警察から追われたために一時的に置いておいただけだったと思います。その動機の純粋さから、10代もしくは20代。霜川家に暮らしながら、家族と認められない非嫡出子の可能性が高い」と指摘されていた。

比奈子は、東海林の捜査に同行する。東海林は情報屋から、幸三が愛人に買ってやったという家を訪れる。幸三と愛人の間に、認知していない隠し子がいるのではないか、と東海林は考えていた。

比奈子と東海林は、家の内部に侵入する。比奈子は1階、東海林は2階を探索していた。そんな中、東海林は犯人にスタンガンで襲われる。比奈子は、冷凍された遺体を発見する。そんな比奈子に、犯人は背後から「警察の方ですよね?」と声を掛けられる。

犯人は、「出生届を出されずに育ちました…家族からは、ケンジと呼ばれています」と言う。比奈子は、「ケンジさん、あなたが霜川家の家族を殺したんですね?」と話しかける。ケンジは、幸三に「俺が死んだら、冷凍庫においておけ。そして、由美、栄太、雄太も。そうすれば、お前を認めてやる」と死ぬ前に言ったのだという。

雄太の作った借金のせいで、霜川商店は出ていかなければならなかった。そのため、ケンジは遺体を運んだのだという。「家族全員で暮らしていくため」とケンジは動機を語るが、比奈子は「ウソですね」と言う。

ケンジは、幸三が実の娘・由美に生ませた子供だった。だから出生届も提出されなかった。ケンジは、兄弟の遺体を先に運び、由美、幸三の3人だけで思い出を作りたかったのだった。

由美には、「姉さんではなく、お母さんなんでしょ」と言い、ケンジは息子として認めてもらおうと思った。だが、由美は「産みたくて産んだわけではない」と言い、認めようとしなかった。結果、ケンジは由美を殺害したのだった。

結:東海林の過去

ケンジは、比奈子に水をかけ、液体窒素で凍らせようとする。狂気に満ちた表情をするケンジに、比奈子は「その表情が見たかった」と言う。液体窒素を噴出させようとするケンジを、東海林は殴りつける。

東海林は、ケンジが気を失ってからも殴り続け、気が済んだ後に厚田へと報告する。厚田は、比奈子に「しばらく、東海林とは組むな」と言われる。比奈子は、東海林の腕の傷について訊く。厚田は、「アイツは妹が殺され、単独で犯人をみつけた。切りつけられながらも、犯人を半殺しにした。それが、アイツが出世コースから外れた理由だ」と言う。

比奈子は、中島にプロファイリングの礼を言う。中島は、笑顔の比奈子に「僕の前では、表情を作らなくてもいいですよ」と言う。そんな中島に、比奈子は持ち歩いているナイフを取り出し、「私のような人間は、いつか人を殺すんでしょうか…」とつぶやく。
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