「不倫警察」(世にも奇妙な物語 第520話)あらすじ・ネタバレ・結末

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芸能人、政治家などの不倫スキャンダルが続出し、日本政府は不倫取締法の制定、「不倫取締庁」を設立するに至った。結果、不倫通報者には表彰状と報奨金が与えられ、W不倫をした者には終身刑が言い渡されるなど、厳しい罰則が課されることとなった。

そんな中、葛木良男(唐沢寿明)は妻・陽子(紺野まひる)を愛し、平穏な生活を送っていた。ところが、同じ課の京野鈴香(筧美和子)をつい下心を持って見てしまいそうになり、必死でこらえる。さらには、鈴香がイスの上に乗って作業していたのを見て、イスを押さえようとするも、下着が見えそうになってしまう。

良男は、鈴香の誤解を解こうとLINEを送るが、妻へ送ったこともあり、間違いのLINEスタンプを送ってしまい、さらに誤解を深めてしまう。このようなことがあり、ついに良男は不倫取締庁の春田剛史(升毅)に逮捕されてしまう。

裁判にかけられた良男は、妻の証言で助けてもらえると思いきや、妻も不倫を疑い、ついに投獄されることになってしまう。護送車で刑務所へと送られる最中、良男はテロをもくろむ一団に仲間へ率いられる。

「不倫取締庁」とテロ犯たちは言うのだが、良男は「暴力では何も解決しない」と説得しようとする。さらにはテロ犯の仲間割れが起き、巻き込まれた良男は撃たれ、テロ犯たちのアジトに運ばれ、介抱される。

目を覚ますとかなりの時間が流れ、「失言」「SNS炎上」などさらに厳しい取り締まりが行われ、自由が制限される世界となっていた。そんな良男がふらつく足取りで歩いていると、そこには護送車に乗った妻の姿があった。

良男は必死で走り、回り込んで妻の乗った護送車を止めようとする。そこから降りてきたのは、良男をかつて逮捕した春田だった。ところが、春田も逮捕され、護送される最中だった。「車に乗せてくれ。俺も逃亡犯だ。だから逮捕してくれ」と良男は懇願するが、春田は「俺がそんなことをして、世間がなんて言うかな」と捨て台詞を吐いて護送車は走り去っていく。

荒廃した街で、良男は「世間なんてないじゃないか!」と叫ぶのだった。

世にも奇妙な物語’18春の特別編(2018年5月12日放送)
脚本:ブラジリィー・アン・山田

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