簡単なあらすじ
1) 河野悦子(石原さとみ)は、人気ブロガーである主婦・亜季(ともさかりえ)の節約術ブログをまとめた書籍の校閲を任される。亜季の節約アイデアに興味を持ち、「この本は売れる!」と断言した悦子は、彼女のアイデアを実践して試してみたり、自分の節約アイデアを原稿に付箋で貼って教えたりする。
2) 亜季は、悦子の校閲した原稿を見ると、会ってみたいと言い出す。亜季と悦子は意気投合し、悦子はアイデア出しをさらに行う。そんな中、できあがった亜季の本の表紙に、誤植が発見される。悦子は落ち込み、校閲部総出で誤植の訂正を行うためのシールを貼る。
3) ミスを責めず、「私たちもどんなに気をつけていても、ミスしてしまう」と励ます同僚の優しさに触れ、悦子は励まされる。悦子は、亜季も参加するブロガーイベントで謝罪し、亜季は怒っていないどころか、壇上で出版社の社員に感謝の言葉を述べる。
4) 悦子は、一目ぼれした折原幸人(菅田将暉)に再会し、そこで校閲を担当した是永是之という作家のことを話す。是永是之は、幸人のペンネームだった。幸人は、自らが是永是之と明かさずに、モデルとして出演するファッションショーのチケットを悦子に渡すのだった。
詳細なあらすじ
河野悦子(石原さとみ)は、出版社・景凡社の女子社員とともに合コンをする。だが、街中で偶然出会ったイケメン・折原幸人(菅田将暉)に一目惚れした悦子は、参加した男子たちも「河童」にしか見えなかった。
幸人は、住んでいたアパートが取り壊されることになり、行き場所を失った彼は、悦子の高校の後輩でファッション誌の編集者・森尾登代子(本田翼)の家に居候させてもらうことになった。森尾は、幸人を専属モデルにすべく、自身の雑誌モデル経験を伝授する。
悦子は、人気ブロガーである主婦・亜季(ともさかりえ)の節約術ブログをまとめた書籍の校閲を任される。亜季の節約アイデアに興味を持ち、「この本は売れる!」と断言した悦子は、彼女のアイデアを実践して試してみたり、自分の節約アイデアを原稿に付箋で貼って教えたりもする。
そんな悦子の行為に対し、編集担当・貝塚八郎(青木崇高)は、「余計なことをするな」と注意する。だが、亜季はそんな彼女の校閲を面白いと思い、「会ってみたい」と言うのだった。悦子は、「私が彼女の本をベストセラーにしてみせる」と言い、悦子は亜季に会いに行く。
亜季と悦子は意気投合する。悦子はさらにアイデアを出し、亜季の本に内容を追加していく。それは、印刷スケジュールに影響が出る可能性があったり、ページ数が増えるということは出版社にとってコストが増えることになる、と貝塚は指摘するが、悦子は「内容をよりよくするため」と言って聞かない。
貝塚は、亜季が「河野さんの名前を、あとがきに書きたい」と言い出したことを悦子に告げる。悦子は喜ぶが、先輩社員・藤岩りおん(江口のりこ)は、「校閲は陰で支える存在で、作家に会ったり、あとがきに名前を掲載されて浮かれたりすべきではない」と言う。だが、悦子は「うらやましいんでしょ」と、聞く耳を持たない。
ついに、亜季の本が出来上がるが、重大なことが発覚する。表紙の「POCKET」の文字で、Cの字が抜けて「POKET」になってしまっていたのだった。悦子は、表紙の誤植に気づかなかった自分のミスに落ち込む。
茸原渚音(岸谷五朗)部長は、関係各所に自ら頭を下げる。ブロガーたちの集会イベントが開かれる予定であり、刷り直しをすることはできなかった。そのため、茸原は「シールで対応させてもらいます」と言う。
シール貼りの作業は、校閲部が担当することになった。5千冊もの本を前に、悦子は呆然とする。校閲部のメンバー総出でシール貼りを行い、その場にいた藤岩たちは「誰でもミスを見逃すことはある。だからこそ、あなたの今の気持ちが分かる」と言い、悦子を責めもせず、作業を行うのだった。悦子は、今まで「他人に関心がない」と思っていた同僚たちが、実は優しい思いやりのある人たちなのだと知るのだった。
貝塚もまた、作者・亜季に本を持参して謝罪に行く。亜季は本を手にして泣き出す。その様子を見て、貝塚はショックのあまり泣き出したと思う。
ブロガーイベントが開催され、悦子は会場に現れる。貝塚は、「イベントの挨拶前に、彼女に会いには行くな。動揺させたくない」と言う。だが、本を手にしてシールのことに気づいたイベント参加者の言葉を聞いた悦子は、たまらずに「私のせいなんです!私が誤字を見逃したせいで、シールで対応させていただきました」と謝罪する。
だが、亜季は壇上に現れ、出版社の社員に感謝をした上で、「1円でも節約しようとする私の本らしい」とシールのことについて話す。さらには、「私は、本を出すのが夢だったんです。本を手にして、嬉しくて泣いてしまいました」と、うれし泣きをしたのだと明かす。
悦子は後日、区民プールに泳ぎに行こうとするが、水着のレンタルなどはしていないことを知り、帰ろうとする。その帰り道、悦子は幸人と再会する。悦子は、そこで出版社・景凡社の校閲部に勤務しており、「是永是之」という作家の変わった作品を校閲していると明かす。幸人は、自らが是永是之であるとは明かさず、モデルとして出演するファッションショーのチケットを悦子に渡すのだった。
悦子は、是永是之のチェックから返ってきた、自らが校閲した原稿を受け取る。自分が指摘したところがほとんど直っていないことに、彼女は憤る。「リニアモーター牛」というイメージ図を悦子が描いて付箋で貼っておいたところ、是永是之は自分なりの「リニアモーター牛」の絵を描いて寄越すのだった。
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前話:ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 第1話」あらすじ・ネタバレ